2007/8/7 葉月七日




ああ、受験票が見つからない。
日記でこの台詞を何度書いたことだろうか?


見つからないのは税理士試験の受験票だ。
私は普通の人と比べると非常に多くの受験票を取り扱うため、
受験票は常に一ヶ所に集めて管理しているのだが・・・・・・。

結局夜通し受験票の捜索を行ったが見つからず。




もっとも、受験票がきちんとあったとしても、今日の試験は受けに行かなかったかもしれない。
何故なら私の勉強量が、合格には程遠いものであったからである。

税理士試験は科目合格制度を採っているとはいえ、数ある国家資格の中でもかなり上の方に位置する試験だ。
生半可な学習量では太刀打ちできないのはわかっていたので、
私が他の資格試験に挑戦するときよりも早めに準備を開始し、挑む事にしたのだが、
それでも試験範囲を全て消化することはできなかった。

しかし私の経験則上、仮に敗戦が確定していても、
試験会場まで足を運び実際に試験を受けておくべきだと考える。

そうやって自分の実力の無さを目の当たりにし、悔しさを味わっておかないと
来年以降、もう一度挑戦するとき、同じミスを繰り返す可能性が高いからだ。
ということから、仮に科目合格できないとしても、私は試験会場に行って試験を受けてきたかった。

しかし、それすら行う事ができなかった。
財務諸表論とか、大学のテストに費やした時間の何十倍も勉強したのになぁ。



敵前逃亡から始まった結果、私が未だに攻略できていない試験の一番典型的な例が大学受験である。
現役時代は願書受理されずに受験すら出来ず、その1年後もやはり敵前逃亡を行った。
センター試験を5回受けている私だが、国公立大学の二次試験を受験したのはたった1度だけ、
もはやここまで来ると、何がやりたかったのかわからない事態になっている。

さらに試験とは違うが、恋心についても同様かもしれない。
100%の敗戦が織込済でも、終止符を打つのと打たないのでは、先の展望が違ってくるのだ。

戦わないで負けると言うのは、そのときだけ見れば無駄な時間を使わずに済んだり、
精神的な痛手を受けることなく時を経過させる事ができるが、
その弊害は後からジワジワと効いてくるのである。

よって、税理士試験においてこんな処理を行った事は、最悪の選択だったと言わざるを得ない。




しかし最悪の選択なのは、何も今回に限った事ではない。
最近、私の死格と資格試験に対する姿勢がどうもおかしいのだ。


例えば4月のテクニカルエンジニア(セキュリティ)試験、
午前問題は合格点に達していたのに午後Tは採点されず、
私は確かに午後Tを受験しているため、これはつまり受験番号の書き忘れを意味するわけだが
今までの死格人生を鑑みても、受験番号の書き忘れなどと言うくだらないミスはありえなかった。

さらにWebページを見てみると、数年前から全然内容が強化されていない。
私は理想と言う大風呂敷こそ広げはするが、それを実現するための努力に欠けるようだ。


『“死”格』の開設から数年が経過した。
当時18歳だった私も、もう22歳になってしまった。
時はどんどん流れていくが、私の理想はその流れる時に到底追いつけていない。
そのため、4年前はあまり感じなかった理想と現実のギャップが、どんどん拡大しているのだ。


これでは『“死”格』に来てくれる閲覧者の方々に対して申し訳ないし、
何よりもそのような現状を一番許せないのは自分である。

よって、この事態が解決するまで『“死”格』を一時閉鎖しようと思う。



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“死”格は数年前に製作して今に至るわけだが、少し過去の書き込みなどを漁ってみると 
数年前に私が描いていた理想と、現状の乖離が著しくなってきたのよね。 
未来予定図ではもっと資格取得者にとって役立つコンテンツを多数掲載し、過去問題を取り揃え 
ちょうど今頃は有名サイトにはなれなくとも、死格界の隙間をカバーできるような隠れた名サイトにしようと思っていた。 
でも現実には、作成予定の“ガス室”すら出来ていないし、死格情報も増やせず。 
サイトクローズは何をすれば理想が実現できるかはわかっていても、膨大な作業量をこなすいい方法が見つからずに 
結局ただ毎日が過ぎていくだけと言う事に自己嫌悪した結果なのだ。

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これは某所にサイト閉鎖の釈明として掲示したものである。
簡潔に纏めると、まあこんな感じになるのだが、
ここではもう少し具体的に書くことにしよう。



私が『“死”格』を閉鎖するに至った一番の理由、それは
「私自身が自分でこなせると思っているタスクの量と、私が実際にこなせるタスクの量が著しく乖離している」事だ。

つまり、私自身はある100の作業をこなせると思っているから、目標として100の作業を設定する。
しかし私が実際にこなせる作業量は30くらいであり、70の作業が未完了のまま残る事になる。
私自身による自分の過大評価だ。

そして残った70の作業を後から行おうにも、時間経過とともに新たな作業が生まれてくる。
そのため、未完了の作業がどんどん積み重なることはあれど、それが消化されることは永遠にない。



例えばこの日記についてもそうだ。
ミクロ的視点で言えば、私が最初に目標として設定した時間内に書き上げられた事が無い。
まさに今現在書いているこの文章もまた、予定時間内に書きたいことを書ききれていない。

このくらいの内容なら一時間で書き上げる、と最初に設定しても
頭の中で文章を考える時間、キーボードを叩く時間、画像を加工する時間、
こういったものが設定した時間内に収まる事は無く、ズルズルと後ろに引き摺り予定以上の時間を食いつぶす。

私が目標として設定した時間内にこなすのは、
毎分120字をコンスタントに叩き込めれば、理論的には可能かもしれない。
現に昔はこういう方法で、一切の推敲なしに日記を作成した事もある。
しかし、この方法を用いると、文章展開に矛盾が生じたり、きちんと前後関係が成り立たなくなったりして
とても読みにくい文章が出来上がってしまうのである。


日記更新頻度についても同じ事が言える。
理想としては、毎日とまでは行かなくても、隔日くらいのペースでは更新したい。
しかし現実には、そのペースで更新を行う事ができないようだ。
一時的には可能だった事もあるが、継続的にそれを実施する事は不可能なようだ。



日記以外のコンテンツについても同様だ。
何をすればサイトが充実し、何をすれば利用者が為になるかはわかっていても
それを実現するための作業量を用意できない。




このように、「自分が想定している事務処理能力」と「現実の事務処理能力」が乖離してしまった場合、
行える方法はいくつかある。

また日記を例にあげるが、現状を打破するための対処法としては

1,作業量を増やす
2,作業効率を上げる
3,一日の分量を減らす
4,更新頻度を下げる
5,そもそも更新を止める

が考えられる。

もっと頑張ればいい、もっと効率よく作業すればいい、何度も考えた。
でも、劇的に改善に向かうことはなかった。

是については結果的に、更新頻度が下がる事で対処されているが
私自身はこの状況に満足しているわけではない。




日記ばかり例に出しているが、ほかの事についても同様だ。
「“死”格」の他のコンテンツについても、私自身の学習についても、
きりが無いので省略するが、とにかくそれ以外の全てにおいて、
自分が出来ると思っている事と実際に出来た事に差がありすぎて途方に暮れている状態なのだ。


こうなってしまうと、最早何をやればいいのかわからない。
やりたい事、やるべき事、多すぎて何から手をつければいいのかわからない。
その結果何をすればいいのか迷ってばかりで、結局何も進まない。
その間にもすべき事はどんどん増えていくので、ますますこの状況が悪化する。


現在の私がこんな状況なので、せめて『“死”格』に費やす時間を削減できたら
少しはマシになるかな?と思ったので、サイトを封鎖することにした次第なのです。
少なくてもこうすれば、日記を更新できない事や、コンテンツを充実させられない事で苦しむ事は無いから。



この日記兼釈明文についても、かなりいい加減に書いた部分がある。
読み直してみると、論理展開がおかしい部分が多い。

でも、きちんと文章を組み立てようとすると、また作業時間が延びてしまい
苦しみのスパイラルを加速させてしまうのだ。

だから、何とかこの文章から、私の言いたい事を読み取って欲しい。傲慢かもしれないが。






普通の人が税理士試験を受けるときは、だいたいそれ一本に絞って受けるのに
私は他の試験の勉強もしつつ、税理士試験も勝負しようと考えた。
私がそれをできる優秀な人間では無いのは解っているのに。

そろそろ、捨てる物を選ばないとならない時期なのかもしれないな。