2006/11/7 霜月七日




そういえば、この前に苫小牧から帰ってきた時のSきっぷの片割れが残っている。
RailMateで購入したので有効期限は10日間、
行き券の使用開始日が10月29日なので、帰り券は今日までに使わないと有効期間が切れる。
そもそもあの時に必要だったの片道だけだったので、
金券屋でSきっぷフォーのばら売りを買っておけばよかったのだが
その余裕がなく、RailMateのSきっぷを買ったわけだ。

きっぷを無駄にするのは嫌なのと、最近苫小牧に行く機会もあまり無かったので
ふらっと出かけてみる事にする。

雨が降りしきる中、スーパー北斗に乗って苫小牧へ。
苫小牧に着くまでに天候が回復すればいいが・・・・・・。

列車は苫小牧まで俊足で駆ける。苫小牧までの区間利用客も多い。
しかし雨は止まないどころか、益々勢いを増している。


とりあえず駅から南へ向かってみる。雨のせいか、人通りは非常に少ない。

ビルにはアイスホッケーのプリントが為されている。
ちなみに苫小牧市のカントリーサインの絵柄もアイスホッケーだ。

少し西へ。この雨で落葉する樹木も多いんだろうなぁ。

苫小牧駅近くの王子アカシア公園。雨の中ながら紅葉が綺麗だ。背景にも注目。


乗車する列車の時刻が近づいてきたので駅に戻る。
駅の北口には長崎屋がある。札幌からは既に消えてしまった長崎屋。

ちょうど10時、店が開店する時間。シャッター前に並んでいた客は我先にと入っていく。


私はここから東室蘭行きの普通列車に乗る。青葉、糸井とある程度の乗降がある。
苫小牧の市街地から抜け出して少し殺風景になってきたあたりにある錦岡の駅で降りた。

私以外の乗降客なし、無人駅なので車掌さんにきっぷを渡す。
突然辺りに閃光が走る。それから3秒後くらいに空を切り裂くような轟音が。
どうやら雨ばかりではなく、雷まで落ち始めたようだ。
傘なしではあっという間にずぶ濡れになる雨量、とりあえず跨線橋に避難する。

この区間は日本一長い『線路の直線区間』、その線形は芸術さえ感じる。

駅の待合室で小休止。折り返しの列車が来るまで約40分、駅の周りを見て回りたいが、
この雨に雷だ、かなり機動力を失われる。

駅を斜め前方から見た図。バックの背景が無いのは、
線路の向こう側には国道36号線があり、その後ろに海が控えているから。

海はすぐそこなので、晴れていれば海岸まで足を運んだだろうが、この天気では断念せざるを得ない。
特に落雷時の海岸は非常に危険である。なぜなら
・周囲に高い物が無く、傘を差した人間など格好の標的になる
・たとえ自分に落ちなくても、近くに落ちた場合衝撃波で吹っ飛ばされる
・同じく近くに落ちた場合、落ちた雷が地面を伝わってくる
からであり、わざわざ海岸に近づくのは自殺行為とも言えよう。

結局この駅に滞在している間に何度も落雷があり、駅周辺でおとなしくしていた。

折り返しの苫小牧行きが来る数分前には、駅に数人の乗客がやってきた。

ここ錦岡から沼ノ端へと続く、苫小牧市内を貫く室蘭本線、
苫小牧の街は直線的に広がっており、市内に駅数を増やせば
もう少し需要が喚起できるのではないかと思うのだ。
特に苫小牧〜沼ノ端間のジャスコの前をスルーするのは、あまり得策とは思えない。
あそこに室蘭本線と日高本線の新駅ができれば、利用者は少なくないと思う。

さて、雨はいまだに止まないし、そろそろ帰らないと授業に間に合わん。帰りは普通列車だし。
といっても苫小牧から南千歳までは、駅間が長いからかなりの速度で走るし(美々、植苗通過ならなおさら)
南千歳まで行けば、特急退避なしの快速エアポートが札幌まで33分で駆けるので、
特急に乗らなくてもそこそこ軽快に移動できる区間ではある。

そのまま札幌駅を通り過ぎ、発寒駅で降りる。先月末にオープンしたジャスコ発寒店に寄り道だ。

店に入るのになぜか地下駐車場を歩かされるといった不思議なつくりになっていた。
店内は平日の昼間にも係わらず客が多いぜい。一通り売り場を見たのち去る。
雨の中ながら、なかなか楽しめた散策であった。



しかし授業を終えて部室に行くと、モテないのをネタにしている人達が。
が、その内容は聞いてて少々不愉快である。

まあ要約すると
「今まで4人の彼女と付き合いました、でもモテません」
「女からメールが来ます、でもモテません」
「○○○○(もう書くの嫌だ)だけどモテません」
と言うような内容なのだが、
なんだかテストで80点や90点を取った人達が
「いやあ、今回のテストは難しかったね」
「こんな点数、恥ずかしくて人に言えないよ」
と言うような感じで、謙遜している事が非常に嫌みったらしく聞こえるわけだ。

まあ、そんなことで腹を立ててもしょうがないが、例えば世の中には
数ヶ月から2,3年程度の恋人いない暦で「モテない」と言い張る輩が多すぎる。
せめて喪を自慢するなら、恋人いない暦を2桁(2進数じゃないぞ)に到達させてから言え!

と言っている私ですが、私が今度喪を自負すると、喪男板(モテない男性板)にいる人達からは

「女と話す機会があるだけいいじゃないか!」
「てめえのような軟弱者が喪を語るじゃねぇ!!」
「とりあえず女に相手にしてもらえるだけお前の方がよっぽどまし」

などと言われるのは明らかなので、あまり大口を叩くのもここら辺にしておくが
さて、世間一般の「モテない」の定義と、私の「モテない」の定義は、大きく乖離しているのだろうか?
まあ、私が世間の常識から乖離している分野はいっぱいありすぎるから、
いまさら1つくらい乖離している事がわかったところで、驚きもしないがな。



最後にあまり話題とは関係ない写真を2枚ほど。

食堂にて。ENDO氏撮影、AAA画像補正。

U部写真部の部室にて。少々特殊な位置から撮影したので苦笑いする御仁も。