2007/10/19 神無月十九日





「フェニル基を含むこの物質の水酸基を除去するためには接触還元法を用いて・・・・・・」
「ニトロリシス反応を行うに当たっては水分の存在が邪魔なので大量の硝酸を・・・・・・」
「ファイアウォールの設定に対応したIPスプーフィングの実行にあたっては・・・・・・」

昨日noct-氏から伝えられた案件を重く受け止めた私は、深夜からお勉強を開始した。
しかし久々だな、有機化学の勉強をするのは。
過ぎた時間は戻らないが、未来を変えることはできる、そう信じて専門書を広げた。
(ちなみにネットワーク技術については、明後日の情報処理技術者試験絡みだ)


どうしようも無くなった事を解決するためには、それなりのエネルギーが必要だ。
逆に言えば、それなりの覚悟があれば、何とかなることも多いのだ。

そして私は、そういう場面に直面したときは、一般人とは比べ物にならないくらいのエネルギーを投入しようとする。
キチガイ技など、常識人ならやらないような方法も駆使する。
これが良い事か、悪い事かは一概に言えないが、危険な思想であるのは確かだ。

「最後まで諦めない」と言えば格好がいいかもしれないが、
既にどうにもならないものをどうにかしようとする事は、
「無理が通れば道理が引っ込む」を地でいくようなものだ。

通そうとする無理が、無理であればあるほど、その歪みを作るためのエネルギーは膨大になる。
そして理不尽な欲求を突きつけるために世の中のシステムを破壊するということは、極論を言えばテロリズムに繋がる。


テロが良い事か悪い事か、テロを撲滅するのは良い事か悪い事はともかくとして
今の社会の流れの中において、テロは許されない行為だと言う事は確かだ。

もっともテロといっても、その目的は9.11のように数千人もの命を奪う物から、ただの示威行為まで様々だ。
そしてその対象も建物だったり人間だったり、制度やシステムのような無形のものであったり様々だ。
ただ、全てに共通していえるのは、“何かを破壊する”と言う事だろう。



さてさて、少し話を戻そう。
実は、私がどうしようもなくなったとある件をなんとかするためには、残念ながら“破壊”が必要なようだ。

おっと、こういう流れで文章を書くと、
私が何らかのテロリズムを実行するのではないかと言う疑惑を読者に与えてしまうな。
言葉が足りないようだから、少し補わせていただく。

確かに“破壊”する事は必要だが、そもそも“破壊”は必ずしも悪ではない。
そして犯罪になるとも限らないし、“破壊”する事がすなわちテロリズムによって行われるわけでもない。

例えば古い慣習や既成概念を“破壊”したところでそれだけでは犯罪にはならないし、テロともいえない。
ただ、壊し方によってはやはり、犯罪だし、テロになってしまうことはある。

また、スクラップ&ビルドと言う言葉があるように古くなった物を“破壊”して
新しい構造物を建築するのも、また正常な流れのなかでの“破壊”である。

さらに所有権が自分にあるものならば、自由意志によって破壊する事が認められている。
例えば、自分の家に火をつけて燃やしても、他人にどう思われるかは別として放火の罪には問われない。
(賃借権設定物件、抵当権設定物件、差し押さえ物件などを除く)


そして私が壊そうとしているものも、法律上の保護法益が存在しないものなのだ。
だから、それ自体には何らの法律的な問題は存在しない。(道徳的、倫理的な問題?なにそれ?)

とはいえ、壊し方を誤ると悲惨な事態となる。
例えば自分の家を燃やそうと火をつけた、しかし隣の家に類焼した、これは立派な罪になる。


さて、破壊する際の理想はやはり、スクラップ&ビルドだろうが、これはちょっと難しい。
逆に、外山恒一氏ではないが、スクラップ&スクラップに走ってしまうなら
何も生まないが、此方の方がおそらく今までの私の考え方に近いし、私の大得意の分野だ。
方法論も自由自在すぎて、どの方法を使うか目移りするくらいだ。

おっと、そろそろ時間だ。大学にいかないと。
是についてはまた後で考えよう♪



場面は突然切り替わり、写真部の部室にて。
写真展直前の部室は、忙しそうな人たちがいっぱい、そして、いつもはあまり来ない人たちもいっぱい。

皆さん頑張ってね、と思いながらと周囲の様子を観察すると、ある女の子が髪の色を変えている事に気づく。
いつもなら、気づいてもそんな事は気にも止めないが、今日は
「お疲れ様。あ、髪の色、黒に変えたんですね」
とか言ってみた。

するとその女の子の表情が途端に明るくなり
「あ、気づいてくれました?AAAさんだけですよ、そうやって言ってくれたのは。
 成人式も近いので、黒に戻したんですよ♪」
と。成人式は黒髪で、か。いい心がけだ・・・・・・と言うのはいいとしてだ。

私はその瞬間、今まで犯してきた大きな間違いに気づいた。
そうか・・・・・・、そうだよな・・・・・・。
何で今まで、気づかなかったんだろう?

いつの日か、警察官から言われたあの台詞の意味、
あの時は全く理解できなかったがあれはこういう意味だったのね・・・・・・。



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ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆

素直に「好き」と言えない君も
勇気を出して(Hey Attack!)
恋のまじないミクルビーム
かけてあげるわ

未来からやってきたおしゃまなキューピッド
いつもみんなの夢を運ぶの
夜はひとり星たちに願いをかける
明日もあの人に会えますように

Come On! Let's dance!
Come On! Let's dance! Baby!
涙をふいて走り出したら
Come On! Let's dance!
Come On! Let's dance! Baby!
宙(そら)のかなたへSpecial Generation

「いつになったら、大人になれるのかなぁ?」

ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆
ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆

出世の遅いアナタのパパも
元気を出して(飲みに行こう!)
ふしぎなパワーミクルビーム
かけてあげるわ

未来にもあるのかな勇気と希望
もしもなかったら少し困るな
あの人もいつの日か私を捨てる
そんなのイヤよ、強く抱いてね

Come On! Get's chace!
Come On! Get's chace! Baby!
TOBで 株を買い占め
Come On! Get's chace!
Come On! Get's chace! Baby!
三年越しに Moncky Magic Tonight

Come On! Let's dance!
Come On! Let's dance! Baby!
涙をふいて走り出したら
Come On! Let's dance!
Come On! Let's dance! Baby!
宙(そら)のかなたへSpecial Generation

「キスって、どんな味がするんだろ……」

恋のマジカル ミクルンルン☆(Ah)


          引用 恋のミクル伝説   朝比奈ミクルの冒険Episode00 OPより
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関係ないけど、こんなものを引っ張ってきた。
この歌詞の中で一番のキモは、やっぱり“TOBで株を買い占め”だと思うのだよ。

TOBとは“takeover bid”の略、日本語で言うと株式公開買い付けのことで
最近M&A(Mergers and Acquisitions、企業の合併・買収)が多くなった関係で
一般人にも知れ渡る用語となっている。

当たり前だがこれをやると公開買い付けと言う名の通り、
どの会社がどの会社の株式をどの値段で買おうとしているのか、
それが友好的であるにしろ、敵対的であるにしろ、万人が知れる状態になるわけだ。
言い換えれば、この会社の株式を買いたい、と言う事を宣言する事になるわけだな。

もちろんこんな事をすれば、株価は上昇する。
と言うか、現在の株価よりも高い値段をつけないと、大抵は誰も応じてくれない。
それどころか、TOBで募集した価格が事実上の底値となるため、
場合によってはそれを基準に更なる値上がり期待から、買い込まれる事もある。

でもね、他の会社を買収しようと思ったら、そんな事は承知でやらないとならないと言う事だよ。
ターゲットバイングなんて事をちまちまやっている場合じゃないんだ。

また、TOBを仕掛けたことで、他の会社にも買収意思が伝わり
その意思に賛同して(若しくは利害関係が一致して)、手持ちの株式を譲渡してくれる企業が現れるかもしれない。
もっとも別の会社が、重ねてTOBを仕掛けてくる事もある。(実例 オリジン東秀)

そうなった場合株主は、TOB価格や、今まで双方の会社がやってきた事を鑑みて、どちらに売るべきか判断するわけだ。


ところで歌詞全部の掲載は、著作権法第32条で言う引用に当たらないような気が(ゲフンゲフン



そういえば本日、二種電気主任技術者試験の結果通知が到着した。
理論と法規の二科目合格である。
時間割で言えば、最初と最後が消えてくれたわけだ。
来年は残りの電力と機械を倒して、2次試験も攻略できればいいな。
(試験日程が重なる虞があるマンション管理士、今年こそ倒さないとな)

だが、就職のことを考えるなら今年この試験を取れていたら良かったんだがな。
三種ではお話にならないが、二種ならば電気関係にはそれなりに使えるようだし、
もし合格していれば私が行きたい方向に行けたかもしれない。
まあ、たられば言い始めるときりが無いがね。