2007/5/16 皐月十六日




本日、皐月16日は北海学園大学創立記念日である。
創立記念日は全講義がお休みになるため、サークルなどでは
この日にあわせて、新入生歓迎会などのイベントを実施しているところも多い。

そう、写真部でも新入生にモノクロフィルムでの撮影を体験させる事などを目的に
例年この日は撮影会を行っている。


今回、撮影会の舞台はモエレ沼公園である。
前回までの豊平川河川敷は、あまり撮影する物がなく、不評の声があったため
今年は色々撮影する物があるモエレ沼公園で行おうと言う事になったのである。

とはいっても、撮影会と言う名に相応しいほどの撮影をする人は殆ど無く
実質焼肉をやって親睦を深めると言う目的も強い。
それを勘案すると、近隣に「サッポロさとらんど」があるモエレ沼公園が妥当であると言う結論に至ったのだ。


ロケーションとしては、モエレ沼公園は遜色ない場所である。
しかし、今回問題になったのは輸送に関してである。

モエレ沼公園は軌道系交通のみでのアクセスは不可能であり、
バスセンター、環状通東、北34条、新道東、麻生、栄町、あいの里教育大のいずれかの駅より
バスで移動しなければならない。(ここでは豊畑バス停も、モエレ沼公園のアクセスバス停と考えています)

私にとってはそれらのバスを乗り継ぐ事など赤子の手を捻るより容易い事なのだが
私以外にバスに精通した人間が少なく、(と言うか私が特殊なのだが)
沢山の新入生をきちんと輸送できるかわからないという事であった。


そのため、今回行ったのは、栄町駅からのピストン輸送である。
既存生は北海学園大学からダイレクトにモエレ沼公園まで移動し、
新入生には栄町の駅まで地下鉄で来てもらい、
そこから自家用車数台でさとらんど、モエレ沼まで何度か往復して輸送するわけだ。


だが、この計画も中途半端な展開になる事になる。

まず、誰がどの車で移動するかがきちんと決められていないために、走行ルートがきちんと定まらない。
私も何故か、モエレ沼まで向かうのに、都心部の東2丁目を北上するルートを取る羽目になってしまった。

まあ、この程度ならまだいい。
栄町駅では新入生の統率が取れないし、誰が新入生なのかも不明瞭な状態、
さらに輸送力の計算もきちんと出来ていない。

算数の問題にしてみるとこんな感じだ。

------------------------------------------------------------------------------------------

あるところに車が4台ある。
4台のそれぞれの運転者を除いた最大搭乗可能人員は、3人、3人、6人、7人である。
14名を効率よく輸送する為には、どの組合せで車を利用するべきであろうか?

------------------------------------------------------------------------------------------

小学生低学年レベルの問題である。
もちろんこの問題の最適解は、3人、6人、7人の組合せで、
2人分の余剰が出る状態にする以外にはあり得ない。

しかし、何を考えているのかわからないが、この状態で
最大搭載可能人員3名の車2台を先行して出発させてしまうと言うおかしな事をする輩がいる。
さらにはまだ輸送が終わっていないのにも関わらず、
何故か全員移動し終わったと言う情報が流れる。情報の錯綜が甚だしい。

きちんと細部についての打ち合わせが事前に行われていないのが原因であろうが、
それならそれで運転の役務についていない誰かが、きちんと的確な運行指令を行うべきだ。

もしこの先、短距離ではなく長距離でこういった事を行うなら、計画の甘さは致命的になるぞぉ・・・・・・。


まあ大分予定より遅延したとはいえ、全員の輸送が完了した。
さて、ここから先は写真を中心にお伝えします。


私が栄町駅まで走っている間に、焼肉の準備は着々と進んでいた。

noct-氏の位置取りが面白いので何となく掲載。

みなさんが焼肉を食べている間も撮影しまくっている私である。
3度の飯より撮影大好き、とは言わないけど。


お食事も終了し、 さとらんど からモエレ沼公園へと移動する。
そして公園の中心付近にある山をみんなで登る。


写真では大して急な斜面には見えないが、登ると結構大変なのだ。

そして頂上へ。空がとても広い。

何となく後姿が良かったから使ってみた、それだけ。

ここから見下ろす札幌の景色、結構いいと思います。疲れるからあまり登る機会はありませんが。

頂上で集合写真を撮る様子を撮影。さあ、この中で何人が残るのかな。



そしてモエレ沼公園での撮影会は終了した。

さて、今度はここに来たときの逆回しを行わないとならないのだよな。
と言う事で、新入生を満載して地下鉄の駅まで走るのであった。

もう栄町駅との間を単純往復するのも飽きたので、ルートを変えて新道東駅へ。
ちなみにここで乗せた新入生は、何故か殆どあまり写真部にはいないタイプと言うか
馴染まないタイプの人たちばかりなのだ。多分こやつら、入部する事はないだろうな。
私が何か話しかけても反応しないし、正直ちょっと対応に困った。
まあ、営業車の運転していると思えばいいのだが、
あいの里公園駅にでも降ろしてやろうかと少し思った。


その後モエレ沼公園にすぐ戻り、少し間をおいて今度は既存のメンバーを輸送する。

トーダ氏とムラヤマ氏と直太郎が南東、y@5u5hi氏が南、私が配車の都合上西へ向かえば
ちょうど上手くバランスが取れるかなと思ったが、
実際は何故か札幌駅へと行きたがる人が多く、また輸送の不均衡が。

私はこの後別の業務が控えているし、都心部に車で突っ込むのは避けたかったので
都心方面行きは他の人に丸投げする事にした。
麻生で降りる人がいれば、丘珠空港通を西進しようと思ったが、
便乗したのが札幌市域より更に西を目指すツカサ氏だけだったので、雁来I.Cから高速道路に突入して一気に西へ。
他の人たちの車がチンタラ一般道を通って、ちょうど混雑する時間帯の札幌駅に向かっていることを考えると、
都心部を経由せずに高速道路を爆走できるというのはなんか優越感。
(高速料金自己負担だから別に大したことでは無いのだがな)

新川I.Cで贅沢な気分は終了し、発寒中央駅にてツカサ氏が離団。

ツカサ氏は「(定期券の範囲である)札幌駅より西ならどこでも良いですよ」との事だったのだが
こうやって言ってくれるとこちらは非常に楽なのでありがたい。
桑園、琴似、発寒中央・・・・・・と、こちらの選択肢が増えるわけで、
ルートを多面的に考える私にとっては助かる提示方法なのだ。


と言う事で私としては、他の皆さんにも常日頃から地図に親しんで欲しいな、と思う。
総合的に合理的なルートの分析を行うには、地図を習熟していないと難しい。


あか、しろ、きいろ と言うわけで、さとらんどに咲いていたチューリップですね。










新入生歓迎パーティが行われるのは都心部のホテルオークラ、車のままで突撃するのは困難なので
母親に車を託してから移動する。受け渡しに手間取ったため、ちょっと時間オーバーするも到着。

さて、新入生歓迎会の様子はこの様な感じだ。



クロサワ氏が頑張って撮影していたので、私は単焦点で遊んでいた。

去年と変わった事と言えば、参加者がネームプレートを着用することになったのと、
昨年よりも雰囲気がDQN的な流れに傾いている事だろうか?



しかし、私にとってはそんな事などどうでも良くなるくらいの出来事があった。

私はここの日記の中で常々、アルバム委員には女の子が必要だと言っていた。
男性だけの組織と言うのはあまり健全ではないと思うし、
せっかく写真を撮るのなら色々な切り口があった方がいいと思うし、
また、女の子がいた方が士気とかにも色々影響するじゃない、と
半分くらいは真剣に、半分はくらいはちょっと不純な動機で考えていた。

そして数日前、念願の新たにアルバム委員に入りたいと言う女の子が現れたのであった。
本日、練習というか仕事の雰囲気をつかんでもらうために、
この自治会の新入生歓迎会の会場に来てもらう手はずになっていたのだ。


さて、ここ数日、実際にアルバム委員に入りたいと言う女の子がいたと言う事により
ある種の期待感と共に、その期待が裏切られた時の懸念などを色々と考えていたわけだが
実際、本日会場で会ってみて話したり、ためしに撮影している様子を見たりした結果、
それら数々の不安は全て解消した。


・・・・・・エクセレント。


なんというか、育てるのがとても楽しみな人材ではある。
それ以上のコメントは、今のところは控える。未知数な事も多いしね。



撮影業務終了後、私とその子は方角が一緒だったので、一緒に帰る事に。
今までの撮影終了後の展開としては、無かったパターンだ。
と言うか、私の人生においても、無かったパターンだ。
こういうのに少しだけ憧れていたので、ちょっと嬉しい。

さて、途中すすきの界隈を歩いている時に会話の流れで、その子はこんな事を言っていた。
「私、他にボランティア活動もやってるんです」

なるほど・・・・・・ボランティアでしたか・・・・・・。