2006/4/23 卯月二十三日





「ちょっと肥料とか園芸用品まとめて買いに行くから、車に乗せていってくれないかしら?」
本日昼ごろ、祖母が私に頼んできた。


ご存知の人もいるだろうが、私はサンデードライバーどころかマンスリードライバー。
月に一度くらいしか車を運転しない。(前回は3月31日也)

運転しない主な理由は
・鉄道やバスを乗り継いでいく方が楽しい
・車社会が大嫌い(100m先のコンビニまで車で乗り付ける奴は池沼として蔑みます)
・乗員私1人だと、燃料代等の諸経費を考えると公共交通より高くつく
・地球温暖化の防止に貢献(まあ、これは理由と言うより結果だな)

よって私自身のルールとして、自分1人の用の為には運転しないことを決めている。
逆に言えば、他の誰かの為に運転することならあえて拒否はしない。
(でも、できることなら公共交通の使用を推奨してはいる)
まあ、ということで祖母を乗せてホーマックまで出かけることにした。


私は、これだけ運転経験が少なくても、頻繁に街を歩き回っているためか、
運転経験がそれなりにあるドライバーに比べてもかなり道を知っているので
道路を普通に走行する分には困ることは何もない。

ただ運転経験が少ないのがもろに影響するのが駐車場での操作。
今日のホーマックの駐車場は激しく混雑。
いつもなら、たとえ歩く距離が長かろうと、遠くの空いている場所に悠々と止めるのだが
今日のここは、空いたスペースを見つければ、すかさず奪い合いになるような殺伐とした状態。
こんな状況の駐車場と対峙したのは今回が初めてだ。

とりあえず、長期戦になりそうな予感がしたので、一旦祖母を降ろしてから一度駐車場を出て
ぐるっと回ってからトライすることにする。

が、やはり経験不足の私が、そう簡単にできるはずもない。
とりあえず、出て行く車を全てやりすごした後、ゆっくり進む。

そしてやっと空きスペースができた。しかし一番面倒くさそうな場所、
正直スルーしたいんですが、後ろも詰まっているのでそういうわけにはいかないみたい。

その後、駐車場内で格闘すること数分間、あまりにもトロイので後ろの爺さんが
「さっさとしろや、ボケ」
と言わんばかりにこっちを睨んでくるんですが。

さっさとしろって言われても、こんな狭い駐車場では私の技量ではなかなか動けないんです。
もちろん動揺して、下手に動いてぶつけたりしようものなら私の責任、
周りがどうだったとか言い訳しようが始まらない。

かといって開き直るのもなんだし、ここはこの手で行くか・・・・・・。
ウインドウ全開、大きく深呼吸、そして渾身の力を込めて叫ぶ。
「ぬるぽ、ぬるぽ、ぬるぽ!ぬるぽ!!ぬるぽ!!ぬるぽおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

後ろにいた爺さん、驚いてすぐさま車の向きを変えて撤退、ついでに付近にいた歩行者も逃げ出した。

・・・・・・勝った。あんまり嬉しくないけど。
これでどこからともかく ガッガッガッガッ とか言われたら(゚∀゚) だけどな・・・・・・。

余計なプレッシャーをかけてくる輩がいなくなれば、あとはゆっくり入れるだけ。ああ疲れた。
最近私のような人が下手くそが多いから、ジャスコとかは広い駐車場を設置しているわけね。
先程あげた車嫌いな理由の一つに、『駐車場に止める操作が嫌』を追加しておこう。
正直こんなことするくらいなら、公共交通利用の方がよっぽど楽です。
たとえ1時間に1本しかないとしても。


さて、駐車場に車を止めて出ようとしたのはいいが、
向かい側にある車椅子利用者専用駐車場に止めているDQNカップルが車に戻ってきた。

てめえは車椅子利用者でもないどころか、老人とか子供ですらいるわけでもないのに
車椅子専用スペースに駐車かよ。こっちが必死になって(以下略
とにかくそう考えると無性に腹が立ってきた。
そして思考より先にとりあえずデジタルカメラを手に取っていた。

とりあえず、本当に車椅子で来た人が困るからやめようぜ、と偽善ぶってみつつ、ナンバーごと晒し上げ決定。

まぁこんなことしたところで意味ないのは解っているけどさ・・・・・・。


“咄嗟に手が出る”という言葉がありますけど、
私の場合、咄嗟にカメラが出てくることが多々あります。
撮影されたくない場合は、言動に気をつけてください。
(もっとも撮影されたところで、悪くてネットに晒されるだけなので大抵の場合実害はありません)