2006/12/19 師走十九日




今年も残すところあと2週間弱。
世間では忘年会のシーズンだが、私のところでも例外ではなく今日はゼミの飲み会が行われた。

私のゼミは、学内で色々な意味で人気のO西氏、
密かに2ちゃんねるを閲覧し、掲示板で場外乱闘し
みんなにSだと言われるが自分ではMを自称する(今日のO西語録より)あのO西氏である。

飲み会の場所は中央区内某所の店舗であり、ya5u5hi氏と同じ会場である。
(ya5u5hi氏のゼミでも、同じ場所でゼミコンパを行う模様、時間は違うけど)



今日の写真はこれ一枚だけです。何で目線が入っているのかって?それは今日の日記を読めばわかります。
普段遠慮なく人の写真を載せまくっている私が、わざわざ配慮して写真に目線をかけると言う異常事態、
勘のいい人は、日記を読むまでも無く、私が何を意図してこんな事をしているのかわかると思います。

何故か知らんが私が幹事なので、進行上、最初にO西先生に挨拶をお願いした。

「1年間、私の“罵詈雑言”に耐え、ご苦労様でした(中略)色々ありましたが、今日は飲みましょう」

とO西先生の挨拶の後で乾杯したのはいいが、その後にある人が
「先生が先ほど言った言葉の意味、どういうことですか?」
と。

へ・・・・・・?

最初何を言いたいのか、私もO西先生もわからなかった。
その後、“罵詈雑言”と言う言葉の意味がわからなかった事が発覚したが正直、釣りかと思った。
“ふいんき”や“やくてい”、“がいしゅつ”の類だと思った。
しかし、ネタじゃなくて本気で意味がわからないようだ。

ここまでならまだ、日本語に不自由な奴がいるな程度で一笑に付して終わるのだが、そやつは
「俺だけじゃなくて、他の奴らもわからなかったと思いますよ」
と言う。O西先生が
「んなこと無いだろ。みんな“罵詈雑言”の意味くらいわかるよな」
と言ったが、現実に私とO西先生以外の全員が、その意味をわからなかった。




マジデスカ?




更に驚きは続く。
彼らは、このような一般常識的な語句を知らなかった事を恥じるどころが
「今の時代、知らない俺らの方が普通なんですよ。第一そんな言葉、今まで見たことも聞いたこともないし」
そう言って自己正当化を行った。

空いた口が塞がらなかった。

O西氏は
「今の時代、俺らの常識が若者の非常識とは言われているけど、本当にそうなんだねえと実感したわ」
と言っていたが・・・・・・言いたい事はいっぱいあるが日記の途中なので後回し。
とりあえずは時系列に従って書き進めることにする。


私のところのゼミは、構成員が全員男性である。
よって話題は、女の話が中心になるとは大体は予想できていたが、やはりそのような話題が中心になった。
意外とO西先生は女好きであり、女の子紹介しますよという話に盛んに食いついていたり、
若い頃(何か現在進行形のような気もしないでもないが)の女性遍歴を語ったりと、ある意味面白くはあった。

来年はゼミにいっぱい女の子が入ってきて欲しいという趣旨の事も話していた。
「いっそII野ゼミのように、女の子集めてはどうですか?」
と提案してみたら、
「やだよ、そんなことしたら品性が下がるもん」
と。

------------ II野について ------------

II野はH海学園大学法学部の教授であり、主に刑法や刑事訴訟法などを担当している。
無類の女好きで有名であり、授業では女子学生にしか発言させないし、
ゼミの構成員は全て女性で固め、飲み会や合宿への参加を強制させていた。
(もっともそれがセクハラだと言う事で戒告を受け、今では形の上では男子学生も取っているとか)
そのような事から、時折ネタとして取り上げられる教授である。
なお、教授としての能力はそこまで高くないと見られている。

------------ II野の説明 おわり------------

ああ、内輪ネタばかりになってしまうな。
何を言っているのか意味がわからない人、本当に申し訳ない。


まあ、そんなこんなのくだらない話で飲み会は終わったが、
店から出るなりO西先生は、「ゆかりちゃん」に会うために一目散に去っていってしまった。
(話の流れからすると「ゆかりちゃん」は、南西方向にある『お店』の女の子だと思われる)

O西先生が去っていった以上、もうここに長居する必要はないし
さっさと帰ろうかと思ったが、帰るタイミングを逸してしまった。
ちなみに他の2年生はいつの間にかみんな消えていた。

で、残ったメンバーと言うのが、所謂リアルDQNばかりで、
何で私がこんな集団に残っているのだろう?と何度も思ったがまあいい、
しばらくDQNの生態でも観察することにしようか。

と思ったそばから路上喫煙禁止エリアで喫煙かよ!期待を裏切らないDQNぶりだな。
ホントいい加減、どこかで脱出したくなったきた。
他の人達は勝手に上機嫌になって騒いでいる一方、
私のテンションは下がる一方というか、むしろ潜在的な怒りのボルテージは蓄積する一方だ。

で、どこに行くのかと思ったら
「せっかくだからキャバクラ行こうぜ!」

うん、本当に期待を裏切らない典型的DQNですね。
こんな世界が本当にあったんだ。白石区にある某高校生を見たとき以上のカルチャーショックだよ。
なんて冗談言ってる場合じゃないぞ、こいつらに連れられてキャバクラ突入して
わざわざ高い金払って不愉快と怒りとレバレッジ100倍で買うなんて真っ平御免だ。

遠まわしにお断りしても彼らには通じないので、

「私はキャバクラにいるような馬鹿な女は好きじゃない。
 そもそもそんな馬鹿と話すのは苦痛でしょうがない。
 そんなことに無駄金使うのは お 断 り だ!」

と言い放ってその場を去り、そのまま西へ抜けて市電に乗った。
その後どうなったかは知らないが、多分彼らは(彼らにとっては)楽しい時間を過ごしていることだろう。


で、今現在、家でビールでも飲みながら日記を書き殴っているわけだが
私が家でアルコールを摂取するのは普段の行動パターンではありえない事だ。


新入生歓迎会のときのnoct-氏の気持ちが少しだけわかった。
私もnoct-氏より多少は閾値が高いだけで、リアルDQNは生理的に受け付けないわ。

嫌悪、憎悪、侮蔑、敵意、反感、怨恨、軽蔑・・・・・・etc
こういった感情が絡まりあって筆舌に尽くしがたい感情が生まれてくる。
O西氏がいたからまだ楽しめたけど、O西氏なしで奴らと飲み会とか身の毛がよだつほど恐ろしい。
まだそれならキャバ嬢と飲んでいたほうがマシだと思う。

しかし今まで私に此処までの感情を生み出させた奴と言うのはなかなかいなかった。
小学校、中学校、高校、大学、取引先、インターネット関係の知り合い、
今まで私が会って来た人の中で、彼らほど“救いようが無い”と感じさせた人間は恐らくいない。

ゼミではろくに調べもしない作った報告を読み上げ、O西から
「ダメ、そんなの報告になってない。一週間何やってたの?」
「中学生の方がまだマシな発言するよ」
「小学生じゃなくて法学部の学生なんだから、少しは論理立てて説明できるようになれよ」
「わかりませんと言うまでに少しは考えろ。わからなくてもいいから何か考えて発言しろ」
「日本語になってないつーの。もう一回読み上げてみろ?おかしいと思わないか?」
「お前ら大学入るより、高卒で働いた方が生涯年収多かったんじゃないか?」
「企業の面接で『大学で何を学んだの』って聞かれたら、『遊ぶ事を学びました』とでも言うのか?」
などなど、散々“罵詈雑言”を浴びたにも係わらず、一向に進歩する気配が無い。

おっと、O西先生の言葉を借りて彼らを煽るのは卑怯か。
では、ちゃんと私の言葉で罵倒させてもらおう。


彼らが救いようの無い馬鹿だという思う点は、全く改善性や向上心が見られないことだ。
頭が良い、悪いというのは先天的な物もあるが、実際は後天的な要素の方が私は大きいと思う。
つまり、頭の良い悪いと言うのは、知識量や記憶力、計算力などを言うのではなく
物事に対して取り組む姿勢、つまり物事に対して疑問を持つこと、
疑問を持ったら納得するまで考え、調べ解決しようと努力する事、
つまり、“知の探求”を行う事ができる人間が、頭の良い人間なのだ。
一方彼らは、自分で考える事もせず、調べようともせず、更には人に聞こうともせず、
ただ単にこの時間が過ぎ去れば、そしてまた単位が取れれば、
もはやそのプロセスに対して価値など無いと思っている節がある。

夏目漱石の『こころ』の中に、
「向上心の無い奴は馬鹿だ」
という台詞が出てくるが、これは馬鹿を定義するのにとても適切な表現だと思う。
(最も、馬鹿と言う言葉は考えようによってはいい意味で使われる事もあり、一様に定義するのは乱暴だが)
今現在、対した知識が無かろうが、向上心があれば
一ヵ月後、一年後、そしてさらに先の将来においては改善されている期待が持てる。
逆に向上心が無い人間は、一ヵ月後も一年後も、更に言えば死ぬまで無能のままだ。
今現在有能な人に向上心が無いだけなら、現状維持でどうにかなる。
しかし向上心の無い無能は、もはや無能から抜け出る事のできない役立たずだ。
見方によってはただ国に飼われ、税金をせっせと運び、生かされている奴隷に過ぎない。
もっとも、生まれた段階から有能な人間というのはいないわけだから、
有能な人間は、現在までのある時間において必ず何処かで向上心を持っていた事になる。
向上心のある実力者と、向上心のない能無しでは、差は開く一方だ。

私の周囲にも、実際の知識では今回出てきたような大学生に到底敵わないと思われる中卒の知人がいる。
しかし私は両者と話している感触では、中卒の知人の方が頭がいいと感じる。
何故なら彼は、自分が馬鹿であることを知っているからだ。
中卒と言う事で受ける世間の風、更に自分の将来に対する危機感をひしひしと感じているからか、
勉強せず遊びや女など楽しい事ばかりに現を抜かしているぬるま湯人生大学生に比べ、
未来を本気で憂いでいるからこそ、自分が見えてきたのだと思う。

ソクラテスの有名な言葉に『無知の知』というものがあるが、まさにその通りで
自分が馬鹿だと言うことを悟った人間こそが智者なのである。


何か罵倒と言うより説明文みたいになってしまったね。


しかし、こういう学生が跋扈しているのが今の現実なんだね。学力低下も此処まで来たか。
此処のゼミの構成員が異常なのか、全体的に学生の質が腐ってきているのかはわからないが。
「分数ができない大学生」とか言う記事を見てもう笑えないかもしれない。
このままでは本当に日本は危ないかもしれないなあ。


もう疲れた。こんなところで一人で愚痴っていても、空気相手に戦っている感じだ。
という事で今日はもうここら辺でおしまいにさせてもらうよ。


さて、此処まで読めばわかっただろうが、
もちろん私が写真に目線を入れたのは、言いたい放題の罵詈雑言をぶっ放す為だ。
顔写真と罵詈雑言をセットにすると、肖像権が問題になる可能性が出てくるからな。

私が罵倒した本人がこの日記を読む事はまずありえないだろうが、
もし万一読む事があった時のために、最後にメッセージを残しておく。


長々と散々馬鹿にさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
私に対してとても立腹されていると思います。
ならばその怒りを、学習にぶつけてください。
馬鹿にされて悔しいなら、馬鹿から脱出するしかないのです。
勉強を始めるのに遅すぎると言うことはありません。
此処を見たのを幸いとばかりに、いい機会だと思って上を目指してください。
そして是非、今度は逆の立場で私を馬鹿にしてください。よろしくお願いします。



あと、わざわざya5u5hi氏が自らのblogの中で
同時期に行われた彼のゼミコンについて書いているので、それについて1つ言わせて貰うと

「何ですか?この差は。」

プリクラと言う単語を見て、合コンと言う単語を見て思った。


ya5u5hi氏のゼミは女の子がいていいなぁ、と言うわけではないが(それも少し思ったが)
いや、女の子のなど別にいなくてもいいから、
飲み会は正直、反吐が出るような馬鹿とではなく、
もう少し知性が感じられるような人と願いたいものだ。
最も、今まで私が参加した飲み会では、そういう馬鹿と遭遇する事は無かったから、
今までの境遇が幸せだったのかもしれないね。