2006/10/3 神無月三日



本日の日記は、非常に差別的な発言や誹謗中傷が混入している可能性が濃厚です。
そういうのが嫌な方は、閲覧をお控えください。

また、日記作成に係る時間短縮のため、普段の日記においては行っている
推敲作業を極端に省略いたします。そのため文章の前後において
論調がおかしくなったり、不自然な文法などが介在する恐れがあります。
あらかじめご承知おきください。



「人のことを馬鹿という人が馬鹿なんですよ」
小さい頃、誰もが一度は親、もしくは幼稚園や小学校の先生に言われた事がある言葉だろう。
多くは人を馬鹿にする事が無いように、という意図を持って行われる方便であり
実際にそうであるということを伝えたいわけではないだろう。

しかし成長するにすれ、この方便は不合理である事がわかってくる。

世の中には少なからず馬鹿がいる。馬鹿の定義にもよるが、これは疑いようのない事実だろう。
当然ながら、ここで言う馬鹿は、学力レベルによる分類ではない。
東大にだって馬鹿はいるし、北海学園のような四流大学にも頭のキレる人間はいる。
もっとも割合的には、前述の両者とも少数ではあると思うが。

私は馬鹿を馬鹿にしているわけではない。
おっと、これでは文法として変だな。言い方を変えよう。
もとい、私は馬鹿を見下しているわけではない。
馬鹿は馬鹿でも気持ちのいい馬鹿なら、ヘタな秀才よりよっぽど付き合いやすい。
こういう人は自分が馬鹿であることをわかっている。
ソクラテスの無知の知じゃないが、こういう人は突き詰めていけば馬鹿じゃない。

問題なのは、救い様のない馬鹿だ。
自分の中の理想の自分と、自分の本当の姿との乖離が理解できていない、本当の馬鹿だ。
彼らは、自分が馬鹿だと気づいていないから、改善しようと言う努力もしない。
だから一生馬鹿のままだ、馬鹿は死ななきゃ直らないというのは実に言いえて妙だ。


突然話は変わるが、今日のゼミでの話。

今日のゼミも相変わらず酷かった。非常に失礼ではあるが
私の所属しているゼミの構成員は、先ほどの流れを引き継いで言えば、馬鹿ばかりである。
いや、馬鹿なのは私も一緒だが、彼らが学生として一番問題なのは
知らないのに知ろうとしないし、考えようともしない事。
知らない事があれば調べ、わからないことがあればその理由を考えるのが普通である私にとっては
正直最初カルチャーショックであった。

そしてゼミが終わった際、担当の教授が私に
「君はこのゼミのレベルに合わせて、勉強しないなんていうことはダメだよ」
そうおっしゃった。つまり教授はきちんと本質を見抜いていらっしゃる。


話を元に戻そう。
馬鹿である事を知り、馬鹿からの脱出を考えられる人間、
言い方を変えれば、自分のどこに問題があるかを常に考え、自己修正できる人間は
時が経てば自然に良い方向へと変化していく。
世の中こういう人間ばかりならどれほど良い事か。

「人のことを馬鹿という人が馬鹿なんですよ」
というスタートに戻って考えてみよう。これを前提にして考えると
全ての人間が自己修正プログラムを実装しているという性善説となるが実際はどうだろう?
「こいつは今は酷いけど、いつかは気づいてくれるだろう」
全ての人間にこういう期待を持つような正直者が馬鹿を見るという結果からは
このような考え方が、実現不能な理想に過ぎないことがわかる。

ここ最近の私の周囲では、そういった自浄作用に期待した人を裏切るような出来事が続出した。
今まで何度も有言不行を繰り返し、そいつに重要な仕事は任せられないと言う
周囲の評価が完成している所に、以前に散々説教されたのをケロリと忘れて
何の実行根拠も無く、やらせてくれという奴、
私がこの日記で、遠回しではあるが散々その行為について警告しているのにも関わらず、
それを嘲笑うかのように、私の面前でこれ見よがしにそういった行為を繰り返す奴。
ここまで徹底されると、実は馬鹿じゃなく常人では理解できないようなとてつもない計算に基づいて
わざとやっているのではないかとまで勘繰ってしまう。
(馬鹿と天才は紙一重と言うが、こういう意味もあったのか)

正直馬鹿には、一度2ちゃんねるに足を踏み入れて叩かれてもらいたい。
もう、そういう荒療治しか効果はないだろう。
(2chでいくら叩かれても直らない新生馬鹿も嫌と言うほど見てきたが)


「人のことを馬鹿という人が馬鹿なんですよ」
こういう奇麗事は、周囲にリアル馬鹿がいないと言う条件があって始めて成り立つ。
組織の中に空気を読めない馬鹿が一人でも混入していたら、
そいつ一人によって、性善説など脆くも崩れ去る。


私の高校にM田氏という、尻を出すのが挨拶代わり、時には女子の前で全裸になり、
所構わず下ネタ全開、常に教師から怒号が飛んでいた生徒がいた。
彼もも馬鹿ではあったが、周囲からの評価は悪くは無かった。
それは彼が、上で述べた気持ちのいい馬鹿だったから。

もし彼が、周囲の空気を全く読まないただのセクハラ野郎だったら
彼は周囲から疎まれ、嫌われ、蔑まれるだけの存在だっただろう。
絶妙なバランス感覚を持った、馬鹿である事を自覚した馬鹿であったから
多くの教師によく怒られながらも可愛がられ、彼女もできたのだろう。
その点では彼より、私のほうが真の馬鹿だったということだ。


また突然ここで話が飛ぶ。
本日私はパソコンを大学に持っていっていたため、
U部の方々に私の撮影した写真を見せる機会があった。
今回公開したのは、主に旅行中に撮影した、人を絡めつつ撮る私の典型的なパターンの写真。
その撮り方故に、若い女性を無断撮影するような機会も多いのだが、
部員の一人から、「これは盗撮にならないのですか?捕まらないのですか?」
と尋ねられた。倫理的にどうかという問題はあるが、公権力により逮捕されることはありえない。

罪刑法定主義をわかっているのを前提にするが、例えばこいつは北海道の迷惑防止条例の一部だ。

第2条の2
何人も、公共の場所又は公共の乗物にいる者に対し、正当な理由がないのに、
著しくしゅう恥させ、又は不安を覚えさせるような次に掲げる行為をしてはならない。
(1) 衣服等の上から、又は直接身体に触れること。
(2) 衣服等で覆われている身体又は下着をのぞき見し、又は撮影すること。
(3) 写真機等を使用して衣服等を透かして見る方法により、
    衣服等で覆われている身体又は下着の映像を見、又は撮影すること。
(4) 前3号に掲げるもののほか、卑わいな言動をすること。
2 何人も、公衆浴場、公衆便所、公衆が使用することができる更衣室その他
  公衆が通常衣服の全部又は一部を着けない状態でいる場所における当該状態の人の姿態を、
  正当な理由がないのに、撮影してはならない。

条文をよく読んでもらえば、その理由は明らかだろう。


突然何故話が飛んだのか。それはここで私の撮影を正当化するためという理由ではなく
この条文の(4)を見ていただきたいから。
つまり卑猥な言動というのは、それだけで罪になる可能性があるのである。

刑事法は法律の無知を許さないという原則で成り立っているので、
知らなかったでは許されない。だから刑事法においては馬鹿は絶対的に不利なのだ。
馬鹿は免罪符にならない、馬鹿にはこの言葉の意味をかみ締めて欲しい。


そろそろ書き始めてから大分時間も経ったので、今日の日記は終わりだ。
さんざん人のことを馬鹿にしまくったが、
効果が無かった方法を何度も繰り返す私、
わざわざこういう内容をネットと言う開かれた場所に掲載する私、
そして今度こそ更生するのではないかという淡い期待を捨てられない私、
馬鹿であることは明らかだ。
「人のことを馬鹿という人が馬鹿なんですよ」
やっぱりこの命題は真なのかもしれない。

いいさ馬鹿でも、私が馬鹿になる事で周囲が幸せになるのなら。



さて今日の日記の中で、『馬鹿』と言う言葉は何度出てきただろう?
非常に見苦しい文章を最後まで読んでくれた人には、当該馬鹿の代わりにお礼とお詫び申し上げる。


ya5u5hi氏へ 
 アレだけ『もう日記でこの話題についてはやらない』と言ったのに結局やってしまいました。
 火に塩素酸カリウムを投下するような事をしてしまい、申し訳ありません。

資格試験に関する更新を心待ちにしている方々へ
 このような内輪もめ的なネタを、ここにぶちまけてしまい大変心苦しく思っております。
 今後は資格試験に関する情報も、手を抜かずに更新していく所存でございますのでご容赦願います。