2006/4/7 卯月七日





本日、北海学園大学の入学式。
一年前の自分の入学式のときは、どうでもよかったから遅刻して会場に入ったが
今日はいちおうは業務(試用期間みたいなものだが)で来ているので、かなり早くから会場へ入っていた。

何の業務かというと、アルバム委員という仕事のである。

イベントなどが行われる際、業者の方が撮影を担当するのだが、
それだけでは人手が足りないため、学生のそれが業者を補助するわけだ。
アルバム委員には別に誰がなってもいいのだが、
撮影を担当するという性格上、写真部の人間が担当するケースがほとんどである。

もっとも今回は、私は表舞台に上がらない。
上でも試用期間のようなものだと書いたとおり、昨年度もこの業務を担当した
先輩方の仕事を見て覚えるために今日はやってきたわけである。
とはいっても一応スタッフであるため腕章の貸与を受けた。
写真は撮らないのに学生部の腕章つけているものだから、父母の方に会場の案内係と何度も間違われて
そのたび会場の案内をしてまわっていた。まぁ、役に立っているならいいか。


このような式典の場合、入退場の撮影が一番忙しいらしい。
私はその撮影の様子を、上から全景を広角いっぱいで撮っているnoct-氏のそばで見ていた。

その間、グリークラブの合唱、そして吹奏楽団の演奏があった。
相変わらずセルシウス氏の歌声はよく通るようで、
多くの人の歌声が混ざっている中でも、彼の声は弁別が容易だった。


会場内は暗いので、望遠かつ遅いシャッタースピードになってしまい、鮮明な画像を得られない。


式が始まってからは、写真撮影班も暇になるようで
学長らの長い長いお話を、我慢して聞いていなければならないのは新入生と一緒だ。

「最初の方に入場してきた新入生はあきらかに疲れてきているね」
「こんな聞こえにくいスピーチされても困るだろ」
などと端のほうで雑談できるだけ我々の方がましかもしれない。


ところで父母の方々の持ってきているカメラを見ると、携帯電話をカメラとして使っているのから
よくあるコンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラなどと様々であるが
そのほとんどの人が、被写体まで届きもしない無駄フラッシュを焚いている。
いったい何がやりたいんだか・・・・・・。

その様子を長時間露光かけて、一枚の写真にしたら面白いと思うのだが、
目いっぱい絞りが効く一眼レフじゃないと無理みたい。

ちなみに業者およびアルバム委員の撮影担当の方々は、みなデジタル一眼レフカメラを使用している。
やはりこういった暗い会場のなかでは、コンパクトタイプより一眼が圧倒的に強い。
(先ほどから言っている会場が暗いとはいうのは、比較対象は屋外)
また、周囲に与える印象も、一眼タイプの方が良いだろう。
性能云々はともかくとしても、コンパクトカメラでの撮影ではやはりなんとなくイメージが悪い。



さて、式終了間際になると、また忙しくなる。
会場から出て行く新入生の撮影が待っているからだ。

総員それぞれ持ち場に着く。ホールや各出入口を押さえる。
誰も地下通路に行かないみたいだから、私が地下通路に行って撮影することにした。
もっとも、地下通路で撮影しても面白くないとのことで、アルバムには使わない。

式を終え、ほとんどの人が地下鉄直結の地下通路に流れ込むため、地下通路は非常に混雑、
アルバムには地上から出てきたわずかな人たちを選りすぐって使うらしい。
一方それとは別に、式典参加者にカメラを渡され、記念撮影を頼まれることも多いようで
これもある種の業務といえるだろう。


せっかくなので撮った写真はここに掲載してみる。


まあ、こんな感じで撮るわけだが、これは被写体ミステイク。


こういう撮影やっていると、かならずカメラにピースする人がいますね。
それをうまく撮影できれば一流なんですが・・・・・・。(私は見ればわかるように撮りきれていませんね)


ちなみに地下通路ではサークルの勧誘が盛んです。特に体育会系のサークルが。
本当は、入学式での勧誘はダメなんですけどね。


え、被写体が女性ばかりなのは何故かって? いや、男女満遍なく撮っているんです。
ただ、ここで公開しているのが偏っているだけで。NHKの放送みたいなものです、はい。


ということで地下通路混み過ぎです。当事者だった昨年も書いたかも。

会場から多くの人たちが去ると、業務も終了する。
最後に全員できたえーるで食事して、今日のミッションは終了。お疲れ様でした。
とりあえず、6月のよさこいやソフトボール大会などの行事が集中する頃までは、特に仕事もないようだ。



そして今日、ついに私のパソコンが、修理のためNECに引き取られていった。
1月1日に故障してから実に3ヶ月以上の月日が流れたことになる。
データの移転だの、費用の確保だの、いろいろ問題があった。
とりあえずどれくらいの見積もりが出てくるか、楽しみだ。
あまりにも高ければ修理を諦めて、新規買いだろうが、どこにその分岐点を設定するかが難しいところだ。