2007/10/2 神無月二日




本日、意気揚々と手稲の運転免許試験場へと向かう。
いよいよ、5つ目の運転免許試験を攻略しようと思うのだ。

運転免許は4年前に小型特殊、原付、普通一種、大特一種、と取得してきたが、4年ぶりに種類を増やそうと思う。
5つ目の免種として目指すのは大型特殊二種免許、使い勝手は無いが、
二種免許の中では最も容易に取れると評判であり、普通二種免許攻略の足がかりとして利用するのだ。
(もちろんフルビットが目標なので、これ自体も避けて通れない)

今日は試験の申請だけである。二日後の試験を申し込む。
実は先週にこの手続きを終えるつもりだったのだが、
先週は手稲に向かう途中に偏頭痛を起こし、試験申請を諦めたわけだ。
(だから先週と文章が殆ど一緒なのだ)

試験場で直接受験する場合は、試験申請と同時に適性検査がまっている。
仮に無理をして手稲まで車を転がしても、偏頭痛で視野に異常が出ている状態では視力検査を通らないだろう。

今日は問題なく手稲へ到着。
さっそく技能試験係の下へ、申請書類を持って移動する。

AAA  「二日後の木曜日、大特二種を受験したいので、お願いします」

試験係「大特二種、いったい何に使うわけ?」

AAA  「その先に普通二種免許試験を取得しようとしているので、学科免除を得るためと
    免許証の欄を全てコンプリートするためです。実使用目的はありません」

試験係「ふーん、そうなんだ。でも、そんな飛び込みで受けて受かるような甘い試験じゃないよ」

AAA  「ちゃんと明日1日練習します、8時間も乗ればどうにかなると思いますがね」

試験係「そんな1日乗ったぐらいで取れないって、まあ、一応試験申請は受け付けるけど、無理だと思うよ」

AAA  「二種の中では最も簡単だと言う話を聞きますがね、
    まあ明日練習して、一回受けて無理そうなら、また練習してきますよ」

試験係「コースはちゃんと覚えているんだろうね?コース覚えていないと話しにならんよ」

AAA  「二階の端の方に貼ってあるコース図ですよね、あれは大丈夫です」

試験係「当日試験開始直前になるまでどのコースになるかは言わないから、全部やっておかないとだめだよ」

AAA  「わかりました」

試験係「とりあえず、まず今日は適性検査があるから。視力検査係の所にこれを持っていって。
    深視力検査というのをやるけど、大丈夫かい、やったことある?」

AAA  「一応その点については眼科で相談して、大丈夫とのお墨付きを貰いましたがね」

試験係「まあともかく、それ通らないことには受けられないからね」


ちなみに大特二種のコースは、この3通りである。
大特には狭路や坂道発進といった試験科目はない。
方向転換も、中折れ式大型特殊ならば内輪差がないので普通車より楽とも言える。
(後輪操舵式ならば外輪差があるが、手稲は全て中折れ式だったと記憶している)
と言う事でこの試験の一番の注意点は、大回りをしないことだ。
大型特殊車両は死角が大きく、カーブの時は危険なので
接輪するかしないかギリギリまで内回りを徹底する必要があるのだ。


とりあえず視力検査のコーナーへと向かう。
今回は通常の視力検査のほかに、
大型・牽引・二種の試験を受ける際に科される深視力検査というものを受けなければならない。

奥行きを見極める能力を問うための検査であり、三桿法検査というものが行われる。

三桿法検査に使うのは、三本の棒が横に並んだ状態にあるもの。
そのうち左右の二本は固定されているが、真ん中の一本が前後に動く。
前後に動く棒と左右の棒が横一線になったと思ったらスイッチを押す。
これを三回繰り返して、平均誤差が2cm以内ならば合格だ。

と、言う説明はいやと言うほど私も見ているのだが、実際にやるのは是が初めて。
うまく出来るのか非常に不安ではあった。

検査官「深視力検査はやってことがありますか?」

AAA  「いえ、これが初めてです」

検査官「では、模型で説明しますね。こんな感じの棒三本が機械のなかに入っています(以下略)」

AAA  「なるほど、わかりました」

検査官「では次に実際の機械を動かしてみて、どのように棒が動くのか説明しますね
    先ほどの通常の視力検査と同様に、覗き込んでいてください」

AAA  「はい」

検査官「今の状態、これが横一列に並んだ状態です、では動かしてみますよ。
    ・・・・・・これが一番奥に棒が行った状態です、これから手前に動かしますね、
    ・・・・・・これが一番手前に棒がある状態です、こんな感じで棒が動きます」

AAA  「わかりました」

検査官「では、試験を開始しますよ」


結論から言ってしまおう。この試験、恐ろしく簡単だ。
もちろん、一般的な視力を持つ人ならば、普通に前後する棒の立体感が掴めるだろうが、
仮にそうでなかったとしても、多分通ると思う。

何故なら最初の実演で、棒がどれくらいの時間で中央まで到達し、
一番奥から手前まで来るかがわかってしまうから。
棒が前後するときにはモーター音が聞こえるし、
多分アクションゲームをやっている感覚でタイミングだけで押しても合格できると思う。
マリオカートのロケットスタートを、目を瞑っていても出来るのと同じ理屈だ。
もっともそういう方法は、視力検査の趣旨を逸脱しているのでお勧めできないが。

検査官「はい、3回とも全部合格範囲内です」

少し不安だった深視力検査も無事に突破、再度試験係の所へ移動する。

試験係「あら、通ったんだ。じゃあ二日後の試験、予約しておくよ。
    もし都合が悪くなってキャンセルするときは、必ず当日の8時15分までに連絡する事、
    そしてキャンセルした場合の次の予約は電話では受け付けていないので
    キャンセルした場合の次の試験の予約をするときは、ここに来てもらうことになるから」

AAA  「わかりました」


と言う事で、大特二種の試験申請が完了した。

明日、1日みっちり練習して、木曜日に二種の学科試験を受け、
それに合格すれば二種大型特殊の技能試験である。

早ければ明後日にも、二種免許ホルダーの仲間入りだ。(まあ、それは難しいだろうが)

1つでも二種免許を取ってしまえば、次からは二種の学科が免除になり
その後、普通二種や大型二種を視野に入れていけるようになる。

資金の問題もあるし、牽引や中型などにはしばらく手を出せないだろうが
今年中に、大特二種・普通二種あたりまでは取得したいな。



明日は4年ぶりに重機に乗ることになる。
楽しみでもあるが、4年もブランクがあって操縦できるか不安でもある。

まあ、フォークリフトのときだって、1時間少しもあれば感覚をつかめたのだから
8時間みっちり乗れば、それなりの操縦は出来るようになるだろう。

他の大特二種を取った人の体験記を見ると、
本当に試験場に飛び込んで取った人から、練習場できちんと練習するまで色々いるが
この区分でそこまで苦労しているケースはあまり見られない。
重機レンタル業者から借りて練習、と言う人は他には見られないがな。

目標 受験回数4回以内で合格すること