2006/5/14 皐月十四日




金曜日に私の外貨取引は史上最大の赤字を記録した。
正直このままのペースで溶かしていくと、資格試験用の資金が食いつぶされかねない。
ということで、今日は休みを利用して、今までの取引を分析してみることにした。

テクニカル、ファンダメンタルズはもちろん、
更には各通貨ペア間の相関係数、標準偏差、一定期間で予想されるリスクに対し許容されるレバレッジなどの
統計学的な分析も併せて行ってみた。



分析の結果、私が損失を拡大させている原因は、単純明快だった。
スワップ金利を得ようとして、ポジションを放置し、リスクに晒し続けていることである。


スワップ金利を重視した取引をするならば、
低レバレッジで、10%や20%の下落が何だ、と言った取引をするか、
年に1度の絶好の買い場(売り場)が来るまでひたすら待つか、
このどちらかで無ければ、スワップは受け取るが、損切りや差益の利益確定なども行う、
2ちゃんねるの市況2板では、スワング派と言われている方法を行うべきだった。


私が3月以降にポジションを取った位置は、まさに全てそれで、
様子見でポジションを取って、ロスカットを設定しておくという
スワング派の立場としてならそんなに悪い場所でもないが、
スワップ目当てでポジションを放置しておけるような場所ではなかった。


市況2板の書き込みに、
「一日に受け取れる金利を勘定しながら、ポジションを増やしていく、これは最悪のパターンだ、」
というのがあったが、まさに少し前の私がその状態になっていたわけで、
受け取りスワップの増加をはるかに超える勢いで、含み損が増加していった。



スワップ派が好んで買う米ドルの下落以上に、
メキシコペソ、トルコリラ、南アフリカランドなどのエマージング通貨は更にひどい下落となっている。
そのため4月後半からの大相場で、スワップ金利目当てのトレーダーは、
底で仕込んだ玉を未だに持っている人と、ポンスイロンガーを除いてほぼ壊滅状態だ。


とりあえず、今建てている玉については、たっぷり資金を投下しつつ、放置を決め込む予定だ。


ということで、私から資金を借りている人へ。
今はまだ耐えられるレベルですが、今後更に損失が拡大するようなら
私自身があぼーんしかねませんので、融資を回収させていただく可能性があります。

具体的に言うと、今の私のポジションが

USD(アメリカドル)    ロング
EUR(EUユーロ)     ショート
CAD(カナダドル)     ショート
CHF(スイスフラン)    ショート
AUD(オーストラリアドル) ロング

となっていますので、アメリカドル、オーストラリアドルの下落、
もしくはEUユーロ、カナダドル、スイスフランの高騰があると、私の損失は増えます。

私から資金を借りている人は、今後の為替相場変動の動向にご注意ください。
まことに勝手ながら、よろしくお願いします。