2006/8/15 葉月十五日




また今年も終戦記念日がやってきた。
私が終戦記念日を意識し始めた頃は、まだ戦後50年も経過していなかったと言うのに。
時が流れるのは早い物だなぁ。

ちなみに今日の私は、相続に関わる所有権移転登記を行うための
遺産分割協議書、不動産登記にかかわる委任状を作成していた。
私の祖父の死亡による相続に係わる所有権移転であり、
土地家屋の所有権を、祖父から祖母へと移転する。

もう祖父の死亡から2年以上が経過したが、いまだに登記簿には手をつけていない。
これをよしとしなかった母が、一応法律をかじっている私に対してどうすればいいか訪ねてきた。
司法書士に頼めばやってくれるが、相続による所有権移転登記くらいなら
素人の私でもできなくはないし、将来的に司法書士試験も視野に入れている私としては
実際に登記簿に触ってみるいい機会だと思って、自分でやってみることにした。
書式自体は数日前に確認しておいたので、
後はテンプレートに従って、地番や家屋番号などを打ち込んでいくだけだ。

本来なら社会保険労務士試験が終わったあたりから動こうと思っていたのだが、
一昨日あたりから少し事情が変わってきた。
場合によっては、速やかに行動する必要が出てくるかもしれない。
なぜかというと、所有権移転登記が二重になってしまうかもしれないから。
こうなるといろんな意味で手間が大変になってしまう。
私自身そうなっては欲しくないが、いつかは訪れるわけだしまあ仕方ない。
今後どうなるかは予断を許さないが、最悪の事態も想定しておかなければ・・・・・・。



登記関係の書類もひと段落ついたので、今度は通関士試験の願書でも書く。
今日が願書提出の締切日なのに、また今日やっている、懲りない奴だ。

さて収入印紙を貼ろう、600円を5枚、と思ったらあれ?7枚あるぞ?
3枚の印紙と、2枚の印紙だと思っていたら、3枚の印紙の方の裏にさらに2枚の印紙が折れ曲がっていた。
おかしいな、3000円分しか買っていないはずなのに。

ちなみにこの印紙は、昨年の夏ごろ買ったものである。
とりあえず昨年の金の流れなら、全て帳簿に記載してあるので
帳簿を縦覧し、照らし合わせてみる。

8/7  収入印紙 3000 現金   2910
               金券差益   90   

確かにこう書かれていた。と言う事はどういうことだ。
今の私が、“あれ?7枚あるぞ?と思うまで気づかなかったのと同様、
金券ショップの店員が、裏に折れ曲がっていた収入印紙の存在に気づかずに
3000円分の印紙だと思って売ってしまったのか。

あーあ、不当利得だどうしようどうしよう。

よく釣銭を多く受け取ってしまって、返さないと詐欺罪を構成するという話はあるが
商品を多く受け取ってしまった場合はどうすればいいんだ?

しかも取引が成立したのは、昨日今日のことではなく1年前のこと。
これが昨日今日なら、量が多かったので返しますと言えばすむ事だが、
(交通費が発生するような距離なら、おそらくコレクトコールで電話して向こうに取りに来させると思うが)
1年前のことなんて、向こうは誰も覚えていないだろうし、
帳簿的にも棚卸減耗としてとっくに損失処理しているよね、たぶん。

まあいいや、平穏にかつ公然と占有し、取得開始のときは善意だった。
1年経過した今となっては、返還する義務はないという事にしよう。
(これがあと3桁多かったら、1年経過していても返還するけどな)

しかしこんな事例があるんだね。
商品を渡した人も、きちんと計数していたと思うんだけどなぁ。
皆さんも気をつけましょう。



願書を提出した後家に戻って、再び所有権移転登記に係わる書類の作成に取り掛かる。
主たる建物、床面積、附属建物、床面積、と。これで委任状は完成かな?
あれ?附属建物である物置は、この前業者に頼んで壊してもらったような・・・・・・。

母親に確認してみるとやっぱりそうだ。附属建物は取壊し済だ。

ってことは、表示変更登記もしなければならないのか。こちらは土地家屋調査士の守備範囲だ。
でも表示関係の登記って、書類を集めて提出するだけじゃなくて、
現状が登記簿の状態と違いますよ、という証明を要するのだったような気が・・・・・・。

これは、専門家に頼らずともできる事なのかな?
一応我が家にも、土地家屋調査士試験のテキストがあることだし、調べてみようか。
もしこちらも私がやるとすれば、200キロ先の法務局まで最低4往復かな?(北海道は広いのだ)
なかなか忙しくなりそうだぜい・・・・・・。