2006/8/17　葉月十七日

電気主任技術者試験の勉強がなかなかはかどらない。
昨年より２科目少なく、楽なはずなのだが
どうもそう数字どおりにはうまくいかないようだ。

電気通信主任技術者試験のときもそうだが、どうしてこういう現象がおきるのだろう？
それは私の勉強の仕方にある。

以前もどこかで書いたような気もするが、私は完璧を目指して勉強する事をしない。
ある程度の難易度になり、全ての問題を理解するのが難しいとわかれば
すぐさま簡単にできそうな問題とそうではない問題を選別し、
簡単にできそうな問題から順に解法を身につけ、
正答率が７０％〜８０％程度のところで終えてしまう。

試験に確実に合格するのなら、１００％の問題を１００％解けるようにするのが確実だ。
実際にこうしたつもりで試験に臨んでも、１００％の得点を確保するのはそう簡単ではない。
だとすれば、問題演習時に７０〜８０％程度の得点率で満足すれば、
本番では５０〜７０％程度の得点率になりかねない事が十分に予測できる。
実際、電気通信主任技術者の１科目不合格も、思いっきりこのパターンだ。


科目合格制度は、毎年どの科目を攻略すると計画し、各個撃破していくタイプの人には有利だ。
２科目ずつ２年で攻略すると決めて、リソースは全てそこに注げば、
こういうタイプの人は確実に２科目を得点できるように対策するので、２年で確実に取れる。

では私のようなタイプはどうか？
１年目の４科目受験時には、４科目のどれも７０〜８０％程度を狙っていく、
２年目の２科目受験時には、２科目のどれも７０〜８０％程度を狙っていく、
こんな感じだ。

見ればわかるが、各個撃破タイプの人とは異なり、
科目数の減少に伴い、学習時間が減少してしまう。
こうなると４科目のうち２つ、つまり受験する５０％の科目で合格点を取るのより、
２科目のうち２つ、つまり受験する１００％の科目で合格点を取るというのが難しくなる、という次第だ。

こうなってしまうと、科目合格制度は相対的に足枷となる。
なぜなら科目合格制度は、各科目をそれぞれ攻略する事が考慮されているため
一発で全ての科目を沈めるのということが、科目合格が無い試験と比較して難しくなっているからだ。
更にこれは試験制度にもよるが、得意な科目で苦手な科目のフォローをできなくなると言うのも痛い。
今年改正になった公害防止管理者制度がまさにそれで、
私にとっては、同一年に複数種の試験が受けられなくなった事と相俟って二重に痛い。


私がこのような勉強方法になったのは、下手な鉄砲数打ちゃあたると言う感じの試験日程に問題がある。
一つの試験で完璧に１００％を目指していると、勉強時間が足りなくなり
他の試験に支障をきたしてしまうからだ。

私の印象では、４つの試験で７０％を目指すより、２つの試験で１００％を目指す方が厳しく感じる。
たとえこれらの試験が、全て異業種異分野のものだとしてもだ。


もっともこの７０％戦略は、資格マニアを志し始めた頃、
つまりまだ未取得の簡単な試験が山ほどあった頃はこれでもよかった。

比較的簡単な試験ならば、毎週毎週の連戦になったとしても、
勉強時間は１週間あればお釣りが来る程度であり
１００％の得点をとって満足し、次の試験への対策が甘くなるより
７０〜８０％程度で合格は勝ち取るものの、
その結果の不十分さに自分を戒め、次への反省点且つ原動力にしたほうが効率が良かった。

が、ここ２，３年で比較的簡単な試験を次々と攻略し、
だんだん上位試験を受ける立場になってきた以上、この考え方は致命傷だ。
日程にも実力を抑えた状態で太刀打ちできるわけがない試験が多くなってきている。

たとえば今週末の三種電気主任技術者から始まり、
一週間以内に放射線取扱主任者、社会保険労務士と続く強行日程はかなり後悔している。
後ろ２つに注ぐリソースが明らかに不足しているからだ。

しかも２３日、２４日には、写真部のキャンプも控えている。
その日が完全に使えないとすれば、有効日程は本当にごくわずか、余裕は全くない。
正直、キャンプ地に程近い泊原子力発電所で、放射線関連の特訓でも受けたい気分だ。（無理だけど）


今の私に必要なのは、合格を１つ、また１つと積み重ねていく事。
たとえば、この３つ全てを取り逃してしまえば、また来年この位置に３つとも居座っている事になる。
１つでも２つでも攻略すれば、来年は残りにリソースを集中できる。（かもしれない）

となれば、それこそこんな日記を書いている暇は無いな。
まずは３日後の三種電気主任技術者試験合格、話はそれからだ。



業務連絡

本日、私の手元に平成１７年度の丙種火薬類製造保安責任者試験の問題と解説が届きました。
しかしご覧の通り、私の日程には余裕が無く、データ入力を行う時間があるかどうかはわかりません。
よって、試験日までにサイトにアップロードできるかどうか、断言する事はできません。
どうかご了承願います。