2007/4/20 卯月二十日





----------------------------------------オープン立直----------------------------------------

麻雀の役の一つであり、一飜役。ただし必ず同時に立直を伴うため、併せて二飜と考える事も。

立直は門前で聴牌した際に、千点を場に供託する事で行われ、
あと一手で上がれることを他のプレイヤーに宣告する意味を持つが、
オープン立直は、更に自分の待ちを他のプレイヤーに晒し
他者がその牌を振り込まないようにする効果がある。

よってオープン立直をかけた人は基本的に、自らのツモで上がり牌を引くか、
立直中であり自ら捨て牌を選択できない人から振り込まれるのを待つしかない。

尚、自らが立直していない状態で、オープン立直している人に振り込むと、役満となる。
上がり牌が読めない馬鹿による振り込み以外にも、裸単騎などで止むを得ずと言う事も稀にある。

----------------------------------------説明おしまい----------------------------------------

と言う事で、本日の日記は、麻雀を利用した比喩表現が多用されますので
麻雀のルールを知らない人は、正直読みづらいかもしれません。

とはいっても本日別に麻雀で遊んでいたわけではなく、あくまで例え話ですがね。



本日、とある事で写真部内の女性陣に糾弾を受ける事となった私、
別にセクハラ事件とか、そういったことをやったわけではない。

糾弾の理由は、具体的な政策そのものではなく、意思決定過程に存在する瑕疵だと言うのだが、
言っては悪いがその追求方法が論理だっておらず、
普通に対局したら、勝負はどうなるか大体目に見えてしまった。

普通に立直をかけたら、間違いなく相手は私の当たり牌を振り込むだろう。
この勝負が、真剣勝負ならば全く問題ないのだが、
私としては彼女らと対立したいわけではないし、こちらに正当性があると信じている戦いで
わざわざ相手を蹴散らす必要も無いと思ったので、
相手が振り込まないように、オープン立直をかける事にした。

しかしそこでオープン立直をかけた事に対して逆に不信感を持たれ、
それはフリテンだの、チョンボだから8000点払えだのと言う展開になってしまった。
(うん、我ながらわけの分からない例えだ。)


先にも書いたが、私は彼女らが戦いを仕掛けてこなければ、全く戦う気はなかったわけだし
さっさと向こうが諦めてくれれば戦いを続けるつもりは無いので
自分が親なら無聴牌で流局させ、そうでなければタンヤオのみ1000点で上がってさっさと終わらせたい。
でも、どうやら相手はそれを許してくれず、
勝つにしろ負けるにしろどうしても大差での決着を望んでいるようだ。

そんなに大差での決着を望むなら、
相手に気づかれないように国士無双十三面待ちや純正九蓮宝燈を仕込んでダブル役満を食らわせ、
完膚なきまで叩き潰してもいいのだが、それをやったらもう二度とそいつとは対戦する事はないだろう。
相手が全くの他人であり、一期一会の勝負ならばそれもまた手段かも知れないが、
もしその相手とこれからも仲良くやっていくつもりなら、やっちゃだめだ。


ただ困った事にこの対局は、私が勝っても得るものは無く、負ければ失う物は大きいのだ。
とはいっても、実力差があるので、普通に戦えば負けることは無いのだが
対局の結果をそれ以外に持ち込んでこられると言う可能性がある。

そしてオープン立直すれば文句を言われ、
かといって立直せずに上がっても文句を言われるだろうし、
聴牌した状態で流局させても文句を言われるだろう。

ならば、どうしろと言うのよ。
わざと相手の上がり牌を振り込んで負けろってか?
そんな事できるわけないだろう。

こちらは相手を論理的に打ち負かしても、和解を申し入れても、
一部譲歩しても、彼女らの用意した土俵に上がって戦ってやっても、
彼女達はおそらく満足しないだろう。何たることだ。


この様子を見ていたy@5u5hi氏に、こう言われた。
「お前、警官に言われただろ。女心を勉強しろ、って。
 理論的にはお前の方が正しくても、あえて負けてやらないとならないときもあるんだよ」

・・・・・・あのね、それが出来ているならば、長い事喪男で居続けられませんって。
そして、喪男だからこそ、それをやるわけにはいかない理由があります。

例えばですが、女性と交際する機会がある世間一般の男性ならば
自らの理論だけではなく、女性の事も立ててやる必要があるでしょう。
女性と交際する事により自らも何らかの利益を享受しているわけですから、
独り善がりの言い分だけで全てが完結しない事は私も分かっています。

だけど喪男である私にはそういった事による恩恵は皆無です。
卵が先か、鶏が先かは知りませんが、ともかく恩恵が皆無である以上、そちらの重みは零となります。


そういえば先月の債権回収においては、私の得意な理論戦及び法律戦を行わず、相手の言い分を延々と聞く事に徹した。
結果、無事(かどうかは不明だが)債権の回収を行う事ができたわけだが
私が自らの戦法を封じてまでそのような事を行う事ができたのは、
偏に現実の利益(この場合は債権回収達成)と主張を通す事を天秤にかけた際に、
前者を選ぶと言う明確な意思と理由があったからです。

本件をこれに当てはめてみると、重み付けが0の事を選ぶ理由がまるで無いため、
私が理論戦を自粛する理由がありませんね。
もっとも私の理論だって完璧なわけではないから、きちんと理論武装して
私を唸らせるロジックを考えればいいのですがね。



まあ、私にも甘さがあった。
最初から天和を積み込んでしまえば、こんな事は起こらなかったのだから。




最後は何故かmicroの写真で。