2007/8/6 葉月六日





家で休んでいると、y@5u5hi氏から電話がかかってきた。

y「レンズが壊れてしまったので修理したいのだが、ドライバーない?」

結局、ドライバー程度で直る故障では無かったので、修復は出来なかったのだが
私もちょうど、とある用事で新発寒へ行こうかと思っていたところだったので、
y@5u5hi氏が便乗する形になり、西方面へと行く事に。


再び合流する際に、

A「準備できた。“中央バス北行の『中の島』バス停”で待っていてくれ」

なんて言ってしまったが、実はその後良く考えると、
『中の島』バス停って、札幌市営交通南北線の中の島駅の傍にあるバス停ではなく、(こちらは中の島駅前)
ミュンヘン大橋の少し南辺りの豊平区側にあるバス停なのだ。

もっとも『中の島』バス停がある道路は南行の一方通行であり、北行のバスは走れない。
川の向こう側の北行のバス停は中央区にあり名前が変わってしまうので
“中央バス北行の『中の島』バス停”は存在しないのだ。

まあ、『中の島』バス停に止まるのは、空沼二股へ向かう便などごく僅かで、
殆どの人は存在すら知らないだろうから、問題になることは無いだろうがね。


何を言っているのかわからない方もいるだろうが、
y@5u5hi氏はこのレベルについて来れたので、豊平川幹線を南下しつつ
『中の島』バス停の現物を見た後、小林峠を通って西を目指す。


私が相変わらず燃料節減走行を行う、即ち峠道で減速登坂を行うため後ろに大行列が出来る。
しかし下りはブレーキを極力使わずに本気で走るから、後ろの車がすっかり怖がってしまった。
私は、合理的な行動をとっているだけなんだけどなぁ。ちなみに隣のy@5u5hi氏は呆れ顔。
(まあ、本当に燃料節約考えるならおそらく新川通を走るのが一番だろう)

そのまま西へ進みつつ、国道337号へ移動する。
特に意味は無いが、稲西高校に立ち寄ってみた。


ここは札幌で一番西にある高校である。

殆どの人がバス通学なのだろうか?バス停がいっぱい並んでいた。



y「さて、まだ例のミッションまでには時間があるな、どうする?」
A「だったら小樽に行っちゃおう、小樽なんてあっという間だ」


と言う事で、銭函の駅前を通り過ぎて小樽方面へと車を進める。
折角なので、私が一度探索してみたかった、張碓地区の高速道路の橋梁がある地点に車を止める。
そして暫く付近をうろつくと、高速道路より高い地点まで歩いて登れそうな道路を見つけた。


晴れればここから見る札樽自動車道と海のコラボレーションは綺麗だろうね。


ちょっと写真が斜めだが、国道が大きく迂回している様子を強調したかったので。
どうせなら高速道路より海側から、高速の橋梁と一緒に入れたいが、難しいな。

y「やはりここを越えないと小樽と言う感じがしないな」
A「確かに。行政区上は銭函も桂岡も小樽だけど。何でここが市境にならなかったのだろう?」

その後、再び小樽港町方面へ進み始める。


潮見台まで車を進めたが、何かこれではいつもどおり過ぎる。
A「ちょっといつも通らないようなルートを通ってもいいか?」
y「ん?一体どこにいくつもりだ」
A「山側。といっても望洋台トンネルまでは行かない山側。」

この道は通った事が無かったから、通ってみたいのであった。


桜にあるロータリーを通行し、西の方へ進むわけだが道が凄い。
傾斜16%の隘路が延々と続くのである。

傾斜16%と言えば、tanθ=0.16だから≒9.1°である。
こう考えるとそこまで大した事の無い角度に見える。
スキー場は傾斜20°以上とかザラだし。

しかし、実際に車に乗ってそこを通過しようとすると、前が全く見えないような坂を上っていくことになる。
下りではブレーキを話せばあっという間に加速してしまう。

まあ鉄道と比べると、急勾配で有名な碓氷峠ですら66.7‰(パーミルは千分率なので%に直すと6.7%になる)なので
そう考えるとやはり強烈な勾配なのだ。


途中、車を止めて脇道を撮影してみた。この道もかなりの下り急勾配なのだが
写真にしてしまうと高低差が伝わりにくいのが残念だ。


勾配がきつく走るのが大変な道ではあるが収穫もあった。
この角度から見下ろす小樽は、今まで見たことがなかった。


しかし、ここら辺は峠道ではなく、住宅街である。
と言う事はここら辺に住んでいる人はこのような隘路を毎日上り下りしていることになる。
夏はいいとしても、冬にこの角度の坂を走れるのだろうか?



さらに天神の浄水場や北照高校といった地点を経由しつつ、小樽の山の中を走り続ける。
小樽と言えば港町のイメージが強いが、山道を多く擁するのも小樽の姿なのだなと実感した。


そして結局塩谷まで来てしまった。


塩谷海岸。美しい湾になっている。ちょうど夕日の時刻だ。


ちょうどここら辺でキャンプを行っている人もいるようだ。夏だな。


そしてこの場所は、y@5u5hi氏にとっては記念すべき場所になった。
何故かは、一週間前の日記と見比べればわかるかも・・・・・・ね。


その後長橋、豊川町、そして小樽運河沿いを走りぬけ、高速道路へ突入する。
やはり、札樽間は高速道路を使うとあっという間だな。


一度、小樽大横断をやってみたいと思っていたが
本日小樽の山の中を走ってみて、一回の行程で大横断するのは難しい事が改めてわかった。

小樽の街はまだまだ広い。暇があればちょくちょく足を運んであちこち行ってみたい。





そして本日の主目的を達成するために、札幌西I.Cから新発寒の某所へと向かう。

新発寒の某所にてたこ焼き屋で働いている写真部の後輩が居るのだが
彼がまたいろいろと面白い人であり、y@5u5hi氏のお気に入りなのだ。
某所ではチュパカブラと呼ばれているので、ここでもその呼び方を踏襲させてもらおうか。

と言う事できちんと働いているか視察しに行くのであった。


車を止めてたこ焼き屋に接近する。

A「たこ焼き2セットお願いね」

チュパカブラは、不意に知り合いが来た事に驚いたようだ。
私はそういうことを冗談では言わないし、行くと言ったら本当に行くのだ(何

「あ、代金払わなくていいっすよ」
と気を使うチュパ氏。しかしここで代金を払わないと、客じゃなくなってしまうからな。


すると周囲にいた人たち、おそらくバイト先の仲間だろうが、彼らから
「えー、結局代金取るのかよ〜」
とからかわれていた。バイト先でも立ち位置は替わらない模様。


その後y@5u5hi氏と、たこ焼きを食べながらチュパカブラを観察。

A「ありがとう、また来る。」
y「美味しかった。また来ます。」

いやあ、人のバイト先を訪問するのって楽しいなぁ(何

向こうは嫌な先輩だと思っているだろうな。でも諦めてね、こういう性分なもので。



夏休みの間、暇があれば(なくても)他の方々がアルバイトしている先にも訪問してみるか。