丙種製造試験問題 火薬類取締法令 ---------------------------------------------------------------------------------------------
問1 ある煙火火薬庫が,第1表に示すように,各保安物件に対してそれぞれの距離を   有しているとき,この火薬庫に煙火を貯蔵する場合の最大の貯蔵量はいくらか。   (1)〜(4)の中から選べ。    なお,煙火火薬庫の貯蔵量,保安物件の種類および保安距離の関係は,第2表の   とおりである。    第1表                 第2表
 保安物件

保 安 物 件
か ら の 距
離   
  メートル
 工場   1 0 0
 劇場   3 0 0
 教会   2 5 0
 変電所   1 0 5
 県道     7 0
 高圧電線      6 0
 競技場   2 2 0
 公園   1 5 0
 
貯蔵量保安物件の種類及び保安距離
 第 4 種
保安物件
 第 3 種
保安物件
 第 2 種
保安物件
 第 1 種
保安物件
トン(以下) メートル(以上) メートル(以上) メートル(以上) メートル(以上)
  5    5 0   1 0 5   1 5 0   2 1 0
  4    5 0    9 5   1 4 0   1 9 0
  3    4 5    8 5   1 3 0   1 7 0
  2    3 5    7 5   1 1 0   1 5 0
  1.7     3 5    7 0   1 1 0   1 4 0
  1.4     3 5    6 5   1 0 0   1 3 0
  1.1     3 0    6 0    9 0   1 2 0
  (1)1.7トン    (2)2トン    (3)3トン     (4)4トン 問2 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.黒色火薬,無煙火薬および煙火は火薬である。   ロ.銃用雷管,信号火せんおよび電気導火線は火工品である。   ハ.火薬類製造所内で火薬類の製造作業を行うために設けられた建築物のうち,爆    発の危険があるものを特に危険工室といい,発火の危険があるものを単に工室と    いう。   ニ.火薬類一時置場とは,製造の工程において火薬類を一時的に保管する場所をい    う。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問3 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.煙火の製造の業を営もうとする者は,製造所ごとに,都道府県知事の認可を受    けなければならない。   ロ.煙火の製造業者が,その営業の一部または全部を廃止したときは,遅滞なくそ    の旨を都道府県知事に届け出なければならない。   ハ.煙火の製造業者は,法令で定める技術上の基準に従って煙火を製造しなければ    ならない。   ニ.煙火の製造業者が,火薬類一時置場の照明設備の取替工事を行ったときは,そ    の旨を都道府県知事に届け出る必要はない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問4 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.煙火の製造業者が,その製造所において煙火を製造する目的で原料用火薬およ    び爆薬を輸入する場合は,都道府県知事の許可を必要としない。   ロ.煙火の製造業者が火薬類を輸入した場合は,遅滞なく火薬類輸入届を製造所を    管轄する都道府県知事に提出しなければならない。   ハ.煙火の製造業者が,その製造した火薬類をその製造所において販売する場合は,    都道府県知事の販売営業の許可を必要としない。   ニ.煙火の製造業者が,その製造所において煙火を製造する目的で原料用火薬およ    び爆薬を譲り受ける場合は,都道府県知事の譲受の許可を必要としない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問5 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.煙火火薬庫には貯蔵量に係わらず避雷装置を設けなければならない。   ロ.一級火薬庫には,煙火並びに煙火原料用火薬および爆薬を同時に貯蔵できる。   ハ.最大貯蔵量が2トン以下の煙火火薬庫の構造は,木造の平屋建とし,その周囲    は,土堤,簡易土堤または防爆壁で囲まなければならない。   ニ.煙火火薬庫には,がん具煙火,導火線および煙火原料用火薬を同時に貯蔵でき    る。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問6 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.煙火の製造業者は,災害の発生を防止するため,法令で定める事項について記    載した危害予防規程を定め,都道府県知事の許可を受けなければならない。これ    を変更するときも同様である。   ロ.都道府県知事は,災害の発生の防止のため必要があると認めるときは,当該煙    火製造業者の危害予防規程の変更を命ずることができる。   ハ.煙火の製造業者は,保安のために法令で定めるところにより定期自主検査計画    を定め,都道府県知事の認可を受けなければならない。これを変更するときも同    様である。   ニ.煙火の製造業者が行う定期自主検査は,年2回以上毎年定期に行い,繁忙期の    ある場合はその直前に1回は行わなければならない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問7 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.煙火の製造業者が,製造所の火薬類製造保安責任者若しくは火薬類製造副保安    責任者を選任したときは,その旨を都道府県知事に届け出なければならない。こ    れを解任したときも同様である。   ロ.1日300キログラム未満の煙火のみを製造する業者は,製造所ごとに火薬類    製造保安責任者を1人選任しなければならないが,代理者を選任する必要はない。   ハ.煙火の製造業者は,当該製造所において法令で定める従業者数が50人未満の    場合は,火薬類製造副保安責任者を選任する必要はない。   ニ.火薬類製造保安責任者の主な職務の一つは,保安検査を指揮し,および監督す    ることである。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問8 煙火の製造所における保安教育についての次の記述のうち,正しいものの組合せ   はどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.製造業者は,都道府県知事より認可を受けた保安教育計画を忠実に実行しなけ    ればならない。   ロ.製造業者が行う保安教育は,火薬類製造保安責任者以外の者に行わせてはなら    ない。   ハ.保安関係従業者に対する保安教育の一つは,当該製造所の製造方法の技術上の    基準の細目に関することである。   ニ.未熟練従業者に対する保安教育は,その者が一定期間当該製造作業に従事した    後に行わなければならない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問9 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.火薬類製造所においては,何人も,当該製造所の火薬類製造保安責任者の承諾    を得ないで,発火し易い物を携帯して火薬類の製造所に立ち入ってはならない。   ロ.煙火の引き玉の運搬作業は,18歳未満の者に行わせることができる。   ハ.煙火の製造業者は,帳簿を備え,火薬類の製造について法令で定める事項を記    載しなければならない。   ニ.煙火の製造業者は,その所有する火薬類が盜取されたときは,遅滞なくその旨    を警察官または海上保安官に届け出なければならない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ 問10 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。   イ.火薬類取締法は,火薬類の製造,販売,貯蔵,運搬,消費その他の取扱を規制    することにより,火薬類による災害を防止し,公共の安全を確保することを目的    とする。   ロ.火薬類の製造業者は,毎日製造した火薬類の種類ごとの数量について,毎月集    計した報告書を翌月に都道府県知事に提出しなければならない。   ハ.法令で定める数量以上の火薬類(がん具煙火を除く。)を他の物と混包して運    送する場合,都道府県公安委員会の許可を受けなければならない。   ニ.火薬類の所有者は,安定度試験の結果,法令で定める技術上の基準に適合しな    い火薬類があったときは,その火薬類を廃棄しなければならない。     (1)イ,ロ  (2)イ,ハ  (3)イ,ニ  (4)ロ,ハ  (5)ロ,ニ  (6)ハ,ニ
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