2006/8/9 葉月九日




昨日夕方から深夜まで、写真部のメンバーでゲームで盛り上がっていたのだが、(昨日の日記参照)
暑さと何かに堪りかねて、全員で近くの公園まで出かけた。

ブランコで遊ぶ、トーダ氏と直太郎

滑り台の上で不思議な事をするアパシー氏


こんな夜に若い男女が集まれば、大体する話は決まってくる。
ちょっときわど過ぎて、ここには書けないのはご容赦願いたい。

(突然突拍子も無く、女性に初体験の事を聞くのも何だけど
それに大して躊躇せず、答えるのもすごいと思った・・・・・・。)

午前8時過ぎ、直太郎氏と共にtiger氏の家を後にした。
今日もまた暑くなりそうだ。

tiger氏やアパシー氏、遠藤商店あたりは話の内容がディープかつ具体的過ぎて、
ちょっと着いていけないが、直太郎氏あたりだと
それなりにスマートな会話が成立するので、少し恋愛談義の続きをする。
まあ、少し私が言いたかった事を聞いてもらったと言う感じか。

もっとも私はアパシー氏などと違って、自分の感情に素直に発言できないので
恐ろしいほどオブラートに包みまくることになる。
私が直太郎氏に話した内容も、女性を株の銘柄に例えての非常にわかりにくい表現。
その内容を、ここに再現してみる。
珍奇な表現が続出し、翻訳こんにゃくが欲しくなる文章ですので
お暇な方だけ、暗号でも解読する気分で読んでみてください。

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株式と言っても、その種類は千差万別である。
ここでそれを大まかに分けると以下のとおりである。
これは一般論としても成り立つし、私の周囲でもこれらの全てに該当する人物がいる。

・人気株

  業績が他の銘柄と比較して飛びぬけており、常に多くの買い注文が出ている状態。
  既に一定量の人気を集めているため、すでに株価は高い水準にあり
  多くの人が手に入れたいと考えるため、その中で一歩抜きん出るのは非常に困難である。
  買い注文を出そうにも資金を拘束されてしまうし、他の投資化との仁義無き戦いになった場合
  激しい消耗戦になる可能性があるという、非常にハイリスクハイリターンな銘柄である。

・電力・ガス関連株

  そこまで目立った業績を上げているわけではないが、安定した株価と高めの配当収入は魅力的である。
  八方美人でこれと言った欠点を持たないが、逆に言えば無難で面白くない。
  隠れたファンも多く、その隠れた人気は価格に織り込まれている。
  生活に必要なインフラを取り扱っている関係上、寡占状態に持ち込んでしまおうものなら
  他の投資家から糾弾される事は必死だろう。

・東証一部上場株

  一般に知名度も高く、過去の実績があり、業績も安定している銘柄である。
  電力・ガス関連株ほどではないが安定性もあり、その人気は素直に株価に現れやすい。
  ただ知名度が高い故、他の投資家も当然に監視している可能性が高く、
  積極的に買おうと決断した時には、既に値上がりしていることも。
  いろんな意味でミドルリスクミドルリターンな銘柄である。

・低PER・低PBR株

  PERというのは株価収益率、PBRというのは株価純資産倍率のことで
  株を扱う投資家なら覚えておく必要がある言葉だが、それについては割愛する。
  ぶっちゃけて言うと、低PER低PBRというのは、
  そのものの本質的価値に比べて割安であるということである。
  知名度が高くなかったり、情報をあまり入手する機会が無かったりして
  低PER低PBRで燻っている間に購入できれば、他者を出し抜ける可能性も高い。
  ただ、低PER低BERである理由は、ただ他の人がまだ目をつけていないからなのか、
  業績が悪かったり、隠れた瑕疵があったりということが原因なのかをしっかり見極めないと
  安物買いの銭失いになる可能性もある。

・新興市場上場株

  新興市場とはJASDAQ、マザーズ、ヘラクレスなどの事を総じて言う言葉で
  これらの市場には、現在のマーケット規模は小さいが、
  発展途上であり、将来性がある銘柄が上場されている。
  東証一部などに上場されている株と異なり、過去の実績は担保されておらず
  玉石混合だが、将来のダイヤの原石を探す楽しみがある。

・仕手株

 一見何の問題もないように見えるのだが、
  よく業績等を吟味すると裏に仕手筋の存在が垣間見える銘柄。
  仕手筋は、株価が低い間に少しずつ株を買い集め、
  その後意図的に大きな買い注文を出して急騰させ、
  それに釣られた投資家を出汁に売り抜けるという嵌め込み戦略を得意とする。
  仕手筋は、本質的価値を無視して株価を操作するので、
  その点も考慮に入れないと仕手戦に巻き込まれて大火傷することになりかねない。

・低流動性株

  出来高(株式の売買成立数)が小さく、値が飛びやすい銘柄。
  買い注文を出しても、それに対応する売りが出ず、取引が見送られる事も多い。
  どうしても買いたいなら、売り注文が出るまで根気強く買い注文を入れる必要があるが
  場合によってはスンナリと約定することもある。
  さらに低流動性を嫌気する投資家は避けてくれるので、いい銘柄を見つければ期待値は高いかも。

・非上場株

  証券取引所に上場されていない銘柄。
  業績が一定条件に満たない場合や、買収を恐れてわざと上場していないケースなどがある。
  このような銘柄は例え買いたくても、市場に出回っていないため
  市場外での相対取引するしかなく、上記の低流動性株以上に約定が非常に困難である。

・売買単位が小さく、値動きが激しい株(別名 投機のおもちゃ)

  デイトレーダーが頻繁に売買を繰り返している銘柄。
  実際の銘柄だと4840 ドリームテクノロジーズなどが該当する。
  値動きを見てもらえばわかるが、一日の中でも激しく乱高下し、将来的な展望は全く読めない。
  自分もデイトレーダーとして参入し、1円抜きなどを繰り返し、短期間に利鞘を稼ぐならいいが
  本質的価値と現在の株価がシンクロしていないので、長期保有するのはリスクが大きすぎる。

・IPO(新規公開株) 

  非上場の株式が、市場に公開されることを新規公開というが
  これが行われる際には、新たな株式が市場に供給される。
  上場されている銘柄に比べ情報が少なく、失敗する可能性も高いが
  失敗したときのリスクは、上場銘柄に比べ限定されいてる。
  うまく上場前に打診買いに成功すれば、
  それから存在を知り、買いに来た他の投資家に比べ、非常に有利に立ち回る事ができる。



 私の投資方針

  キャピタルゲイン(値上がり益)、インカムゲイン(配当収入)の両方を狙うバランス型投資を心がけます
  短期ではなく、中長期的な視野で投資します
  リターンを貪るより、まずはリスクを軽減し、損失を少なくするよう努めます
  既に高値圏にある銘柄より、これから上がりそうな銘柄を選びます
  敵対的TOBを仕掛ける事はありません



  買い注文を出すと言う事は、口座内の資金が拘束されることになる。
  購入銘柄を1点に絞りきれたなら、無期限の指値注文でいいが
  市場の動向がつかみきれない以上、買付余力は残しておきたい。

  特に、過去に優良銘柄をみすみす見逃した立場としては、
  その銘柄をと同等あるいは超える銘柄を求めて慎重になる。

  もっとも、買い時を待つために市況を眺めているだけでは、押し目待ちに押し目なし、
  悔やんでも悔やみきれないような前回の二の舞にもなりかねない。

  が、投資と言うのは投資家と投資家の心理戦でもある。
  他の投資家の買い板の少し上に買い注文を入れたりする程度ならいざ知らず、
  ストップ高を誘発したり、互いにTOBを仕掛けるような事になったら目も当てられん。

  会社側からの友好的買収の提案や、内部に情報提供者がいる状態でのインサイダー取引ができれば、
  そのようなしがらみを受ける弊害を最小限しつつ、最大限の利益を上げられるのだがな。

  が、そもそも私の現在の資金状況で、株式投資をするべきなのかというのも思案どころだ。
  株式投資は余裕資金でやりましょうと言うが、余裕資金などあるのだろうか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


オブラートというよりは、エックス線遮蔽用の鉛板と言った方がいいかもしれない。(違いすぎだな)
直太郎氏には、ここに書いたような事を具体例を挙げつつ話したわけだが、
正直、よく最後までこんな難解な話を聞いてくれたものだ。改めて御礼申し上げます。


さてこの話はここまで。とりあえず自分でこの文章を読み返してみて
やっぱり私と恋愛話は、恐ろしく相性が悪い事がわかった。




そういえば本日早朝、FOMC政策金利の発表があった。
米国の政策金利は5.25%で据え置き、ここ毎回続いていた利上げに終止符が打たれた格好になる。

さて、近々株式や為替などの市況ネタを、こちらの日記から分離しようと思っている。
市場は土日を除けば毎日動いているので、市況ネタは他にネタが無いときには非常に助かるのだが
長期的な視野で考えると、分離が適当だと判断したからだ。
もっとも具体的な分離案ができるまでは、そのままこっちに書くと思う。

徹夜明けでもうそろそろおきているのも限界・・・・・・。
何かこんな内容アップして後悔しそうだけど、まあいいや。たまにはこんな日もある。