2009/5/7 皐月七日




5月の頭は毎年恒例、大学内で小さな写真展が行われる時期。
いや、毎年恒例と言っても、これが恒例になったのは2年前からなのだがね。

2年前、写真展が年2回しかないのは少ないのではないかという意見、
そして大学の写真部なのに、大学内で活動する機会が少ないから何とかできないか、という意見が出た結果
大学内の通路に写真を展示して、多くの学生に見てもらおうということで出来たのがこの学内展。

ただ2年前と去年は、部員全員が一人一枚の写真を出すと言うコンセプトだったのだが
今年は出さなくてもいい事になり、参加者が激減。
ここら辺の対応が、昔と今の違いを感じさせるが
ともあれ大学内でも結構人通りが多い通路に写真が張り出されるため、
それなりの数の人に写真を見てもらえる写真展であるのも事実。


ってことで搬入作業の様子。


パネルと支柱を運びこみます。


それができたら、写真を張っていきます。今回は一人1〜3枚。


こんな感じ?でも実はこの写真を張った人と撮った人は別人なのだ。


日差しが入る窓辺なので、だいぶ張る場所によって明暗がつきますね。


カラーの方もいらっしゃいます。


真横から撮ると何か面白い。こちらからだと二人とも見えますが、
実際はお互いの姿が見えていないわけですね。


まあ、だいたいこんな感じですかね。


作業終了。道具を持って撤収。




結局今回写真を出したのが十人強。
2年から4年の部員全体で3、40名くらい在籍している事を考えると、何かちょっと物足りない数字。





あ、ちなみに私も今回は写真、出しましたよ。今回は夜景の写真です。

このページの読者の方には、北海道外の人もいっぱいいると思うので、
展示した写真、Webでも公開しておきます。
でも、日記で同じような構図の写真は使用しているので、こちらの読者の方は既に見たものもあるかも。




見ての通り、おふざけなしのストレート。
2年前のようにわざと賛否両論の写真を出すようなことは今回はしない。


でも私の場合、その写真展の場所や客層、そして性質などに応じて、
展示する写真の作風や意図などを変えるようにしている。

では、なぜこの写真を学内展で持ってきたのか?
それは、この写真に私が付加したキャプションを見ればわかる。


ってことで、この写真には以下のような文章を付記した。



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たとえば夜景がきれいに撮れなくて困った経験、ありませんか?

展望台やタワーに上ると眼下に広がるきれいな夜景、せっかく来たのだからと
記念写真を撮ろうと思ったら、真っ暗で写らなかったり、ブレてしまったり、
フラッシュがタワーのガラス面に反射してしまったりして、きれいに撮れずに
がっかりしたことはありませんか?

でも実は少しだけ工夫すれば、誰でもそんなに苦労せず、
きれいな夜景の写真が撮れてしまうのです。

まだ入るサークルが決まっていなくて、自分もこんな写真を撮ってみたい、
と思った人がいたら写真部、入ってみませんか?

今まで写真をやったことがないと言う人でも、あっという間に上達できますよ。

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つまり学内展はあまり写真に詳しくない人がターゲット。
かつ、今の時期、まだ入るサークルを決めていない新入生も見ることから
展示する写真は、普段写真を見慣れている人でなくても綺麗に思え、
さらにあまり技巧的ではなく、あまり写真になじんでいない人でも
撮ってみたいなと思いそうな写真がベストだと私は考えた。

写真部に入ればこんな写真が撮れるんだ、って思ってくれたら
それがきっかけで入部してくれる人だって、いるかもしれないじゃないか。

実際、この写真は技術的には大したことはなく、コツさえ知っていれば誰だって撮れる写真だ。
(一般人が札幌から横浜や福岡に遠征できるか、という事はともかくね)
だから、写真部に入って、私やnoct-氏などからコツを教われば実際撮れる。虚偽広告ではない。


ついでに言えば、写真を見るのは新入生だけではなく、今いる部員もだ。
「AAAさんの写真見ました、私もああいう写真撮ってみたいです」
っていう尊敬の眼差しを浴びられるかもしれないし、
もしかしたら「今度撮り方教えてください」とか「一緒に撮影、連れて行ってくれませんか」と
話が展開するかもしれないじゃないか。

というのはほとんど冗談だが、出す写真はここまで考えて選ぶ、これがAAAクオリティ。



さて、明日からまた、新聞社の試験のために遠征だ。