2007/5/19 皐月十九日




17時15分、大通駅南北線南側改札口付近、いわゆる「ヒロシ前」にてにて遠藤商店と待ち合わせ。
これから、UNIQROを皮切りに何店かの衣料品店を回る事になっている。

何故こんな話になったのかと言えば、私が少し前までUNIQROの従業員であった遠藤商店に対して
「服飾について全く良くわからないし、何を選んでいいかわからないから、選ぶの手伝ってくれないか?」
と頼んだら、意外と簡単にいいよとの返事があったため、このような機会が実現したわけだ。



私はファッションに対して驚くほど無頓着だが、その状態を放置してかまわないと思っているわけではない。
ただ、無頓着であるがゆえに、無頓着を脱出する為には何をすればいいのか全くわからないのだ。
「わからないところがあれば教えるのでわからないところを言ってください」と言ったら
「わからないところが(多すぎて)わかりません」と言うような状態だ。
当然この様な状態では興味関心も沸くわけが無く、負のスパイラルが続く。
だから遠藤商店に、平衡状態を打開する助力を願ったわけだ。


ただ、私は過去にも2回ほど同様の試みを行ったことがある。しかし、残念ながらものの見事に失敗した。

考えられる理由はいくつかあるが、第一にそうしたいと願う強い動機が無いこと、
利便性を重視する私の方針とかちあってしまった事、
購入の際は人の力を借りられたので何とかなったものの、
維持管理するだけの知識と技能が私に存在していなかったこと等が挙げられる。


そうしたいと願う強い動機の存在があれば一番簡単なのだが、
残念ながらそういった原動力を生み出させるような存在は周囲に無く、
また、これを意図的に創り出す事も困難である。


となればその他の阻害要因を除却するのが一番手っ取り早いだろう。
最初に利便性との競合だが、これは「実用性」と「ファッション性」を両立する事が出来れば何ら問題ないわけだ。
ただ、私にとっての実用性を実現すると言うのは、それが即ちファッション性を低下させる。

例 ポケットにニッケル水素電池を山ほど入れる
  積み替えの手間を省くため、鞄には大量に物を積めた状態で常用する など

さて、こういった細かなことから少しずつ改善していかないとならないなあ。




17時10分、待ち合わせ場所にて合流する。
誰か他にも人を連れてきているかな?と思ったが、遠藤商店1人だった。

さて、ポールタウン(地下街)を通って目的地まで移動するわけだが、
考えてみれば、地下街を女の子と2人で歩くとか、未だかつてこれまでの私の人生においてあっただろうか?
いや、無いな。本当に記憶を辿ってみても、そういうケースが見つからない。

だから、何か途轍もない違和感がある。
普通に考えると遠藤商店の方が、私のようなキモヲタと一緒に歩くのを嫌がりそうなものだが、
遠藤商店が普段どおりなのに対し、私のほうが逆に気後れしている始末だ。
もちろん特別な感情を抱いているわけではないが、
ただこれだけの事でもドギマギしてしまうのが悲しい喪男の習性だ。


まあそんなことはどうでもいいとして、最初にUNIQROへと向かう。
正直私は、衣料品店に並ぶ品物の良し悪しなど全く判断できないし、
公開されたスペックで比較する事もできないので、服を選ぶと言う行為は一種の『苦痛』とも言える。
いや、正確には選ぶこと自体が苦痛なのではなく、チョイスした結果が何の影響も及ぼさないのに
それでも何かを選ばないとならないという状態が苦痛なのだ。

これが例えば電子機器類などであれば話は単純で、
自分の予算と求めるスペックを突き合わせて、均衡した点で決断すればいいのだが
種類が星の数ほどあり、性能が数値化できない衣料品においてはもうお手上げである。
だから私は、そういった面倒を避ける為にこの問題に目を瞑りたがる。


さて、遠藤商店も私のこういった怠慢を知ってか知らずか
そこまで無理しなくても何とかなるような組合せをチョイスしてくれる為、
今度こそ3度目の正直となりそうな予感がする。何となくだけど。
また購入する場所がUNIQROのようなお手ごろ価格のお店なので、
少ない予算でも複数点の購入が可能である点も以前との違いだ。

もっとも今回は靴や鞄、眼鏡などといった分野までは手が届かなかった。
次回があるかどうか知らないが、もし可能であるならば、今後はこちらにも着手したいと思う。


遠藤商店のサポートを受け、お買い物を済ませた私は
既に始まっているtiger氏主催の趣旨が良くわからない飲み会に合流する事にする。
遠藤商店もこれに参加する予定だった為、そのまま一緒に合流したわけだが
tiger氏、トーダ氏共に怪訝な反応をする。君達、何が言いたいのかな?


飲み会では、終始新入部員の舞さんがtiger氏を始めとした男性人に持て囃されていた。
特にtiger氏は彼女がいるのにも関わらず、ちょっとやり過ぎでは?と思われるくらい積極的に舞さんと話していた。
途中からtiger氏の彼女であるエミさんが合流し、そのような事態は収束に向かうかと思われたが
相変わらず状態は継続したため、堪えかねたエミさんが遂に怒り、tiger氏に物を投げた。
と言っても怪我しない程度の物だがな。その後彼らがどうなったのかは知らない。


さて、こちらは舞さんと談笑するたくま氏。いいのかな?フジカワさんに言いつけちゃうぞ(何



飲み会の内容など、わざわざここに書くまでもないので、終わるまでの間の時間を利用して
現在の市況について、アナリストのAAAAAAAAAA氏に分析してもらおうと思います。

それではAAAAAAAAAAさん、現在のマーケットについて概況をお願いします。

「現在のマーケットの状況ですが、やはり新しく上場された新銘柄[1219]に注目が集まっていますね。
 便宜上ここでは当該新規上場銘柄をYとしますが、Y社の現在のIR情報によりますと、
 財務状況も非常に優秀であり、将来的な展望が非常に明るい事が見込まれること、
 更にはこの企業が持つと思われるポテンシャルの割には
 PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)が低く、値ごろ感があることなどから、
 先物を中心に買い注文が集まっています。
  既存の人気株も、一部の個人投資家の間では根強い買いを集めていますが、
 やはり銀行、証券系の大口の買いが以前と比べて少なくなったことや
 投資信託の設定による当銘柄の組み込みが減少したことから、以前ほどの勢いはありませんね。
 少々出来高が減少しているのも気になるところですが、今後の展開に期待したいところです。
  また、個別銘柄について見ていきますと、[6122]が特別買い気配によるストップ高となっております。
 これは、当該企業より突如提出されました買収提案を受けての市場の判断によるものだと思われますが、
 [6122]につきましては、少々財務状況の健全性に難があると判断する投資家も多く、
 その株価の推移には注意が必要だと思います。
  また、市場全体を見ていきますと、ちょうどマーケットの流動性が下がる時期という事もあり、
 日経平均株価、TOPIX共に軟調に推移しております。
 ただ先の見通しについてはそれ程悲観的なものは少なく、
 これから夏を迎えるにつれてこれらの指数も上昇するのではないかと思われます」

今、AAAAAAAAAAさんの注目の銘柄はありますか?

「先ほど取り上げました[1219]については、
 私もこれからの行方について注意深く見守っていきたいと考えております。
 ただ、この銘柄につきましては既に多くの市場関係者が注目しており、
 先物価格が現物価格よりも一足早く上昇しているので、拙速な取引には注意が必要です。
 特にこの銘柄はファンド勢の影響が大きいため、これらの動向には要注意ですね。
  さらに短期的に見ますと、現在の状況は少々過熱気味の様な気もします。
 上場されて以来週足では毎週陽線をつけていることですし、
 テクニカル的にはそろそろ調整局面の可能性もありますね。 
 もっとも長期的には成長が見込める優良株なので、押し目を買う戦略で問題ないと思います。
  また人気銘柄の陰に隠れて目立たない銘柄にも、地味ながら好業績を残している企業が散見されます。
 私としては、市場の注目が一点に集中している時だからこそ、
 そのような銘柄に着目してみるのも面白いと思いますよ。」

AAAAAAAAAAさんが狙っている銘柄とかはありますか?

「それはちょっとここでは言えませんね(何)。ここで公開するといろいろ問題があるでしょ。
 ただ、上場銘柄の数は山ほどあるわけですし、昔から卵を一つの皿に盛るなと言う格言もあるように
 あまり一つの銘柄に惚れ込むと周囲が見えなくなってしまいますから
 つねに色々な可能性を考慮し、様々なリスクを勘案して取引するように心がけるべきですね。」




読み返してみると、一般人にはもはやわけわからぬ内容だな。
でも、意味がわかる人にはなんとなく意味がわかるはずだ。


noct-氏から後光が差しています。


ここら辺がきりが良いので今日の分はここでおしまい。
このグダグダな流れは翌日に続く。日記も翌日分に継承される・・・・・・はず。