2006/7/18 文月十八日




今日は私に関わる債権のお話。

私の日記を隈なく読んでいる人は知っているかも知れないが、
私は知人に対して数十万円の債権を持っている。

最初に貸付を行ったのは今から3年以上前、
それから諸般の事情で何度か追い貸しを行い、今現在数十万円になっている。

金利なし、催促なし、支払期限は特に設けず、
相手方から自主的に返済してくれるのを待っていたわけだが
どうもその債務者に近い筋から聞いた情報によると、
「あいつ俺に貸している金のこと、忘れているのかな?返さなくていいならラッキーだけど」
と。

数十万円の債権を忘れるわけないわな。
特に漏れは、為替相場の数十万円の損失で、狼狽するような人間だ。
どうしてそんな私が数十万円の債権を忘れることがあろうか?

仮に私が忘れたところで、私の金の流れはここ数年間一円単位で全て記録されている。
何月何日に一円拾ったとか、何月何日に自販機でいくら買い物したとか、帳簿を見れば全て遡れる状態だ。
むしろ相手方のどんぶり勘定の方が私にとって少し不愉快である。
おそらく、自分の収入と支出の管理を行っていないのだろうが、
それ以外にそやつの考え方だと、負債の減少、すなわち借り入れの返済を行っても、資産が増加すると思えないらしい。


現実に金がなくて、私への返済を行えないと言う状態なら仕方ないと私も考える。
ない金を返せとはいえないし、回収することも不可能だからな。

しかし、今現在の債務者の状況は、私よりあきらかに収入が多く、
私が多額の含み損を抱え、交通費をかけたくなくて数十キロの道のりを歩き、
外で食料を買う金も勿体無くて、スーパーの試食品を漁ったり、テナントビルの給湯室で水分補給をしていた頃、
その債務者は、1000円以上するような食事を日常的に食し、
携帯電話は彼女との通話料に月3万円、趣味や娯楽にも金かけ放題である。
そんなことに使う金があるならさっさと貸付金を返済してほしいものだ。

憲法は健康で文化的な最低限度の生活は保障しているが、
それ以上の生活についてはなんら保障していない。
私がよく覗く2chの借金生活板でも、知人等に金を貸している人の話を見るが、
債務者が、債務者たる身の丈にあった生活をしない、
すなわち借金があるのにも関わらず支出を減らす努力をしないことに憤慨している人が多い。
余計な金を使う余裕があるならさっさと返してね、ということだ。

第一どうして債務者が、借りた金も返さずに彼女と豪遊しているのに、私には彼女の一人もいないわけ?
ナンカオカシクアリマセンカ?いや、これはただの僻みだが。


まあいいさ、今までは性善説でいたから何もしなかったけど、明日からは性悪説をとらせてもらおうか。
本来私の考え方は、後者の方に近いのよね。
これで心置きなくこっちからも積極的に動けるし、いろいろ楽しめそうだ。

私は貸金業者じゃないから、貸金業法の規制も受けないし、違法行為じゃなければ何でもあり状態。
もっとも、金利も取っていないから私の利益にはならないのだがな。




家に帰ってみると、ポンドが大暴騰している。
ポンドスイスフランも、昨日見たときは2.27だったのが2.28を超え
深夜にかけて更に高騰し、2.29をつけている。

2.27から2.29までの間にバラバラに配置していた利益確定のリミットに
片っ端から刺さって、残りの買いポジションが100ポンドだけになってしまった。

普通に買いポジションを構築していたのなら大もうけなのだが、
私は5月の大損失から取引手法を変えて、一定の値幅を上下し続ける間儲けられる方法に変えた。
だから短期間に一気に値を上げられても、たいした利益は出ないのだ。

でもとりあえず5月のあの大赤字の日の損失から、2ヶ月で半分くらい復活した。
この調子で原資回復、そして黒字の世界へと進みたいと思う。
できれば来年までに利益が上がるようにして、資格試験の受験料としたい。


さて、明日目が覚めたらポンスイはどうなっているのだろうか?
他の人の取引を見る限りでは、2.29付近で大量のショートを仕込んだ人が多いようだけど。