2007/4/21 卯月二十一日





本当ならば、こんな事は日記に書かない方がいいのかもしれない。
でも、私に書かない事は出来なかった・・・・・・。




我が写真部には様々な問題を起こす人が何人かいる。
そのうちの一人にS.R氏がいる。


S.Rの悪行(伏字にしたところが私の最後の良心)

・写真部入部早々、複数の他の新入生の女の子に対し、気持ちの悪い内容のメールを送りまくる。
・幹事を引き受けては仕事放棄、それを何度も繰り返した上、次の機会には何故か幹事をやりたがる
・リーダーズキャンプという、各部の代表者が参加するイベントの出席を引き受けておきながら直前キャンセル
・人の彼女にも関わらず、積極的に手を出そうとしてその彼氏に激怒される
・暗室指導を自ら引き受けておきながら、彼女(以下“ラピート”とする)が愚図ったため、下級生に丸投げして帰る
・暗室の先約者が居るのにも関わらずウォークインでやってきて暗室内でラピートと騒ぐ
・今年2月、夕張映画祭のイベントに部員を招集しておきながら本人は逃亡

大量にあって書ききれないのでこの辺に留めるが、問題を起こすたびにS.R氏への退部要求が各所から湧き上がった。
tiger氏がその度に庇ったため、今の今までは何とか彼も辞めずに済んできた。


そして今年3月、某氏がラピートにメールを送信したところ、
「ウザイから消えてください」と言った内容のメールを返信する。
S.Rはそれを謝罪するどころか、逆に某氏へ追い討ちを行う。

尚、ラピートも今まで数々の悪行を積み重ねている為、
先代部長であり、部への影響力が強いtiger氏が、ラピートに対する写真部への接近禁止命令を出す。

本当は、ラピートが素直に謝罪すれば済む話だとは思うのだが
S.R氏曰く「写真部の話をすると泣き出す」らしく、まともに話す事が不可能、
しかも「あいつが謝れる人間だと思うか?」などとS.R氏は逆に開き直るため、
これは止むを得ない処置だった。

tiger氏以外の多くの写真部員、特に女性部員達は
「S.R氏、ラピート諸共写真部から消えて欲しい」と言う欲求を出していたが、
S.R氏は写真部を辞めたくないと言う事、そしてtiger氏がS.R氏を擁護したため、
“ラピートを写真部の人間と関わらせない”事、そして“ラピートを写真部に近寄らせない事”を条件に
S.R氏に対する処分は行わない事で決着した。


が、この寛大な処置があったにも関わらず、またもや事件が起きた。
接近禁止命令を破って、ラピートが写真部部室を訪れた。


長い前ふりだったが、今回のお話はここから始まる。





本日未明、何故かtiger氏宅に集合した私とy@5u5hi氏、そしてtiger氏。
とある事案についての首脳会談を行うために集まったわけだが
その話の流れ上、その根源にはS.R氏とラピートが居り、
これを解決しない限り決着しないと言う結論が出る。

ということで、深夜2時にも関わらず、tiger氏はS.R氏に電話をかける。
こんな深夜に電話しても出ないんじゃないか?と思ったが、S.R氏は出た。


S.R氏 (以下S)「おう、どうしたー」
tiger氏 (以下T)「今お前一人?」
S「いや、ラピートと一緒にいるよー」
T「お前らいっつも一緒なんだな、10分の10で一緒だろ
  まあいいや、ちょっと話があるんだが」


(この日記の冒頭で述べたような事をtiger氏がS.R氏に説明します)


T「ということで、前におまえを許すときに、ラピートを部に近づけないようにしろ、って言ったよな?」
S「ああ、だからー?」
T「来たんだよ、ラピート。U部の女の子と話してたらしいじゃないか」
S「いや、そんなわけが無い。絶対にない」
T「だってお前、ラピートとその事話し合ってないんだろ?何で絶対無いと言い切れる?」
S「いや、絶対無いって」
T「noct-氏が来ているの見たって言ってるんだ。
  それともう一つ、ラピート、学内展出すって直太郎に連絡したそうじゃないか
  ラピートを写真部に近づけないって言う約束はどうなったのよ」
S「いや、ないない、絶対無い」
T「じゃあ、noct-氏と直太郎が嘘ついているって言うのか?」
S「そうじゃないけど・・・・・・」
T「ラピート、そこに居るんだろ?聞いてみろよ」
S「いや、今あいつ寝てる」


(さらに暫く無意味な押し問答が続くが、流石に絶対無いの論理を通すのは無理だと判断した模様)


S「で、ラピートは部室に行って何したの?」
T「U部の部室の前まで来て、U部の女の子と話していたって言ってるだろ」
S「え?マジで?じゃあ部室に入ってないんだからいいじゃん」
T「は?部室に入ったか入ってないかなんて関係ないの。部室まで来たって事は約束違反だろ?」
S「だってあいつが部室に行くか行かないかなんて、あいつの勝手だろ」


(S.R氏、事の本質が全く分かってない模様)


T「だから、ラピートが傍若無人の限りを尽くすから、今、T部の人間はあいつに対してブチぎれ寸前なの。
  でも、その件で集中砲火を浴びせたら一応ラピートが可哀想だからって、
  あいつを部室に近づけない事で解決する事にこの間決めたんでしょ?」
S「マジで?でもU部の女の子と話すくらいいいじゃん」
T「おまえ、意味分かってる?集中砲火受けて傷つくのはラピートの方だよ?
  だからラピートを部と隔離する事になったんだぞ?」
S「じゃあ、学内で会うかもしれないんだから一緒じゃん」
T「学内で最低限会うのと、部室まで意図的に来たやつと会うのは全然違うだろ」


(S.R氏の支離滅裂理論は傍から聞いているだけなら笑い話で済みますが、直接対峙すると非常に腹立たしいです)


T「この前の一件で本当は、ラピート共々お前にも辞めてもらおうという流れだったんだよ。
  でも、お前は写真部は辞めない、と言ったんだろ。
  だったらラピートがみんなに謝るか、お前が写真部にラピートを近づけないかしかないよ、
  と言ったけど、ラピートは謝れないんだろ?だったらこれ以外仕方ないだろ。」
S「だってあいつが謝るの、無理だってわかるだろ」
T「そもそもお前、彼氏としてちゃんとラピートに話しているのか?」
S「だってあいつ、話しようとしても泣くんだもん」
T「お前な、彼氏ならちゃんと彼女のやった事に責任持てよ!
  彼女とセックスだけやっといて、彼女がやった事は知りません、ってそんなのは通用しないよ」


電話外にて
y@5u5hi氏 (以下Y)「権利と義務は表裏一体、どちらかだけと言う事はできないわけだね」
AAAAAAAAAA(以下A)「まあ、快楽だけ享受したければ、金で買う関係にしろってこった」


T「とにかくさ、お前、ちゃんと責任は取れ。
  俺は辞めろとまでは言わないけど、とりあえず来週の新入生歓迎会だけは出席するな。
  これはお前の悪行に対してのペナルティだ。とりあえずほとぼりが冷めるのを待て」
S「いいのか?それでいいのか?」
T「ああ、だから新歓だけは出るな。その方がお前にとってもいいから」
S「いや、もう新入生歓迎会の出席確認した後だろ?俺が出なくなっても大丈夫なのか?」
T「・・・・・・(そんな甘いペナルティでいいのか?と言う意味だと思ったのに・・・・・・)」


(どうやら両者の話は一向にかみ合いません)


S「わかった、じゃあ辞めればいいんだろ?」
T「俺は辞めろとは言ってない。ただ、ラピートが今回来た事は明らかな約束違反だから
  その事についてけじめをつけろと言ってるんだ。
  けじめのつけ方は一つではない。例えばお前とラピートが他の部員に対してきちんと謝るのも方法の一つだし
  ちゃんとラピートと話をして、二度とこういうことが起こらない様にすると言うのも一つだ。
  あとはそれはお前が自分で考えて、行動しろ。」
S「何ですぐそうやって、大勢の力で俺達を悪者にしようとするんだ?」


(どうやら反省する気が無いのはラピートだけではないようです。
 そしてその後しばらく生産性の無い無限ループが続きます)


Y「もう止めろ、(俺の携帯電話代が)無駄だから。」
A「いっそ直接乗り込みません?ちょうどラピートもいるようだし」


(そして痺れを切らしたtiger氏からy@5u5hi氏電話が渡るが、結局無限ループ)


A「どうもS.R氏は理解力が乏しいようだから、選択肢を纏めてあげたらどう?
  1.ラピートと別れる
  2.写真部と袂を分かつ
  3.ラピートとは付き合い続け、写真部にも在籍し続けるが、
    ラピートが写真部と係わりを持たないように隔離。(ただしこの際の隔離は善良な管理者の注意義務レベル)
  4.今までの行為を反省し、ラピートと共に謝罪する
  これ以外、無いわけでしょう?」
T「俺もさっきからそれを言っているつもりなんだが、どうもわかってくれない」



Y「あ、切れた。通話が切れた」

どうやらS.R氏が電源を切ったようだ。
その後、コールバックしても、電波が届かないところにいるか・・・・・・のメッセージだけが空しく響いた。


Y「なるほど、これが彼からの回答だね」
A「哀れな・・・・・・せっかくtiger氏が防波堤になっているのに、内側から自らその防波堤を破壊するとは」
T「もうだめだな、お前らも以降S.R氏に甘い顔するなよ、毅然と対応しろよ」


最後にy@5u5hi氏は一通のメールを送った。
「土日の間に、写真部の会員証をメールボックスまで返却してください。
 また、部室においてある私物は全て持ち帰ってください」


故、金令木令頁人君、退路自己遮断決行。
不可的遡及且撤回発言、最早免罪不可也。
以降監視及自然発生的結果追認、是即彼消滅。


長い戦いは終わった。
何か問題を起こすたびにtiger氏が庇っていた為、何とか辞めずに在籍し続ける事ができたのに
皮肉にも最後はtiger氏の助け舟を悉く破壊してしまった。

T「思えば、最初に女の子にメールを送りまくって、他の部員から退部勧告が来たときに辞めさせておくべきだったかな?」
A「確かにそういった甘やかしが、今日の彼を形成したのかもしれませんね」



今後のS.R氏の行方がどうなるかは・・・・・・誰も知らない。