2007/3/11 弥生十一日





日曜日の今日は、卒業アルバムに掲載する写真を選ぶため、大学へと出かけた。
仙台での定期戦、大学祭、学生大会などの各種イベントの際に撮影した写真のうち
どの写真をアルバムに掲載するかどうかを決定する作業だ。


アルバム掲載写真の選定の様子。正直恐ろしい量だ。
私が撮った写真の一部は既にササキさんの元に渡っているためここには存在しないが、
もしそれがあったらさらに凄い事になっているだろう。


しかし何故、わざわざ日曜日に行うのか不思議だったが、
お昼を回った辺りで、何故かこの作業を一旦中止して、
部屋の中に照明器具やレフ板などを運び込んだ時点で謎は解けた。

どうやら今年就職活動する人たちが、プロ写真家であるササキさんに
本日証明写真を撮影してほしいと懇願したため、
どうせ大学に来るのなら、アルバムの編集作業も行おう、と言う事のようだ。


証明写真の撮影光景。
わざわざプロカメラマンが機材まで用意して、しかも何枚も撮ってくれるとは、ずいぶん贅沢な証明写真である。
写真館に頼んでも、こんな丁寧にはやってくれない事が多い。


証明写真を撮り終わった後は、再び写真の選別作業。
私とya5u5hi氏、noct-氏、クロサワ氏、たくま氏、さらにはその場に居合わせたチノ氏により
前回絞り込んだ(と言ってもまだ数百枚はある)写真の中から、
アルバムに掲載する写真を選ぶ・・・・・・筈なのだが
作業時間が経過するにつれ、だんだんみんな飽きてきたのか
参考用に置いてある昨年度以前のアルバムの中からかわいい女の子を探し始めたり、
私的な感情が先行して掲載する写真を決定したりと、だんだん横道に逸れてきた。



(以下、写真はイメージです。記事の内容と関係あるかどうか、あまり深く考えないでください)



チアリーダーの女の子がアップの写真数枚を見つつ

「やっぱチアはいいねぇ、ねえ、この子アルバムに載せようよ」
「ちょっと待て、チア多すぎないか?」
「いや、多すぎてもいいんだ。かわいい子がいっぱい載ってる方がアルバム売れる!」
「応援団とか吹奏楽団はどうする?」
「いや、そんなのはいいからチアだチア」
「東北学院の団長載せようぜ、絶対売り上げ上がるって」
「団長!団長!」
「チアはともかくとして、柔道とか空手とかそっちはどうする?」
「そんなの適当でいいって、コレとコレとコレ」
「写真選ぶのは、アルバム買う人たちがやればいいと思うが」
「それを言ったら見も蓋もないだろ」



昨年度以前のアルバムを見つつ

「ねえ、どの女の子がかわいいと思う?」
「うーん、これはどうかな?」
「何かそれなりの子はいるんだけど、これって言う際立った子がいないよね」
「この子、マクドナルドでバイトしてます、みたいな感じ」
「どういう基準だよ!」
「いや、適当」
「チアとかどう?」
「チアはやっぱりユニホーム着ていてこそのチアだよなー」
「正直、女子高生が写っていないからどうでもいい、興味ない」
「二次元も団長もいないアルバムなんて関係ありません」
「お前らは黙ってろ!お前らとは意見が合わん!」



さらに

「弓道とか茶道とか、結構和服の女の子っていいと思わない?」
「ああー、いいねえ和服」
「和服着るときに金髪とか茶髪の奴は死ねばいいのに」
「同感!その通り!第一日本人は黒髪のほうが似合う!」
「えー、いいじゃん別に髪染めていたって」
「何で大学入ると髪染める女の子が多いんだろうな、女子高生は黒が多いのにさ」
「だからお前は黙ってろって!」




こんな感じでアルバムの写真選定作業は順調に(?)進んでいった。
それぞれの名誉の為に、誰がどの発言をしたのかは伏せておく。勝手に推測してくれ。

しかもこの流れの後は、何故かnoct-氏の恋愛談義に。
私が二次元、二次元煽ったからかどうかは知らないが、
「いやいや、私だって人を好きになる事くらいあるんですよ」
とnoct-氏が反論し、話さざるを得ない状況になった模様。
こちらも本人の名誉の為、内容は割愛。

まあとりあえず、作業は滞りなく(?)進行したわけではあるが
私は今回のことでつくづく思った。
アルバム委員を男性だけで構成してはいけないな、と。
やはり製作及び撮影メンバーには女の子がいた方がいいと思う。
組織内部の士気にも関わるし、対外的な印象と言う事もある。

来年度の初頭には新しいメンバーの募集も行うが、
その際には是非女の子に入って欲しいと思う。
純朴で素直で明るく、黒髪が似合い、笑顔が可愛い女の子なら尚良し。

・・・・・・日記の上でくらい、夢見させてくださいね。






とりあえず今日の作業が終わった後は、何故か noct-氏についていってダーツをやる事に。

私は今日の今日までダーツなどやった事が無かったわけだが、やってみるとなかなか面白い。


さて、私のような思考先行型の人間からすると、真っ先に気になるのがダーツ板の得点配置。
調べてみると、今からちょうど110年位前に、
イギリスのブライアン=ガムリン氏によって考案されたそうだが
それ以上の事がどこにも掲載されていない。

あの得点配置は、試行錯誤の末に思いついた物なのか
それとも計算の結果導き出された物なのか、又はそこまでの意味を持たないのか。
(QWERTYのように、標準となった後から変更することができないだけなのか)

気になったので帰った後に、点数の配置に対する、ある一定の面積やずれ度合いの範囲で投げる事が可能だった場合の
平均値や分散、標準偏差やある一定条件の下に投げたときの期待値などを計算してみた。

そうしてみたところ、あの点数の配置は結構偏っている事が分かった。
ダーツの左下の方から左にかけて、19、7、16、8、11、14の数字のあたり
あそこらへんの数字の密度が明らかに他より高いのだ。
つまり、ある程度のコントロールが着くまでの間は、
下手に真ん中、若しくは20トリプルを狙うより、
左から左下にかけた辺りを狙うほうが点数が取れることになる。

最もこれは理論的なものであり、その場所への投げ易さや心理状態などの各種条件を全く考慮していない。
しかし、 noct-氏によると上より下のほうが狙いやすいとの事なので、
そういうことを加味しても、19−14までの左下狙いが
コンスタントに点数を稼げるように思える。

今回は初めてだったのでそのような計算をしている余裕は無かったが、
次回やる機会があったら試してみようか。


そして結局、あの盤面の点数配置が理想なのかは検証できなかった。
平面上における点数の分散と言うなら、偏っているのは確かなのだが、
重力が下方向に働いている以上、三次元的に考えないとならないわけだし
上級者同士の争いになると、高得点ばかり狙うのが当然になり、
そのエリア付近の平均的な得点など関係なくなる可能性があるなど、単純には図れない要素が多すぎる。

誰か、あのダーツの得点配置について、理想である事を証明したり
もっと理想の配置を研究し、反証した人はいないのかね?
もしいるのならば、その証明過程を是非見てみたいものだ。