2006/7/12 文月十二日





本日、先日の電気通信主任技術者試験の解答が発表される。
私の通信電力は、果たして60点以上取れているのだろうか?

前の方からそーっと採点していく。2点問題の正答率はまあまあだが、3点問題の正答率が芳しくない。
複合正誤式で、3問全ての正誤判定が合っていなければ、得点にはならない。
わかってはいるけど、とても歯がゆい。
80点分採点し終わって得点は40点、残り20点分が全問正解なら
かろうじて合格点である60点に届く。
しかも残っている最後の部分は、私が得意な呼び電源及び蓄電池、
もしかしたら、一縷の望みをつなぐ。

正解、正解、正解、正解・・・・・・正解・・・、正解・・・、正解・・・・・・
はあ、はあ、後一問。後一問が正解なら合格だ

さあ、どうだ、奇跡は起こるのか・・・・・・

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・不正解、

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
うわああああああああああああああああああああああ!!
ぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぬるぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
57点だああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

またかよ!去年の二の舞かよ!!また受験かよ!!!
後1問かよ!試験中もっと集中しろよ!!あと1問くらい何とかならなかったのかよ!!!

激しく悶絶した後、今度は激しく自己嫌悪して一気にダウン。

ああ、陸上無線技術士の受験がまたまた遠のく。
だめだ、何のやる気も出ない。もっときちんと勉強するんだった。
受験料1万8千円、もったいないなあ、もったいないもったいない。
また来年まで待つのかなあ、冬はまたセンターと重なるだろうし。
あー嫌だ嫌だ、早く線路(主任技術者)に舞台を移したいのに、



しかしいつまでも塞ぎ込んでいるのは精神衛生上良くないので、何かやろう。

だったら一気に航空通信士の過去問題打込作業開始!

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数時間経過。全速力でキーボード打ち続けて手が限界です。


だめだ、まだまだこの程度では気分転換など無理だ。次なる手はどうしようか?

ならばどこか遠くへ行こう。とにかくどこでもいい、走りたい。

最初、無意味に歌志内まで一人で行ってこようかと思ったが、
燃料代高騰の折、一人で無意味走行するのも何かと思ったので
大学にいって、誰か一緒にドライブしてくれる人を探そう。
誰でもいいしどこでもいい。さすがに根室まで走れとか言われたら無理だが。

「直太郎さん、北広島まで行きませんか」
「えー、今日これからドンキホーテで買い物しないとならないんすよ。でも行きたかったな。」
「トーダさん、これからどこか行きませんか」
「いや、今日俺、バイトなんっすよ」
「遠藤商店、岩見沢まで一緒に行きませんか、送りますよ」
「え、いいんですか?でも今日は帰るの何時になるかわからないんですよ」

まさにこれぞ、むしゃくしゃしてやった、誰でも良かった、今は反省している、だな。(何が)
まあ直太郎氏やトーダ氏ならともかくとして、遠藤商店と二人旅は
事実上デートと変わらないと指摘された。まあ、それもそうか。


仕方ない、一人で回遊してくるか、そう思っていると部室にya5u5hi氏が入ってきた。
駄目もとで声をかけてみる。
「ya5u5hiさん、撮影がてらどこか行きませんか」
「いいねぇ、手稲山口のあたり行きたいな」
「じゃあ、札幌辺縁ツアーってことにして、札幌の辺縁を一周しましょう」

あら、あっさり成立してしまった。まあ彼のblogを読む限りでは、
私同様に街を散策するのが大好きみたいなので、驚く事でもないのかもしれない。



そうと決まれば一呼吸おいた後、学園からスタート。

私は世間一般の人に比べれば、札幌市内の地図把握力は郡を抜いていると思うが、
札幌の端の方の地図は、私の頭の中にも入っていない。どんな旅になるか楽しみだ。

北海学園は札幌の中心近くにあるので、まずは辺縁部へと移動しなければならない。
米里行啓通をひたすら北郷方面へ、そこから厚別通を経て川下、川北といったあたりへ。

白石高校付近からは視界も開け、川の脇に未造成の地が並ぶ。
周囲は完全に辺境の雰囲気をかもし出しているのだが、
大型トラックが引っ切り無しに通り、交通量は多い。
清掃工場や廃棄物処理場などがある関係である。

この後ちょっと寄り道して白陵高校へ。
以前私がここに来たときに体験した異様な雰囲気を、ya5u5hi氏にも味わってもらいたかったが
残念ながら既に下校時刻よりかなり遅く、殆ど生徒の姿は見当たらず。
私が以前ここに来たときは、下校時刻のど真ん中だったからなぁ。
バスの回転所で折り返し、再び札幌の端の方へ。

江別市を掠めつつ、再び札幌市内に戻り、東米里、東雁来、豊畑東、中沼、篠路町福移を経てあいの里へ。
運転中なので写真が撮れないので地名の羅列のみになってしまうが、
路肩が狭い細い道路、目の前に広がる牧草地、少しさびしい感じがする風景、
大都会、札幌らしくない景色が延々と続く。妙に交通量は多いけど。

豊畑東にも中央バスが通っていたんだね、知らなかった。

あいの里は街らしい街である。札幌駅からの距離はそれなりにあるのだが、
やはり鉄道が通っていると言う事は強みなのだろうか?
朝のあいの里教育大駅に来ると、ホームには溢れんばかりの通勤客の姿が見られる。
世が世なら、この駅からまっすぐと都心方面に向かう私鉄があってもおかしくないんじゃないか、
そんな話をya5u5hi氏としていた。

茨戸福移線から国道231号線、さらには札幌外環道国道337号線へと進路を移す。
これらの道は、先ほどまで通ってきた道と異なり、
きれいに整備された道路らしい道路であり、快適に走行する事ができる。
しかしその道自体の存在が大きすぎるのか、どうも風流では無い。
花畔より先の国道337号にはいると、それは顕著である。
貨物輸送経路の都心迂回のために造られた道路に、風情を求めるのも間違いかもしれないが。
これは、札幌新道なんかにも言える事である。

このような道はさっさと抜けて、とりあえずの目的地である手稲山口へ。
雲が棚引く手稲山がとても美しい。
なぜか廃棄物処理場に到達、ここで少し写真撮影。


最も今回の計画は、行程自体が目的であるようなものだから、
ここについたからと言ってそれで終了ではない。
ちょうどここが折り返し地点のような物だ。

この後は、札幌から抜けずに小林峠を通るコースと、
一旦小樽方面へと向かって朝里峠へと抜けるコースが考えられるが、
私が朝里峠を通りたかったので、小樽方面へと足を進めた。

途中、銭函駅付近に立ち寄りの木造家屋郡を撮影。
ここは駅から近い場所なので、JRに乗ってよく来る、お気に入りの場所だ。

踏切より銭函駅を見る

海岸線を走る電車 鉄道撮影スポットとしてもここは有名だ


さらに国道5号を小樽方面に進み、張碓の集落へ寄り道。
以前、張碓駅を訪問したときに訪れてから、結構気に入っている。
海岸線を通る電車を見ることもでき、おいしいスポットである。
小樽にはこんな集落がまだまだいっぱいあるらしい。
暇があれば、色々と回ってみたい物だ。

張碓の町の上からは、海岸線を走る列車が見られる。以前はこの場所から下に降りられた。


朝里の市街から、道道1号線、朝里峠へと左折。
北海道に数多く存在する道道の中で、No1を背負っているこの道路。
私は十数年ぶりに通る事になる。(記憶の中には既に無い)

朝里川温泉を通り過ぎ、美しいまでの大ループを経ていよいよ朝里峠。
このループはうまく撮影すれば非常に絵になりそうだ。
もっとも今日は、既に日が落ちつつあるのでまた今度の機会だ。

なかなか峠らししさを感じさせてくれる峠である。
最近は峠道もトンネルや橋梁などで直線化され、峠道を走っていると言う感覚がなかなか味わえない。
思ったより交通量も少なく、快適に走行する事ができた。

峠の頂上を越えると再び札幌市である。
数年ぶりに見る札幌国際スキー場、大きく広がる人造のさっぽろ湖(定山渓ダム)
もう少し明るければ寄り道も悪くないが、既に周囲は暗く、ただ通り抜けるしかない。

豊羽鉱山との分岐点を過ぎれば、定山渓はすぐそこだ。
そして道道1号線完全走破、後は簾舞、藤野と経由して戻るだけ。

ya5u5hi氏は常盤在住なので、藤野から常盤へと向かう裏道へ入・・・・・・ったはずなのだが
どこをどう間違ったのか、藤野聖山園についてしまった。あれ?
国道まで戻って、もう一度やりなおし、と。



本日走ったコースを地図にトレースしてみると、こうなります。
見事に札幌を綺麗に囲んでいますね。

東の方が少し希薄になってしまったので、これはまた今度と言う事で。


このドライブが終わる頃には、荒れていた心は落ち着いた。
しかし気分転換は図れても、不合格と言う事実は変わらない。

まあいい、資格の借りは資格で返す!

新生エネルギー管理士、三種電気主任技術者、二種放射線取扱主任者、社会保険労務士、
8月に行われるこいつらを攻略し、来年の8月には気兼ねなく
土地家屋調査士、二種電気主任技術者、一種放射線取扱主任者あたりを
狙いにいける位置につけておけば、今回の失点は何とかなる。

他の人にとっての夏休みは、私にとっては休みじゃない!(というか今の立場上、1年中休みなどない!)
これを肝に銘じておくことにしよう。(今まで何度このセリフを書いたかな?)

後は1月期の電気通信主任技術者試験をどうするかだな。
今年はセンター試験の化学の時間と重なって、回避せざるを得なかったが。



家に帰ってみると、“死”格の先月のアクセス数が届いていた。
おお、アクセス数が前月比1.4倍!
ということは、これだけ私のサイトを見てくれる人がいるわけだ。

となればなおさら、不合格くらいで歩みをとめるわけには行かないね。