2007/11/13 霜月十三日




連日のように続く信用収縮の波。
株価下落、そして円高、高金利通貨の暴落、
ついに私が耐えられる限界がやってきました。

もちろん破産したり、今後の資金計画に影響を及ぼすほどでは有りませんが
資金的には耐えられても、精神的に厳しいのです。

為替で言えば、先週、ドル円114円くらいまでは余裕余裕と笑って見ていましたが、
それが112円になると、まあこれくらいならまだ上がっても下がっても何とかなるな、くらいの気持ちになり
111円台をつけると、そろそろ上がって欲しいな、と思うようになり、
110円台になれば、うーん、やばいかもと思い、
昨日109円台になると、流石になんだか具合が悪くなってきました。

いや、ドル円の109円台だけなら、これがドル安によるドル円の109円台なら大したことは無いのですが、
円高によるドル円の109円台なので、ユーロ円やポンド円、オージー円、キウイ円などなど
クロス円を巻き込んでの強烈なスピードでの円高。
しかもこれらの通貨、対ドルでも下落するから、クロス円は悲惨な状況。

株も、昨日を持って全銘柄が損失に転落。
私は株式については信用取引はやっていないので、大した損害ではないとは言えやはり見ていて気分が悪い。
今年の8月17日の大暴落より、悪い。


と言う事で、遂に私はキレました。

キレて何をやったかと言えば、私の持ち株リストを見た人は気づいたでしょうが、
ミニ株で1株100円以下の銘柄を1株づつ大量に買いました。
ある意味、証券会社への嫌がらせに近い行為ですが、
まあ、僅かとはいえ手数料払っているからいいだろう、たぶん。

結果。ただ、持ち株リストが見づらくなっただけだ。


と言う事で実は今の時代、株式投資って50円もあれば出来てしまうのですよ。
1万円からの株式投資どころじゃなく、50円からの株式投資、
これなら損しても大したことありませんね、やってみませんか?


何か話の趣旨が逸れました。頭が混乱している証拠です。

とりあえず、どうやら今日は少しは踏みとどまってくれたみたいですね。



株価が下がっても、為替相場が大きく動いても、
晴れ渡る空は同じように蒼く、漆黒の夜の闇は同じように暗い。

金融の世界が大暴れしているはずなのに、
パソコンを開いて数字を見ないと、それを実感する術は無い、
当たり前の事なのですが、これが何か不思議に思うのです。


今まで私はこう考えていました。
「近い将来、相場に参加しないことにより蒙るリスクが顕著に現れる時代が来る、
 それまでにたとえ多少の損失を出したとしても、
 今のうちに相場・金融に関する知識を得なければこれから先は厳しい」


昨年の5月に大損したときも、それから資産が回復していく過程でも、
昨年11月の下げ局面にも、今年2月末から3月頭にかけての暴落でも、
そして今年6月、数十万円の含み益があったときにも、そう思っていました。

しかし、その裏でこんな事も常に思っていました。
「なんか、投資をやっていない人の方が幸せそうだな。
 投資する事により、相場の値動きという心を翻弄する要因が増えている」


そして、先週始め頃から今日にかけて、目の当たりにした事態。
相場の中にいる人たちは皆苦しんでいるが、投資していない人は皆平気。
お金の問題は別として、精神面で非常に損しているような気がしてなりませんでした。

これが上昇相場のときはどうか?
これは私の主観ですが、一日に万単位で資金が増えても、
ああ、増えたか、程度でそんなに嬉しさは感じないのですよね。

投資していない人たちは、儲ける機会を損なっている、
若しくは相対的に手持ちの資金が目減りしているわけですが、そんな事は意に介しもしません。

これからの時代、投資のスキルは不可欠と言う考え方を変えるつもりは有りませんが、
一方で、そういったリスクに無頓着な人の方が、結果として平穏に生きていると言う事は
認めなければならないかもしれませんね。
私はといえばここ数日、相場の動きがどうなるか、気が気でなかったですもの。


ちなみに、私のWebページに公開している持ち株及びポジションですが、
これが全てではなく、別口で運用しているものもあったりします。
まあ、そちらの方も公開しているのと似たような状況ですけどね。




ところでtiger氏よ、あなたはその構造改革を本気で言っているのかね?
それとも一種のネタとして言っているのかね?
何か貴殿の真意が読めん。何らかのエネルギーでも貯めようとしている?

少なくても私に、“化学物質の名前を言うな”と言うのは、
法律家が法律論を言うなと言っているのに近いのだが。