2006/11/21 霜月二十一日



電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!!
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。

数日前、銚子電鉄のWebページのトップに、突如このようなタイトルで緊急警告文が登場した。

銚子電鉄ホームページ

銚子電鉄は千葉県の東端、銚子市内を走る鉄道路線を持つ会社だ。
鉄道路線は銚子〜外川までの短い距離だが、日の出で有名な犬吠埼もあり
特に正月にはたくさんの観光客が訪れる。

地方の鉄道路線にはよくあることだが経営は苦しい。
そのため、銚子電鉄ではぬれ煎餅の販売を行っているのだが、
本業(鉄道業)の売り上げより、ぬれ煎餅の販売の方が利益を上げているという面白い会社なのだ。

が、しかし。今のままだと列車の検査にかかる費用が捻出できず、
運行に支障をきたす可能性があると言う。
鉄道車両にも、自動車と同じく車検があり、車検を通さない車両は走れないのだ。

ことの起こりは、銚子電鉄の元社長が、会社の資金を私的に流用したことから始まる。
そのせいで、ただでさえ厳しかった資金状況をさらに困窮させ、
鉄道会社としては前代未聞のお願いを、Webページ上に掲載する事になったわけだ。


私はこの路線に乗ったことはないが、銚子に行った時にぬれ煎餅は食べた事がある。
醤油の街銚子の名産だけあり、なかなか美味しいお菓子だ。


2004年の写真 もう最後に銚子行ってから2年以上経つんだな。

すでに鉄道マニアの間では、通販でのぬれ煎餅の購入、
関東近郊にあるお店でのぬれ煎餅の購入、実際に銚子に行って乗車など
具体的な行動に動いている人も多い。

私も東京近郊に住んでいるなら、銚子まで行きたいところだが
さすがに北の大地から銚子に向かうのは費用の問題で辛い。
(費用の問題がなければ、日帰りでも全く苦にならないと思うが)
もし関東に行く機会があれば、ちょっと足を運んでみようとは思っている。

もし東京近郊の方で、銚子電鉄を応援してくれる人がいましたら、
是非ぬれ煎餅を購入したり、現地まで行って乗車するなりして下さると助かります。
もし現地に向かうなら、西船橋までメトロで行く、もしくは西船橋で乗車券を分割すると、
運賃が安くなりやすいので、是非ご利用ください。