2006/6/8 水無月八日





今日も風邪で体調が芳しくない状態なので、病院にいく以外は家でずっと寝ている。

発熱による倦怠感から、パソコンのキーボードを打つのも億劫だが、
ただ寝ているのも暇なので、2ちゃんねるでも縦覧してみる。


とりあえず、投資関係の板でも覗いてみる。
ここ最近のところ、株式が全面的に暴落、日経平均も怒涛の下げを見せている。
特に今日の下げはまた一段とすさまじいもので
2ちゃんねるの『株式板』、『市況1板』の書き込みは、
6月に入ってからあっという間に資金が半分になったとか、4年分の給料相当分が消えたとか
悲壮感ばかりが漂ってくる。

もっとも中には、空売りやプットオプション買い戦略などで
この下げ地合の中、莫大な利益を生み出している人もいるが少数派だ。

私もこの6月から、株取引を始めようかとも思ったが、
正直、今の地合では何を買っても損をしそうなので
証券会社に入金したまま、まったく動けないでいる。
もっとも、今回はそれが正解だったようだが。


ちなみに私は信用口座は無いので空売りはできないし、
オプション取引は、数十万くらいの損失でうろたえる様な貧乏人がやるものでは無いので
やはり手を出せない。



さて、一方の外国為替市場は、ロンドン時間にECB政策金利(ユーロ圏の金利)の発表とともに
ここまでゾンビのような強さを見せたユーロが崩壊しはじめた。

ここ最近のIMMポジションは、史上最大のユーロロングが積み上がっていた。
(言い換えれば投機目的のドル売りユーロ買いが膨れ上がっていた)
積み上がったロングはいつか手仕舞いしなければならない。
いつかは、このユーロの不死身の強さも限界が来るとは言われていたが、それが今日だった。

ここ1ヶ月以上の間、強固に作用した1.27のサポートラインを一気に突破、
さらに下値を付けに行こうとする展開。


主に外国為替取引をする人がメインの『市況2板』はお祭り騒ぎだ。
ユーロが崩れた他に、株安を嫌気した日本市場からの資金引き上げと見られる円売りで
ドル高円安ユーロ安の展開。

前にも書いたが、ドルは買い持ち、ユーロは売り持ちの人が多いので
みんな利益が出たり、損失が減ったりと上機嫌だ。

私が持っている、ユーロ売り、スイスフラン売り(スイスフランはほぼユーロに連動して動く)のポジションも
含み損がどんどん消えていく。
(もっとも、私のポジションは取った位置が悪すぎて、まだまだ回復には至らないが)


せっかくだから、この流れに追撃して、少しでも損失を減らそうかと考えたが、
残念ながら、追撃するだけの資金がもう無いのだ。

きちんと資金管理をしておかないと、儲けられる地合になったときは資金切れ。
まあよくある話ではあるが、まだまだ過去の負債は重いようだ。