平成十五年度 火薬類取扱保安責任者試験 法令 甲乙共通

問1 火薬類取締法の目的についての次の記述のうち、正しいものはどれか。
  (1)〜(4)の中から選べ。

  イ.火薬類の製造,販売,貯蔵,運搬,消費その他の取扱を規制するこ
   とにより,火薬類による災害を防止し,公共の福祉の促進を図る。
  ロ.火薬類の製造,販売,貯蔵,運搬,消費その他の取扱を規制するこ
   とにより,火薬類の取引を適正化し,産業の発展を図る。
  ハ.火薬類の製造,販売,貯蔵,運搬,消費その他の取扱を規制するこ
   とにより,火薬類による災害を防止し,公共の安全を確保する。
  ニ.火薬類の製造,販売,貯蔵,運搬,消費その他の取扱を規制するこ
   とにより,火薬類による犯罪を防止し,社会の秩序を確保する。

    (1)イ    (2)ロ    (3)ハ    (4)ニ





問2 火薬類取締法上の火薬類の定義についての次の記述のうち,正しいものの
  組合せはどれか。 (1)〜(6)の中から選べ。

  イ.黒色火薬は火薬であるが,爆薬の用途に供せられるテトリルは爆薬
   である。
  ロ.ニトログリセリン及び無煙火薬は火薬である。
  ハ.経済産業大臣が告示で定める火薬150グラム以下の緊急保安炎筒は,
   がん具煙火である。
  ニ.導火線は火工品であるが,導爆線は爆薬である。

  (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問3 保安物件についての次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。
  (1)〜(6)の中から選べ。

  イ.市街地の家屋または村落の家屋に属するもの以外の家屋は,第三種
   保安物件である。
  ロ.鉄道は第三種保安物件であるが,国道は第四種保安物件である。
  ハ.保育所は第一種保安物件であるが,学校は第二種保安物件である。
  ニ.工場は第一種保安物件であるが,公園は第二種保安物件である。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問4 火薬庫の設置等の手続についての次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。
  (1)〜(6)の中から選べ。 

  イ.火薬庫の移転の工事をしようとするときは,都道府県知事の許可を
   受ける必要はない。
  ロ.火薬庫を設置しようとするときは,火薬庫設置等許可申請書に火薬
   庫工事設計明細書を添え,申請しようとする者の住所を管轄する都道
   府県知事に提出しなければならない。
  ハ.火薬庫内の暖房設備の取替えの工事をしようとするときは,都道府
   県知事の許可を受けなくてもよい。
  ニ.火薬庫設置等許可申請書に添付する火薬庫工事設計明細書には,火
   薬庫の位置,附近の状況,保安物件との距離並びに火薬庫の構造及び
   設備を記載しなければならない。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問5 発破に使用する火薬類の譲渡または譲受についての次の記述のうち,正しいもの
  はどれか。(1)〜(6)の中から選べ。

  イ.譲受許可証の有効期限は,2年以内で都道府県知事が当該譲受に必
   要であると認めて定めた期間である。
  ロ.火薬類の消費許可を受けた者が,残った火薬類を火薬類販売業者に
   譲り渡すときは,都道府県知事の譲渡の許可は必要としない。
  ハ.譲受許可証の交付を受けた者は,譲受をしないことになったときは,
   速やかに,当該譲受許可証を交付を受けた都道府県知事に返納する必
   要がある。
  ニ.譲受許可証の記載事項に変更を生じたときは,遅滞なく交付を受け
   た都道府県知事に届け出て,その書換を受ける必要がある。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問6 火薬類を貨物自動車により運搬する場合の次の記述のうち,正しいものの組合せ
  はどれか。(1)〜(6)の中から選べ。

  イ.運搬証明書の有効期限は,1年以内で都道府県公安委員会が当該運
   搬に必要であると認めて定めた期間である。
  ロ.爆薬と煙火は混載することができる。
  ハ.5キログラムを超える爆薬を運搬する車両は,火薬類を運搬中であ
   ることを明示するため,内閣府令で定める標識をつける必要がある。
  ニ.火薬類の運搬の届出を必要としない爆薬の数量は,薬量200キログ
   ラム以下である。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問7 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。

  イ.火薬または爆薬を1箇月に25キログラム以上消費する消費者は,帳
   簿を備え,火薬類の消費について経済産業省令で定める事項を記載し
   なければならない。
  ロ.火薬類取扱所には,帳簿を備え,責任者を定めて,火薬類の受払い
   及び消費残数量をその都度明確に記録させなければならない。
  ハ.火薬庫の所有者または占有者が備える帳簿の保存期間は,記載の日
   から1年である。
  ニ.火工所では,火薬類の受払い及び消費残数量をその都度明確に記録
   させる必要はない。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問8 火薬類の廃棄についての次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。
  (1)〜(6)の中から選べ。

  イ.ダイナマイトは,安全な水溶液とした後,多量の水中に流すことが
   できる。
  ロ.導火管付き雷管の雷管部は,焼却処理しなければならない。
  ハ.火薬類販売業者が所有する火薬類を廃棄しようとするときは,都道
   府県知事の許可を受けなければならない。
  ニ.燃焼により廃棄する場合は,風の少ない日を選び,かつ,点火に際
   しては風下から行い,焼却中はみだりに接近してはならない。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問9 保安教育についての次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。
  (1)〜(6)の中から選べ。

  イ.都道府県知事が保安教育計画を定めるべき者として指定した消費者
   以外の消費者であっても,その従業者に火薬類による災害の発生の防
   止に必要な教育を施す必要がある。
  ロ.都道府県知事が保安教育計画を定めるべき者として指定した消費者
   は,幹部従業者及び保安関係従業者に対してのみ保安教育を施せばよ
   い。
  ハ.都道府県知事が保安教育計画を定めるべき者として指定した消費者
   が従業者に対し施す保安教育は,火薬類取扱保安責任者以外の者に行
   わせてはならない。
  ニ.都道府県知事が保安教育計画を定めるべき者として指定した消費者
   は,保安教育計画を定め,都道府県知事の認可を受けなければならな
   い。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ





問10 次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか。(1)〜(6)の中から選べ。
  イ.火薬類の消費に係る保安に関して行うべき火薬類取扱保安責任者の
   職務の一つは,火薬類取扱副保安責任者の補佐区分その他火薬類の消
   費に係る保安計画等の作成を指導することである。
  ロ.火薬類取扱保安責任者の代理者の職務は,火薬類取扱保安責任者が
   行う職務について補佐することである。
  ハ.火薬類の貯蔵に係る保安に関して行うべき火薬類取扱保安責任者の
   職務の一つは,従業者の健康管理に留意することである。
  ニ.火薬類の貯蔵に係る保安に関して行うべき火薬類取扱保安責任者の
   職務の一つは,火薬類取締法第40条(喫煙等の制限)の規定に適合す
   るよう監督することである。

    (1)イ,ロ (2)イ,ハ (3)イ,ニ (4)ロ,ハ (5)ロ,ニ (6)ハ,ニ


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