2007/4/5 卯月五日





先日の鹿島鉄道・くりはら田園鉄道を訪れる旅の終了をもって
私は4年間使った携帯電話を引退させる事にした。

携帯電話の料金制度だと、4年間も旧型機種を使い続ける事にあまり利点はないのだが
機種交換が億劫だったり、殆ど通話専用だったりといった理由から、長々と使い続けてきた。

しかし株式や外為の取引をはじめてからは、古い機種であるがゆえに旅行時の急な相場変動などに対応できず
携帯電話の本体代金を楽に越えるような額が消し飛んだ事が何度かあった。
そうでなくとも時代の流れによる機器の陳腐化は著しく、いよいよもって世代交代を決めたわけだ。


さて、旅の最中はともかくとして、それ以外の場合においては
正直私は携帯電話が無くてもそこまで困らない。
そのため私の携帯電話は、外出時も家に安置されていたり、
電源を切った状態で放置されていたりする事が多い。

が、その陰で迷惑を蒙っているのが私の周囲の面々。

私に電話しても出ない。出ないところか電源が切れていてかからない。
さらにメールしても返事が来ない、返事が来ないどころか送信できずに戻ってくる。
こんな状態が現実に起こっているわけだ。

私のことをよく知る人たちは、「ああ、またか」くらいで半ば諦めているわけだが
中途半端に私と親交はあるものの、私のこのいい加減な運用を知らない人は困惑しているようで
特にこの前、私にメールを送った写真部のある女の子は
「AAAさんにメールを送ったんですが全然返信ないんです、一体どうなっているんですか!」
と大分怒っているという話を聞いた。

 noct-氏が、「あいつはそれがいつもの事だ。あいつから返信を求めようとするのが間違っている」
とフォロー(になっているのか知らんが)してくれていたので事なきを得たが、
この先もずっと同じ方針を貫き続けるわけにもいかないだろう。

私がメールを返信しない理由は簡単。
そういう習性が無いから、の一言に尽きる。

私にとって電子メールは、一方向への通信という位置づけである。
つまり相手に対してこちらのメッセージを伝達できれば良く
それに対する早急なレスポンスを求めるものだとは思っていない。
もしレスポンスが必要なら、電話やメッセンジャー、チャット、モールス通信、直接会話など
応答性がある方法を用いればいいと考えている。


特に女の子からのメールに対しては、男性からのそれ以上に反応性が悪い。(と自分で書くのもなんだが)

さらには、たとえ何らかの理由でメールアドレスを聞いたとしても、
何かどうしても必要な用事がない限り、メールを送信する事はない。

私が何故こんな行動をとるのかといえば、
6月3日の日記の前段に出てきた湯浅氏などのように
「女の子が嫌がっているのにも関わらずに空気を読まずに暴走する」
事を回避するためなのだが、むしろここまで露骨にATフィールドを展開すると、
逆に失礼というか、嫌がられるとは思う。
が、それが頭では分かっていても、なかなか是正できない。

キモいとか、ウザいとか、そういった言葉を浴びるたびに増幅され
今では大抵の罵詈雑言なら軽く跳ね除けるレベルに成長したATフィールドが
そう簡単に消滅するわけはないのだ。


もう少し、プライベートでメールを使うようになれば、私のこの悪しき習性も直るとは思うのだが
前述のような理由で、こちらからメールを送るなんて持っての外なのよね。

何か論点がずれているような気がするが、ともかくそういうことだ。




今日の一枚(昔あった“今日の一言”風に。今後続くかどうかはわかりません)

白衣でダーツを楽しむ noct-氏。
ここは写真部なので、的は各種取り揃えております。
しかしなかなか標的に当たらないようです。BULLより小さい範囲を狙うのは難しいみたいですね。