2007/5/14 皐月十四日





本日、少し前に申し込んでおいたクレジットカードが到着した。
VISAがついているカードと、MASTERがついているカードの計2枚。
2枚あわせて限度額は40万円、まあこれくらいあればまず問題ないだろう。

私は今日に至るまで、自分のクレジットカードと言う物を所持した事がなかった。

私はプリペイドカードこそ多用するものの、
先払い&現金主義でも十分であり、海外でも行かない限りはクレジットカードなんて必要ないだろう
という考えだったため、今まで申し込む事は無かった。 

しかし周囲の社会情勢の変化等により、私のこの考えは少しずつ時代に合わなくなってきた。
いや、国内においてはまだまだ現金主義でもどうにかなるのだが、
金券屋で金券を大量購入したり、各種割引を行使したりして涙ぐましい節約をしているのにも関わらず、
クレジットカードサービスのポイントや割引等の恩恵を一切享受する事ができない、
現金払いで購入するのが馬鹿らしくなってきたと言う事である。 

ある金額を現金で支払おうが、クレジットカードで支払おうが、見かけ上の支払額は一緒だ。
ただしクレジットカードで支払えば、カード会社のポイントが付与され、何らかの形で還元される。
さらにカード会社によっては直接割引になるところもあるようだ。

その還元率はせいぜい1%程度であり、そこまで大したことが無いと人によっては言うだろうが、
1%だって、積もり積もれば大きな数字になるというのが私の考え方なので、無碍に1%を捨てるのは好きじゃない。
むしろ、今までどうしてそれを知りつつ、クレジットカードのサービスを利用しなかったのだろうか、
私の性格を踏まえてあらためて考えてみると、非常に不思議な事である。 

どこのカードを作ればいいかを比較検討するのが億劫だった、というのもあるが・・・・・・。



私が、そのような考えを翻し、クレジットカードが無いと不便だなと思ったのは今年の4月1日、
エイプリルフールに翻弄されたあの出来事がきっかけである。

そう、青春18きっぷを使って松島から本八戸へと向かい、八戸港からフェリーで苫小牧港へと向かう、
くりはら&鹿島最終乗車旅行の最終日程の時の事である。

3セク化された東北本線ルートを回避するため、私は三陸海岸を北上するルートを選んだ。
途中、列車の遅れにより、無常にも気仙沼の駅で列車の接続が切られ、三陸鉄道線を経由するルートの選択は出来なくなった。
急遽手持ち資金で新幹線の切符を購入するが、資金の残りが心細くなった。

あの日は日曜日だったので、郵便局のATMは開いておらず、
十分な時間があった気仙沼においても、資金を引き出す事は出来なかった。

そして新幹線ワープを行い、八戸駅。ここで再び、列車の遅れが告げられた。
本八戸駅に着いた頃には既に八戸港行の最終バスは発車した後。
雨が降りしきる本八戸駅で立ち尽くす私の所持金は残り4千円と少々。

タクシーに乗ればフェリーには乗れず、フェリーの代金を残すにはタクシーに乗れず。
コンビニATMを使おうにも近くにコンビニは無い。


結局、裏技を使って何とか八戸の街外れに取り残される事態だけは避けたわけだが、
クレジットカード一枚あれば、こんな無駄な事で悩む必要はなかった。

よって、たとえ使わないにしても持っている必要はある。私はそのように考えたわけだ。


さて、よくクレジットカードにつきものなのが、
カードの使いすぎで支払が困難になり首が回らなくなると言うことだが、
全ての資金の移動を帳簿につけている私にとっては、
カードを使った瞬間に未払金(債務)の発生を帳簿に記載するわけであり、あまり関係ない。
むしろ支払までの期限の利益を享受する間に、僅かとはいえ預金金利まで受け取れると言う利点もあるので、
今までとは正反対のカード信者になるかもしれない。 



だが一つ大きな問題がある。 

カード申し込み時に入力した、カードの暗証番号を既に忘れてしまっているのだ。 

・・・・・・うん、やっぱり私にはクレジットカードは向かないかもしれん。
銀行のキャッシュカードの暗証番号は、20口座以上が全て異なる設定にしているのにも関わらず
きちんと把握しているのになあ・・・・・・。

とりあえず早急にお問い合わせしてみる事にしようか。


本日の写真より1枚

日立建機さんの重機達。来週の終わりごろにここで少しお世話になろうと思います。
(といっても働くわけではありません、悪しからず)