2006/7/14 文月十四日





わが国で長い間続いたゼロ金利政策。
本日の日銀政策会合で、このゼロ金利政策が終わるかもしれない。

今まで金利が0だった事は、各界に様々な影響を与えてきた。
たとえば銀行に預金していてもほとんど利息がつかなかった。
その代わり国や地方自治体、企業などは安い金利で資金を調達できた。

ゼロ金利は本来異常事態なのだが、その異常事態も長く続けばそこに安住したがる人も出てくる。
そういったしがらみ等を踏まえたうえで、日銀はゼロ金利を解除できるのか、注目が集まっているのだ。

もちろんこの決定しだいでは、為替相場にも影響を与える。
これから継続して円の金利が上がるならば、円を欲しがる人が増えて円高になるだろうし、逆なら円安だ。
そういうことで、私は日銀の発表を今か今かと待っているのである。


12時40分過ぎ、謎の円売りが入り、ドル円が116円を超えて円安方向へ。
まだ日銀の会合の結果が出たわけではないのに、なぜ?と思っていたら
どうやら翻訳された日本のニュースの解釈を勘違いしたらしい。
海外勢も、日本の金利の動向を注視しているということか。

次に今度は少しずつ115円75銭付近まで円高方向へ。
中国人民元のニュースが出てきたためで、同じアジア通貨である円と人民元はつられて動く性質がある。

13時37分、無担保コール翌日物金利が0.25%へ変更される事が発表された。
その瞬間、円高へ跳ねたと思ったら、今度は円安へ。
どうやらゼロ金利は解除されたが、今後もきわめて低い金利が続く見通しが出されたためらしい。

外為をやっている私としては、円の金利は低いままで一向に構わない。
円を売って金利差を得る取引が引き続き可能であるということだし、
金利がなくても運用益をチョコチョコあげて増やせばいい。
何もしないで安全に金利を受け取れる時代は終わった、私はそう信じている。



さて、日銀発表に安心して大学へ行くと、例の湯浅氏が久々に部室に来ている。
そのせいで女性部員は、彼の姿を見るなり早々に部室を去っていくわけだが
どうやら湯浅氏、海外旅行に行く模様。

まあ海外旅行くらい今の時代誰でも行くし(私は国内の方が好きだけど)、別に不思議じゃないけど
その後のセリフに驚いた。あいた口が塞がらなかった。

「えーとさ、俺海外旅行行くんだけど、旅費とか宿泊費とか除いて
 3日間で6万円しか自由に使えるお金がないんだよね。ぜんぜん足りないじゃん。
 俺も別に行きたいわけではないんだけどさ、約束しちゃったからね。
 でもこの旅行行くとお金がなくなって生活費が苦しくなるんだよね。
 だからとりあえずスロットやってお金増やそうと思うんだよね。
 あ、そうだ、金貸してくれない?8月のバイトの給料で返せるから。」

・・・・・・どうみても多重債務に陥る考え方です。本当にありがとうございました。
私は2chの借金生活板に出入りしていて(私自身は貸付金の方が借受金より多いが)、

このような話はスレでよく読むが、まさか身近に教材がいたとは・・・・・・。
旅行先で3日で6万ってどういうことよ?これでも明らかに使いすぎだと思うけど、これで足りないって・・・・・・。

悪いことは言わない、止めておきなさいと諫言するもまったく耳を貸さない。
まあそれも、多重債務に陥る人にありがちなことだ。

更に他の人から情報を集めると、どうやら人妻と一緒に旅行行くらしく
しかもその女性の旅費の半分を湯浅氏が負担するのだとか・・・・・・もうね、アh(自主規制

仕方ないので周囲に対し、湯浅氏に対して金を貸し付けることのないよう通達を発しておいた。



さて、今日は豊平川の花火大会である。
例のごとく、もう一人で行くのがすっかり定番になっているが
今日はK氏からメールがあったので、合流することにした。

南大橋付近で待つこと数十分、どうやら道がわからないらしくここまで来れないという。

仕方がないので他の見物客でも撮影しつつ幌平橋へと向かう。

人だけを撮影するのはそれなりの知識と技能があればそれなりにできる。
花火だけを撮影するのは、三脚と写真の性質の理解があればこちらもそれなりにはできる。
もちろん、プロのような美しい写真に仕上げられるかどうかは別問題だが。


さて、人と花火を写真内に同時に写しこもうとしたらどうだろう?
フラッシュは人には有効だが花火に焚いてもまったく意味がない。
(それなのにフラッシュを花火に焚いているバカも多いが)
長時間露光すれば花火は綺麗に写るが、人は被写体ブレしてしまう。
スローシンクロ機能を使えばそれなりにはなるが、やはり少しぶれてしまう。


シャッタースピード1/8秒でのスローシンクロ。これでは花火が物足りない、
しかしあまり露出時間を長くすると、被写体ブレが出てくる。

更に、被写体となる人は花火を見ているとすると、花火に対面していることになる。
人の顔を写そうとすればその方向に花火はなく、
逆に花火を狙えば、人の後姿しか写らない。
花火をバックにVサインした作り写真なら簡単だが、それでは面白みがない。

となれば方法としては、振り向きざまを狙う、横顔を写すなどがいいだろうか?
なぜこんなことを考えるとなると、来週の花火大会で、
花火と女の子を一緒に、被写体として撮影するかもしれないから。
せっかく撮るなら綺麗に撮れた方がいいじゃない。というか下手糞な写真は作りたくない。


幌平橋まで歩き終える。相変わらず周囲は人でいっぱいだ。
平岸某所を待ち合わせ場所に設定、しばしK氏を待つ。
K氏が南平岸付近を出てから30分後、やっと平岸某所に到着した。
歩いても15分くらいの場所を、原付で30分迷い続けるとは・・・・・・。
K氏が方向音痴なのは知っていたが、これほどとは。

合流し、豊平川河畔に着いた頃、ちょうど花火が終わった・・・・・・。