2009/3/11 弥生十一日




AAAAAAAAAAです。皆さんこんにちは、お久しぶりです。

今日は皆さんに、お知らせがあります。


本日をもって正式に、私の留年が決まりました。
つまり、大学5年生になってしまうと言う事です。

もっとも卒業しない事は、自分の中では半年前から織り込み済なので、
別にサプライズでも何でもありませんがね。
むしろ何故か卒業できてしまっていたらサプライズでしたが、
もちろんそんな事はなく、きっちり少しだけ卒業単位を残しております。


ただ、高校の頃や大学入学の頃などは、全くこのような未来は想定していませんでしたね。
この程度の大学は4年で卒業できて当たり前で、余裕で卒業すると思っておりましたから。



にもかかわらず、予想に反して卒業延期の憂き目を見る羽目になってしまったのには、
やはりそれなりの理由があります。

まず前提としてあるのは「法学部」自体が私に合っていなかったこと。
もちろん私、法律の勉強は好きですよ。そうじゃなければ選択すらしませんからね。
ただし法学部は、私の当初望んでいた職業を目指せる道じゃなかった事と、
理工系の学問に全く触れない事が、自分にとっては大きな問題でした。

そのため、3年時後期の定期試験、つまり就職活動をすぐ後に控えた時期の試験で大失敗してしまい、
4年時まで単位を大量に残してしまう事になりました。

しかし大量と言っても、決して取り切れない量ではなく、それなりに力を入れれば卒業は可能でした。
過去に、それ以上にたくさんの単位を残していたのに、卒業していった諸先輩方はいらっしゃいましたからね。

しかしそのためには、卒業しようとする動機が必要です。
この会社に入りたい、という会社の採用内定をもらって、さあ後は卒業だけだ、となれば
やはりモチベーションは全然違うでしょう。

けれども私は、就職活動もあまりうまくいきませんでした。
法学部から技術職、これがどれだけ難しいことか、身をもって味わいました。
それでも一応、システムエンジニアとしての採用内定などを含め、5つの会社から内定はもらいました。


しかし私はその過程で疑問を覚えました。
技術者というのは、あくまで私が昔理科系に行きたかったから追っていただけではないだろうか?
今の自分の適正や能力を考えると、果たして適当なのだろうか?
高等数学や、技術についての専門教育を受けていない私がはたして通用するだろうか?
そしてそもそも、そんな私を技術職として採用しようとする会社は大丈夫なんだろうか?

それとともに湧いてきたのが、自分は新聞記者が合っているのではないかという自己分析です。
この職業なら、今までやってきた様々な分野の学習、そしてやってきた行動が全てが生かせる可能性がある。
そう思って、新聞社の秋採用を受けることにした次第です。


そして今から半年前の昨年9月、ターニングポイントが訪れました。
まず9月1日2日の写真部キャンプ。
9月2日に追試があったので、もし卒業を最優先に考えるなら、
私はこんなものに行っている場合ではありませんでした。
しかし計画に携わった結果、おそらく私が行かなければ計画自体が流れる事になった、
そして私自身も、どうしても行きたい理由があったのです。ここでは割愛しますがね。

とはいえ一番重要だったのは9月2日ではなく9月3日。
この日の追試を受ければ、まだ十分卒業は可能でした。
しかし・・・・・・9月2日のお昼頃、産経新聞社からメールが来ました。


   明日、面接を行いますから東京までお越しください。


そして私は考えられる全ての手段を尽くして戦いに挑みましたが・・・・・・結果は残念なものでした。




新卒至上主義の我が国では、就職先を確保せずに卒業するのはとても危険な事です。
となれば、卒業できるかどうかわからない状態で戦うくらいなら、
卒業しない事を確定させておいて、もう一度就職活動を戦う覚悟をもっておいた方がいい。

実際もし企業の内定を持った状態で今日を迎え、万一卒業できないなんて事があれば
企業にも迷惑だし、私自身、慌てて二度目の就職活動の準備をしても間に合いません。

実際私は、9月の段階で二度目の就職活動を確定させたおかげで
昨年よりもかなり速いペースで準備が進んでおります。



この判断をする時、私の友人などには色々と言われました。
「おまえは選びすぎだ」と。「内定5つも貰っておいて全部蹴るって何事よ」と。
確かに私の大学を基準に考えれば、そうかもしれません。

でも、私の今までの人生を鑑みると、ちょっと物足りないかな、と。


確かに今卒業して就職すれば、それなりの企業でそれなりの人生を送る事はできるでしょう。
でもね、その未来を選ぶにはちょっと未練が多すぎるんだよな。


新聞記者の採用試験を春採用から受けていないこと、公務員試験についても本気で戦っていないこと、
理系院が本当に無理か挑戦していないこと、そして学生時代に彼女ができなかったこと、などなど。

もし、このあと半年もしくは一年大学にいたら、
読売とか朝日とか日経のような新聞社の内定と、好きな女の子との楽しい思い出の両方を手に入れることができるかもしれない。
学歴をロンダリングして、子供の頃からの夢を追い続ける事も不可能ではないかもしれない。
でも、今就職してしまえば、その可能性は断たれる。

いまさら1年くらい遅れたって、どうってことはないのだから
だったら心から納得できる未来を追いかけたい、
結局のところそう思ったから、私に内定を出してくれた企業の人事担当者には申し訳ないけど
内定全て断わって、卒業もしないことに決めたのだ。


だから読者の方も、私の選択を生暖かく見守ってください。


ただ、ここまで突然景気が悪くなる事についてだけは想定外でしたけどね。
就活やり直しは果たして吉と出るか凶と出るか・・・・・・。