平成十三年度八月期 航空通信士試験 法規

問1  次のうち国土交通省令で定める航空保安無線施設に該当しないものを選べ。

  (1) 計器着陸用施設
  (2) 距離測定装置
  (3) 無指向性無線標識施設
  (4) 着陸誘導レーダー


問2  国土交通大臣の許可が必要なもので正しいものはどれか。

  (1) 航空機からの物件の投下
  (2) 航空機による物件の曳航
  (3) 航空運送事業の用に供する航空機の編隊飛行
  (4) 全ての空域でおこなう曲技飛行


問3  耐空証明は、用途、運用限界を指定して行われるが、その説明で正しいものはどれか。

  (1) 用途を指定する場合は、航空機の種類と運行形態を明らかにするものとし、運用限界は飛
      行規程の必要項目を指定する。
  (2) 用途は航空機の使用目的を明らかにするものとし、運用限界は耐空類別を指す。
  (3) 用途を指定する場合は、航空機の耐空類別を明らかにするものとし、運用限界は航空機の
      限界事項とする。
  (4) 用途は航空機の種類、等級及び型式を明らかにするものとし、運用限界は飛行規程の中の
      該当する章を指定する。


問4  飛行計画について正しいものはどれか。

  (1) VFRで飛行する場合は全て飛行計画を通報しなければならない。
  (2) VFRで飛行する場合は飛行計画を通報しなくてもよい。
  (3) 管制区又は管制圏以外の空域を飛行する場合は飛行計画は必要ない。
  (4) 場外離着陸場を離陸し、半径9km以内の範囲を飛行し、当該場外離着陸場に着陸する場
      合は飛行計画を通報しなくてもよい。


問5  進路権に関する記述で、誤りはどれか。

  (1) 正面又はこれに近い角度で接近する飛行機と、動力で推進している滑空機相互間にあって
      は、互いに進路を右に変えなければならない。
  (2) 前方に飛行中の航空機を他の航空機が追い越そうとする場合には、後者は前者の左側を飛
      行しなければならない。
  (3) 進路権を有する航空機は、その進路及び速度を維持しなければならない。
  (4) 飛行中の同順位の航空機相互間にあっては、他の航空機を右に見る航空機が進路を譲らな
      ければならない。


問6  航空機に装備する救急用具の点検期間で正しいものはどれか。

  (1) 落下傘   180日
  (2) 救命胴衣  180日
  (3) 非常信号灯 180日
  (4) 救急箱   180日


問7  高光度航空障害灯を1個以上設置しなければならない物件の高さで正しいものはどれか。

  (1) 250m以上
  (2) 200m以上
  (3) 150m以上
  (4) 100m以上


問8  航空機(滑空機を除く)に備え付ける書類について誤りはどれか。

  (1) 航空機登録証明書
  (2) 耐空証明書
  (3) 搭載用航空日誌
  (4) 発動機航空日誌


問9  飛行の進路が交叉するか又は近接する場合における航空機相互間の進路権の順位について、正
    しいものはどれか。

  (1) @滑空機、A回転翼航空機、B物件を曳航している航空機、C飛行船
  (2) @飛行船、A滑空機、B動力で推進している滑空機、C物件を曳航している飛行機
  (3) @滑空機、A物件を曳航している航空機、B飛行船、C動力で推進している滑空機
  (4) @滑空機、A飛行船、B回転翼航空機、C飛行機


問10  航空機の国籍記号について、正しいものはどれか。

  (1) 装飾体のローマ字の大文字JAで表示しなければならない。
  (2) 装飾体でないローマ字の小文字JAで表示しなければならない。
  (3) 装飾体のローマ字の小文字JAで表示しなければならない。
  (4) 装飾体でないローマ字の大文字JAで表示しなければならない。


問11  3,000m未満の高度で飛行する場合の有視界気象状態について、誤りはどれか。

  (1) 管制区又は管制圏を飛行する場合の飛行視程は5,000m以上である。
  (2) 管制区及び管制圏以外の空域を地上又は水面から300mを超える高度で飛行する場合の
      飛行視程は1,500m以上である。
  (3) 航空機からの垂直距離が上方に300m下方に150mの範囲に雲がないこと。
  (4) 航空機からの水平距離600m以内に雲がないこと。


問12  滑空機以外の航空機が曲技飛行を行うことができる高度は、当該航空機を中心として次のう
    ちどの高度か。

  (1) 半径300mの範囲内のもっとも高い障害物の上端から300m以上の高度
  (2) 半径400mの範囲内のもっとも高い障害物の上端から400m以上の高度
  (3) 半径500mの範囲内のもっとも高い障害物の上端から500m以上の高度
  (4) 半径600mの範囲内のもっとも高い障害物の上端から600m以上の高度


問13  航空業務にあたらないものはどれか。

  (1) 航空機に乗り組んで行うその操縦
  (2) 整備又は改造をした航空機について行う確認
  (3) 航空交通管制の実施
  (4) 航空機に乗り組んで行う無線設備の操作


問14  VFRで飛行する航空機の最低安全高度に関する記述で、正しいものはどれか。

  (1) 人又は家屋の密集している地域の上空にあっては、当該航空機を中心として水平距離
      300mの範囲の最も高い障害物の上端から300mの高度。
  (2) 人又は家屋の密集している地域の上空にあっては、当該航空機を中心として水平距離
      400mの範囲の最も高い障害物の上端から300mの高度。
  (3) 人又は家屋の密集している地域の上空にあっては、当該航空機を中心として水平距離
      500mの範囲の最も高い障害物の上端から300mの高度。
  (4) 人又は家屋の密集している地域の上空にあっては、当該航空機を中心として水平距離
      600mの範囲の最も高い障害物の上端から300mの高度。


問15  航空法で定める「粗暴な操縦」にあたらないものは次のうちどれか。

  (1) 運航上の必要がない低空飛行
  (2) 速度を変更する飛行
  (3) 高調音を発する飛行
  (4) 急降下飛行


問16  次の文章の空欄に入る言葉で正しい組み合わせは次のうちどれか。

     航空機の「ア」を行っている者(航空機の練習をし又は計器飛行等の練習をするためその操
     縦を行っている場合で、その練習を監督する者が同乗しているときは、その者)は、航空機
     の「イ」は、航空法第96条第1項の規定による国土交通大臣の指示に従っている航行で
     あるとないとにかかわらず、当該航空機外の物件を視認できない気象状態の下にある場合を
     除き、他の航空機その他の物件と「ウ」しないように見張りをしなければならない。

  (1)ア 練習  イ 飛行中  ウ 衝突
  (2)ア 練習  イ 飛行中  ウ 接触
  (3)ア 操縦  イ 航行中  ウ 接触
  (4)ア 操縦  イ 航行中  ウ 衝突


問17  航空機の登録についての説明で正しいものはどれか。

  (1) 新規登録とは登録を受けていない航空機の登録をいう。
  (2) 変更登録とは航空機の所有者の変更があった場合に行われる。
  (3) 移転登録は航空機の定置場を変更したときに行われる。
  (4) 外国の国籍を有する航空機は移転登録を行うことで日本の国籍を取得できる。


問18  航空通信士の資格を有する者の航空身体検査証明の有効期間で正しいものはどれか。

  (1) 6ヶ月
  (2) 1年
  (3) 14ヶ月
  (4) 2年


問19  航空従事者の資格で誤りはどれか。

  (1) 航空通信士
  (2) 三等航空運航整備士
  (3) 自家用操縦士
  (4) 二等航空士


問20  航空法で定める「夜間」とはどれか。

  (1) 日没前30分から日出後30分までの間
  (2) 日没から日出までの間
  (3) 日没後30分から日出前30分までの間
  (4) 日没後1時間から日出前1時間までの間



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