2007/1/3 睦月三日




私が閲覧している2ちゃんねるのスレッドの1つに鉄道総合板の
【DQNな乗客をみたら報告するスレ20人目】がある。

このスレッドがどういうスレッドかと言えば、普段は自分が列車内で遭遇したDQNについて語るスレなのだが
一昨日1月1日、834にとあるblogが晒された。
4歳児のパパ 広告会社に勤める36歳のお父さんの日常生活である。

このblogが今、大炎上している。
どういった内容が書いてあったのかといえば、次の通りだ


------------------------------以下引用------------------------------

昨晩、那須塩原に帰省しました。

(中略)

夕刻の新幹線で帰京しました。那須塩原駅で浅香光代さんを見ました。温泉にでも入りにきたのかな。
自由席は解らないけど指定席は90%位の着席率。息子は未だ電車賃はかかりませんので2名分で済みます。
だけど落ち着かないし空いてたので隣席に座り小山まで行けました。
しかし小山からオッサンサラリーマンが乗車。
「ここは私の席です。」と一言。あ〜そうかい。そうですね。ですよ。
斜め前の席が空いてるだろうよ。そこに座れよって感じ。
日本人にはワビサビ、配慮、機転ってものがあるだろうに、お構いなし。
こっちが勝手言ってるのは解るけどね。
ああいうバカ野郎は団塊世代に多いけど、私のチーム員にもいます。
人間としての感覚を失っている。
ルールだけ守っていればマナーやモラル、またワビサビなど全く関係なし。まるでロボット。
必要とされた時代はとうに過ぎているって感じ。
そういうヤツに限って自覚なし。絶対に寂しい人生を送るだろうなぁ。既に寂しいけどね。 

------------------------------引用終わり------------------------------


さて、一般的な良識を持ち合わせた人ならば、
この文章が以下にDQNな事を書いているかわかると思うので詳しくは解説しない。
ひとつだけ付記するとすれば

未就学児の運賃・料金が無料になるのは“自由席利用”の場合のみです。
指定席を利用する場合は、未就学児でも小児運賃・料金が必要です

と言う事だ。ルールすら守らないやつが何言ってるんだか。


と言う事で鉄道総合板を中心にしてこのblogは大炎上している。
コメント欄は放置されているため無法地帯だ。

おかしなことをblogに書く輩というのは、たいていそれ以外の記事も馨しい香りを放っている事が多い為
祭りはネットウォッチ板にも飛び火して、火勢はますます強くなっている。

『鉄道総合板』【ブログ】36歳DQNお父さんの日常生活【炎上中】
『ネットwatch板』【ブログ】36歳DQNお父さんの日常生活【炎上中】
問題のblogのミラーサイト
現在もスレッドは進行中。




さて、ほぼ時を同じくして炎上したblogがある。
こちらは岐阜県の女子高生のblogであるが、既に削除して逃亡した模様。
よってURLは無意味なので掲載しない。


------------------------------以下引用------------------------------

(前略)

でさ。モレラ行きの電車ってさ 無人駅から乗ると

自分でドコの駅から乗ったか自己申告するってゅぅ頭悪ぃシステムなのね

もちろんぉ利口さんな私はぃつも通り本当は6つ前の駅から乗ったんだけど

2つ前の駅からって言ったさ。ぅん私ぇらぃwww

ごめんなさぃm(_ _ *)m

ぃつも通り嘘つぃたら、モレラ駅の駅員さんが

『ぁの〜........』

って何かコッチをぃぶかしみながら見て 話しかけてきたのね

ぅへぇぁッ?!ゃばすッ バレた?!

焦るとまちょ!!尋常ぢゃなぃぐらぃ挙動不審になります。かなりキモィです。

どぉしょ どぉしょ と思ってとりぁぇず つかまりそぉになったら

全力疾走で逃げるしかなぃ!!と思って

一生懸命弟に視線で『逃げるゾッ!!』と訴ぇかけます

しかしなかなか伝ゎりません。。。

それでも なぉ頑張って目で会話してたら...........


『ぁの〜〜〜〜〜。。。。。。


料金の方はぉ2人とも小人でょろしぃですょね??』


。。。。。。。。。はぃ??( ・ A ・ )??



ぃゃぃゃぃゃ ちょっと待てょテメーコノャローッ

私高校2年生ょ??17歳ょ??ドコに目つけてゃがんだコノャローッ |Д´)ノ 》

と怒り沸騰で 講義すべく。。。


『はぃ!!小6と小4デスwww^∀^ニコッ』


ぅひゃっwww5歳もサバよんぢゃったょwww                    
ってゅぅか ぅちの弟は中1デスwwwこれは弟も童顔だからこそできたコンボ技☆★
幼く見ぇるのは髪型のせぃぢゃなかったのね。。。

------------------------------引用終わり------------------------------


私の大嫌いな、顔文字や無意味な小文字を多用している文だという点はさておいて
堂々と不正乗車を暴露している内容が、鉄ヲタの反感を買い、コメント欄への突撃が行われた。
こちらはちょうどリアルタイムで見ていたのだが、
大量になされるコメントに対して、blog主はひとつひとつ返信していたようだが
ついに力尽きて閉鎖したようだ。


ところで1月1日、毎日新聞にちょうどタイムリーな記事があった。
ネット君臨:第1部・失われていくもの/1(その2) 「エサ」総がかりで暴露

尚、この記事の中に出てくる主婦がblogで行った非常識発言とは、次の通りである。


------------------------------以下引用------------------------------

中部国際空港 定刻16:35発 熊本行 
知ってます?? 
この飛行機、離陸して30分ほどして 
また中部国際空港へ引き返したんですよ!! 
17時過ぎ頃、直くん機内でおねむ。 
そりゃそうだ、それに合わせ昼寝もさせず元気いっぱい遊んだんだから。 
隣が空席なので横寝かせてたら突然シートベルト着用サイン。 
そして機長からアナウンス。 
『機体トラブルがあったので当便は中部国際空港へ引き返します』  
はぁぁ???? 
そして寝かせてる直くんにベルトを締め、私が覆いかぶさる形で直くんを抱き締めてるのに 
再三、スッチーが『お客様、お子様をお抱きください!!!!』と大声。 
『ちょっと眠ってるんだけど!!(怒)』とイライラのアタシ。 
『安全上のため、抱いてください!!!』とハモってるスッチー二人組み。 
・・・・・なんで?何であんたらの会社がトラぶったがゆえのミスのくせに偉そうに言うの?? 
と思いながらも、安全確保の為にやむなく抱き起こす。 
当然、直くん大泣き・・・いや、大叫び、そして大暴れ。。。。。 
そりゃそうだよね、寝てないんだもん。 
この時間に眠るように調整してたんだもん。 
直くん、直くんが怒るのも当然だよ。 
中部国際空港、再び(苦笑) 
『案内があるまでは携帯電話の電源は入れないで下さい』だと。 
それは勝手な言い分じゃないかい? 
みんな待ってる人がいるはずだろ? 
時間になっても到着しないなら心配するだろ?? 
空港で待ってる人には空港が案内するだろうけど、その他はこの状態がわからんだろ?? 
その間、2回スッチーが謝りに来た。 
ひざまづいて謝るが、当然無視っす。 
そんなお人よしではない、心狭いreoroiっす。 
(後略)

------------------------------引用終わり------------------------------


言うまでもなく、機内にて電波を発する機器を使う行為は航空法違反です。


こうやって羅列してみると、炎上するblogにはいくつかの共通点がある。
反社会的、もしくは違法行為を行った事を面白おかしく書いたり、
又はさも自分が正当であるかのように開き直る、
つまり燃焼の3要素じゃないけど、blog執筆者みずから燃料と酸素を用意してしまっているわけだ。
後はそこに熱源(2ちゃんねらー)が加われば、一気に燃え広がる。
こうなってはもう手遅れだ。

ただ、炎上してしまってからでも、うまく処理すれば被害を最小限に食い止める事はできる。
きちんと誠意を持って謝罪すれば、2ちゃんねらーだって鬼じゃないし、自浄作用もあるから、しばらくすれば鎮火する。
しかし炎上の原因となった記事を書くような輩は、たいてい常識が狂っている事が多いので
謝罪しようにも、何が悪いのかわからないと言う事さえある。
そうなってしまえば、本人は火に注水しているつもりでも、
実は更なる燃料投下に過ぎないと言う、最悪のパターンに陥る。
そうなれば、blogが焼け落ちるだけでは済まず、実生活にまで延焼して焼き尽くされると言うわけだ。


炎上を避ける一番の方法は何か?それはわざわざWeb上で自己顕示をしない事だ。

今現在、猫も杓子もblogだのミクシィだのと色めき立っているが、
みんなそれだけの覚悟と責任を持ってやっているのか?

誰も読まないようなチラシの裏的な内容を書くためにわざわざ時間をかけて、
得られる物は何もないのに炎上リスクを背負う、馬鹿らしいと思わないか?

まあこれは全て、ここで好き勝手書いている私自身にも跳ね返ってくる事ではあるが、
少なくてもここはblogじゃないのでコメント欄がない分だけ、難燃性である。
いざ燃えたら、結構爆薬が貯蔵されているので危ないかもしれんがな。


ともかく、ネットで何らかの情報を発信するときは、
内輪だけの場や酒の席でのそれと違って、真剣勝負でやれと言う事だ。