平成十四年度八月期 航空通信士試験 気象

問1  液体から気体に変化する時に吸収する熱量はどれか。

  (1) 昇華熱
  (2) 凝結熱
  (3) 融解熱
  (4) 気化熱


問2  気温の日変化が最も小さい地域はどれか。

  (1) 海面。
  (2) 広大な耕作地。
  (3) 砂漠。
  (4) 都市部。


問3  平野部で霧が発生しやすい条件で誤りはどれか。

  (1) 気温と露点温度が近いこと。
  (2) 風が弱いこと。
  (3) 地面付近の大気が安定していること。
  (4) 日射しが強いこと。


問4  空気中の水蒸気が凝結を始める温度の名称で正しいものはどれか。

  (1) 露点温度
  (2) 絶対温度
  (3) 飽和温度
  (4) 相対温度


問5  ボイス・バロットの法則では正しいものはどれか。

  (1) 北半球で風を背にしたとき低気圧は左にある。
  (2) 北半球で風に向かって立ったとき低気圧は左にある。
  (3) 南半球で風を背にしたとき低気圧は左にある。
  (4) 北半球、南半球とも、風を背にしたとき低気圧は右にある。


問6  雲量が2/8のときMETARで示される記号で正しいものはどれか。

 
  (1) FEW
  (2) SCT
  (3) BKN
  (4) OVC


問7  冬季の日本にあらわれる代表的な気団はどれか。

  (1) 小笠原気団
  (2) オホーツク海気団
  (3) 赤道気団
  (4) シベリア気団


問8  層雲がもたらす気象現象はどれか。 

  (1) 視程が悪く、広範囲に連続的降雨がある。
  (2) 広範囲の雷電がある。
  (3) 視程は良好で、局地的なしゅう雨がある。
  (4) 視程が悪く、擾乱がある。


問9  ある空港において巻雲、巻層雲、高層雲、乱層雲が順次観測された。今後、
    予想される気象現象で正しいものはどれか。

  (1) 高気圧の持続
  (2) 寒冷前線の接近
  (3) 気温の低下
  (4) 温暖前線の接近


問10  寒冷前線の通過後の一般的な気象現象で正しいものはどれか。

  (1) 雲量の増加
  (2) 気圧の降下
  (3) 気温の上昇
  (4) 風向の顕著な変化


問11  国際標準大気における対流圏内の気温減率で正しいものはどれか。

  (1) 1℃/100m
  (2) 2℃/100m
  (3) 1℃/1,000ft。
  (4) 2℃/1,000ft。


問12  空気の上下の流れによる熱の移動を何というか。

  (1) 伝導
  (2) 放射
  (3) 移流
  (4) 対流


問13  台風の強さは何によって決められるのか。

  (1) 中心気圧
  (2) 30kts以上の風速域の範囲
  (3) 中心付近の最大風速。
  (4) 雲域の範囲。


問14  フェーン現象について正しいものはどれか。

  (1) 山から吹き下ろしてくる温暖で乾燥した風
  (2) 山から吹き下ろしてくる寒冷で湿潤な風
  (3) 山を吹き上げて行く温暖で乾燥した風
  (4) 山を吹き上げて行く寒冷で乾燥した風


問15  山岳波に伴う雲で誤りはどれか。

  (1) ローター雲
  (2) 乱層雲
  (3) 笠雲
  (4) レンズ雲


問16  CAVOKの定義で誤りはどれか。

  (1) 視程が10km以上である。
  (2) 雲が5,000ft未満にないこと。
  (3) 地上風は30kts以下であること。
  (4) 重要な対流雲がないこと。


問17  METAR及びATIS情報における風向の通報として正しいものはどれか。

  (1) METARでは磁方位、ATISでも磁方位である。
  (2) METARでは磁方位、ATISでは真方位である。
  (3) METARでは真方位、ATISでは磁方位である。
  (4) METARでは真方位、ATISでも真方位である。


問18  METARで報じられる視程で正しいものはどれか。

  (1) 平均視程
  (2) 最大視程
  (3) 飛行視程
  (4) 卓越視程


問19  METARで「雷電」を示す記号で正しいものはどれか。

  (1) HZ
  (2) SH
  (3) TS
  (4) SA


問20  700hpa高層天気図に対応する高度で正しいものはどれか。

  (1) 約 3,000ft
  (2) 約 5,000ft
  (3) 約10,000ft
  (4) 約18,000ft



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