2009/8/1 葉月一日




最近の記録用デバイスの容量の大きさは目を見張るばかりですねえ。
補助記憶の代表であるハードディスクドライブは、1TBを超えるものが普通になり1万円以下で買え、
デジカメ用メモリであるSDメモリやコンパクトフラッシュなども、32GBと言う大容量のものが1万円以下で買え
光ディスクも1枚25GBや50GBといったBlu-rayディスクが普及しているのですから。

つい5年前くらい前の2004年頃は、確か400GBのハードディスクが5万円くらいしましたよね。
1万円で買えるのと言えば、せいぜい60〜80GBくらいのものが精一杯。
デジカメ用メモリに関しては、やっとこさ1GBのSDメモリが出てきた頃だったと思います。2万円くらいで。
いまや1GBのSDメモリなんて500円くらいですから、
一昔前と比べて、ずいぶんデジカメを使うことについても、障壁が低くなったと思います。

ちなみにさらにその5年前なんて、ハードディスクは13GBが4万円くらいしましたし、
8MBのスマートメディアが6000円したんですよ。
きっと、今の人には信じてもらえないでしょうな。


とまあ、過去をさかのぼってみるのはこれくらいにしますが、
ともあれ5年もたてば、あっという間に記憶媒体と言うものは大容量していくわけです。
テラバイトのハードディスクとか、1枚で何万枚もの写真を保存できるSDメモリとかが
本当に必要なのかはちょっと疑問ではありますが。

ところが一方で全然、大容量化の恩恵に預かれないものもあります。
何かと言えば、レンタルサーバーやWebページ作成スペースなどの容量ですな。
これらのサービスは、時間が経過して記録媒体の大容量化が進んでも、なかなか使える容量が増えてくれません。
サービス提供者にもよりますが、無料Webページ作成スペースで50MB〜1GB程度でしょうか。
そしてこの数字、5年前と比べてもあまり変わらないのですよね。

とはいえ、Webに関しては、コンテンツ側のサイズがそこまで増大しているわけではないので
提供する容量をあまり大きくする必要がないと言えば、確かにそうですね。
もちろん高画質な写真や動画、高音質な音源などを掲載すれば話は別ですが、
こういったものは回線のトラフィックを同時に消費するため、
あまりサービス提供者からしてみれば、置いてほしくないものです。
となれば、そういったものをアップロードされるのを防ぐために、
わざと、あまり大きなスペースを提供しないようにしているのかもしれません。

とはいえ、様々な媒体が大容量化している以上、
それに付随してWebサービスの提供スペースも拡大していくべきだと思います。
ホームページの提供スペースが、今の時代に数百MBでは少なすぎる。



さて、私がどうしてこんな事を言い始めたかと言うと、答えは簡単です。

本日未明、ある一日分の日記が書きあがったので、
いつものようにHTML化し、Webに掲載しようとしました。
しかし、何故かうまくアップロードできません。どうしたというのでしょう?

調べてみると、いよいよ私が利用しているWebスペースの容量が限界を超えたみたい。
具体的にいえば、200MBの上限に達してしまったのですよ。

私のWebサイトを見ている人なら知っていると思うけど、
別にこのサイトでは、大容量のファイルを使っているわけでもないし、
ファイル置場のような利用をしているわけでもない。
しかし書きためてきた日記に掲載した写真が少しづつ積み重なり、本日ついに200MBを超えてしまったのです。

私のサイトに掲載している写真は、だいたい1枚あたりの容量が100KBくらいなので、
仮に画像だけで埋めたとしたら、2000枚くらい掲載してしまったということか。
良くもそんなに、いっぱい写真を掲載したもんだなあ。


と、自己満足に浸っている場合ではない。
何らかの対策をしないと、今後の日記更新ができなくなるし、
日記以外のコンテンツについても、新たに搭載する事ができなくなってしまう。
策を考えねば。


対策その1 画像が原因になっているので、掲載する画像のサイズを小さくする。

 それをやって、1枚の画像の容量を10KBくらいにとどめれば、
 おそらくかなりの容量を削減できるとは思う。
 しかし私としては、写真にはそれなりに力を入れたいので、あまり低画質な画像を掲載するのは不本意だし、
 過去の画像データを再圧縮するのは手間がかかるからやりたくない。


対策その2 古い方の日記を、画像もろともWeb上から削除する。

 これも、かなりの容量を削減できるとは思うが、私の日記は、自己記録として以外に、
 その時々の出来事の記録であったり、データベースとして使える内容があったりして、
 過去の日記の中にも後から見て活用できる内容があると自負しているので、あまり消したくないな。


対策その3 日記を自分のサーバーに移転する。

 以前、過去問題の容量オーバーに対処するため行った方法がこれ。
 自分でサーバーを動かせば、数十GBの程度までなら容量を確保でき、
 事実上、容量の制約を受けないページ作りが可能にはなる。
 しかし一方で、稼動状態を安定して確保できないと言うデメリットもある。
 事実、過去問題が見られないぞ、と言うメールをたまにいただくことがありますし。


対策その4 別のWebスペースに移転する。

 容量の上限が200MBより大きいWebスペース提供サービスはそれなりにある。
 そちらに日記を移転してしまうという方法。
 実際、これは試してみた。1GBまで使える某大手レンタルサーバーに
 一部の日記を複製して、テストしてみた。
 しかしここで問題が生じる。
 私の日記は、一日分に何枚もの写真を掲載した内容が多いのだが、
 新たに移転した先のスペースでは、一度に画像が全てロードされず、何度も更新してやらなければならない。
 今までスムーズに全ての画像が読み込まれていたのに、それができなくなれば
 わざわざ何度もリロードしてまで写真を見てくれる人は間違いなく減るだろう。




5年と1か月前、死格をスタートさせた時には、200MBの容量制限に届くのはずっと先だと思っていた。
万一容量制限を超えるようなら、その時対処すればいいし、
対処しなくても時代の進化によって、使える容量が増えていると思っていた。

でも、その時がいくら遠いように見えても、いつかは必ずやってくるのよね。



今回の日記はテキストだけなので、何とか更新できましたが、
これ以降の日記は、容量オーバーによって掲載することができません。

だから、次に日記を更新した時は、容量問題を何らかの方法で解決できたと思ってください。