2007/10/7 神無月七日





本日は公害防止管理者試験。
試験会場は、私が“菊水サークル”と呼んでいる独特の円形歩道橋がある交差点の傍にある、北海道情報専門学校。
ここにはもう両手の指が必要なほど、資格試験受験の為に来た事があるが、
家からそんなに遠くは無いが公共交通の便が悪いので、あまり好きじゃない。

さて、私が本日受験する公害防止管理者試験、昨年の試験から制度改正がなされている。
制度改正の概要としては、試験日程を1日に統一、科目合格制度の導入、既に合格科目の免除制度導入などだ。

それに伴う弊害としては、1年で大気1種と水質1種を同時に取得する事が不可能になったとか、
改正前は全科目の平均が60%以上かつ各科目それぞれの得点は40%以上だったのが、
科目免除制の導入により、全科目において60%以上の得点が必要になった
(苦手科目を別の科目で埋める事ができなくなった)などである。

私は制度改正直後の試験は傾向が読めないので、昨年の試験は回避し、
今年、科目免除制度を視野にいれつつ特定粉じん関係の試験を受ける。


札幌会場の受験者の比率はこんな感じ。
大気より水質の方が受験者は多く、区分では1種(有害かつ大規模・最上位資格)が受験者が多い。
2種(有害物質)と3種(大規模)では、3種の方が多いのね。
私が受ける特定粉じんは、受験者3人しかいないね。


ちなみにこれが試験の時間割だ。科目が重複しなければ複数の区分を受ける事が可能だ。

私の予定としては、今年で特定粉じん関係を取得する。
すると来年度以降の試験では、公害総論、大気概論、ばいじん・粉じん特論が免除になる。
そうすれば、大気関係の試験を受ける場合、14時までの科目は必要なく時間が確保できる。
ということで来年は、午前中に水質4種と大気4種を受けられる。
これらにも合格したとして、再来年にまで視野を進めると、水質の基礎科目も免除だ。
ということで午前中はダイオキシン関係を受ける。
午後は免除をフル活用して水質2種、大気2種、大気3種と取得する。
3年後は大気1種が全科目免除になり、午前中は騒音振動を、午後は水質3種を受ける。
4年後、この年に主任管理者を受け、水質1種を全科目免除、これで終了だ。

旧制度だと、大気の同時受験が出来なかったので、最短でも6年かかったが
現在の制度だと、5年でコンプリートできるのよね。

※ 私の場合、旧制度で一般粉じんをとっているのでもう一度受けることはしないが
  もし一般粉じんを取得していないのなら、騒音振動を受ける年に
  うまく空き時間を利用して、一般粉じんのばいじん・一般粉じん特論を受ける必要がある。


ただし、私のこの取得の仕方には大きな問題がある。
就職活動までに上位資格が取れないのだ。
就職活動に際しては、理科系の資格を出来るだけ集めておきたかった。
この試験において言えば、大気1種と水質1種の取得が理想的だった。

おそらく、両方とも今受けても合格できない試験ではない。
しかし、下から順にとって行くというルールを曲げたくないのよね。

待てよ?そういえば、上位資格を取得した場合、下位試験に対して科目合格免除を利用できるのかな?
もし出来るなら、資格制度の趣旨には反するが、来年水質4種と大気1種を取得して、
再来年はダイオキシン、水質1種を狙いつつ、大気の2,3,4を全科目免除。
3年後は騒音振動を取りつつ水質2,3を全科目免除、
4年後に主任管理者を取得、所要時間と費用は変わらないが、先に上位資格が取れる、と。

もしかしたら、仕事で公害防止管理者が必要な会社に入るかもしれないし、
こっちのルートが可能なら、こちらも視野に入れておくか。
(これが出来るなら今年大気1種もしくは水質1種を受ければ良かったという説も)


もし今年の試験に失敗すれば、来年どれかの科目を免除することは出来なくなるため
今年がクリティカルパスとなり重要だ。
絶対に落とすことはできない。科目合格じゃだめだ、全て合格しなければ。

しかし、意外と苦しめてくれたのが初っ端の公害総論である。
何故なら、この科目は制度改正によって生まれたため、過去問題が1年分しかない。
過去問題を中心に勉強する私としては、これはちょっと辛い。
旧制度の過去問題と併せれば、大気関係の過去問題は9年分所持しているのだがねぇ。

大気概論は間違いないと思うが、他は正直蓋を開けてみないとわからんな。


13時35分に試験は終了し、十月祭開催中の北海学園へ行ってみる。


写真展示会場には、ちょうど“宇宙人のりり”が来訪中だった。

※ 宇宙人のりり とは?

 北海学園大学の周辺に住んでいる方で、写真展マニアなのか知らないが
 開催した写真展には必ず訪れる方。その歴史は古く、かなり前から常連らしい。
 会場にやってきて写真を見ては、「この写真からは光が見える」、「私は宇宙人だから」などと
 不思議な発言を繰り返す、謎の多い方である。

18時までは特にやることもないので、待機。


18時からはお待ちかね(?)パフォーマンスグランプリ。
パフォーマンスグランプリについては、昨年10月6日の日記を見て欲しいが
まあ、いろいろパフォーマンスをやって盛り上がろうと言う試みである。

ただ、今年からは一つだけ条件がついた。
“脱ぐのは禁止”だ。

昨年の日記を見てもらえばわかるが、ネタを通り越してもはや卑猥なネタを繰り広げるチームが多すぎたので
こういう制限がかかったということらしい。

さて、では撮影するか。今年は屋外で開催だ。
私は2階の窓から外に出て、屋根の上に陣取る。


結構人が出ていますね。
手前の方にいるメイド服(もどき)の人、アルバム委員の人間です。



と、ここで思わぬ横槍が入る。十月祭実行委員会がやってきて、

「ここに入る許可を取っていますか?戻ってください」

はぁ・・・・・・許可を取る必要があるの?
しかし、これについては大学の管理権限の問題であり、実行委員会マターの要素ではないような。
少し牽制して時間を稼いでみるか。

「そういった退去を命令する権限が十月祭実行委員さんに有るか確認したいので、
 管理権限に関する委任状を見せていただけますか?」

この発言が揉め事を大きくすることになる。

まあ、委任状が出てきたら流石に撤退しようと考えていたのだが、事はあらぬ方向に進んだ。
何か下の方で怒鳴っている輩がいる。何者だ?
その少し後に学生部の人がやってきて、連行された。

あらら・・・・・・まあいいや、他に撮影者いるから、私が抜けようが問題ないし。

そして、学生部の中の人と
“立入禁止と書かれていなければ入っていいと考える”と
“そんなもん表示するまでもなく常識的に駄目に決まってる”の激しい問答。
といってもこっちがあくまで淡々と理論を展開しているのに対して、
向こうは既にブチギれているのでどうしようもない。

このままでは収集がつかないと思われたが、上の方が出てきて少しは話が通じたため、
とりあえず今後そのような場合は事前に許可を取って行うということで決着。

最初から揉める必要もなかったような気がするが、
まあ、お互いに相手がどう出るかを知らなかった事が被害を大きくしたな。
よく考えれば、校内でこの対応をする必要はなかったのだ。
(外部でこういうバトルになった場合、これくらい理屈こねないと変な輩とは闘えない)


よさこいチームによる“酒池肉林の舞”らしい。
これくらいなら脱いでもいいのかね?このチームが優勝したことだし。


吹奏楽団の“ポテプリ”販売にかける情熱は凄いぜ。
高々百円そこらの物を売るためにここまで人を動員するか?私なら出来ないな。


色々と悶着もあったが、十月祭二日目はこうして終わるのである。