2006/10/17 神無月十七日




大学が終わると、私は東豊線に飛び乗った。
相変わらず混雑する車内、札幌ドームでイベントがあるときはいつもこれだ。
最も今日は、私もその混雑を構成する一員なのだが。

本日札幌ドームで行われるのは、日本ハムファイターズの紅白戦である。
ファイターズが札幌に移転してきたから3年経ったが、
その間私は一度も見に行く機会がなかったので、
本日の紅白戦がいい機会だと考えて、行く事にしたのである。

日本ハムファイターズの本拠地である札幌ドームは、
私の家から歩いても地下鉄でも45分くらいのところにある。
野球中継は家でしか見ない私にとっては、札幌ドームでの試合など
国道36号線、羊ヶ丘通り、向ヶ丘通りなどの近隣道路の渋滞を引き起こす存在でしかなかった。
(別に試合が悪いんじゃなくて、公共交通を使わない輩に問題があるのだが)

さて、今年札幌ドームで紅白戦が行われたのはこれが最初ではない。
ファイターズがプレーオフを戦う前にも、同じくドームで紅白戦が行われた。
出来るだけ実際の試合に近い環境でプレーがしたいという要望から、
その日札幌ドームが無料開放され、見たい人は誰でも観戦する事が出来た。
しかし警備などに費用がかかり大赤字となったため、
今回は入場料として募金を求める事にした。金額は寸志で構わないようだ。

という事で88(ヒルマン監督の背番号)円を箱に入れて入場するセコい私であった。
箱の中には結構千円札も入っていたようだけど、適正相場はいくらなのだろう?

札幌ドームの中には、前に見学ツアーの時入ったことがあるが
観客がいっぱい収納されると、やはり雰囲気が違う。

場内のモスバーガーかケンタッキーで食料を調達しようと考えたが、
場外の店舗に比べて価格が高いのな。
同じ物なのにわざわざ高い値段を出して購入するのは私の主義に反するので
ファイターズ弁当でも買うことにした。800円。
立派な箱に入っている点が、なんとなく駅弁に似ている。

同じ理由で120円を超える缶ジュース、150円を超えるペットボトルも私は意地でも買わない。
別に金が勿体無いからというわけではない。
金が勿体無い云々言い出すと、行動できなくなってしまうからな。
“同じ内容が実現できるのに費用が安くなる方法を選択しない”のが嫌なのだ。
なかなかこれを他の人に理解してもらうのは難しいのだがね。
“昼間料金以外でカラオケ”なども忌み嫌う行為の1つなのだが、
場合によっては、“楽しい時間”を買っていると解釈して回避するわけだ。


話がそれたが、食料も調達したので観客席へ。
場内にはファンの歓声とビールを売る声が響き渡り、公式戦さながらの状態だ。(見たこと無いけど)
本日は全ての席が開放されているようだが、前の方は熱心なファンの方で埋め尽くされているので
後ろの方で控えめに応援しようか。
(後ろの子供が私の座っている椅子を蹴飛ばし続けているが、無視しよう)

人気のある選手が出てくるたびに大歓声が沸き起こる札幌ドーム。
それと同時に観客席から焚かれる大量のフラッシュ。
そこでフラッシュ焚いても選手には届かないがな。何がやりたいんだ?
こういった広大な場所で数十メートル離れた被写体に対してフラッシュを使うのは
馬鹿である事をアピールするだけなので、止めましょう。
しかし、百人規模でいるんだねそういう人。
三脚用意して、絞って長時間露光したら面白い画が取れそうな予感。

紅白戦なので、攻めるも守るもファイターズの選手達。
単純計算でも、他のチームとの試合の2倍の選手が出場するので
私のような一見さんにはある意味適切かもしれない。
実際は、公式戦と異なり投手を頻繁にチェンジするので、もっと増える。

外野席では応援団も張り切っている。
赤組と白組、どちらを応援するのかと思ってみていたが、
いずれの攻撃においても打席に立っている選手を応援するのね。


意外だったのが、森本選手、小笠原選手、SHINJO選手、稲葉選手、金子選手などの
レギュラー陣がひしめくチームと、普段は控えに甘んじている選手達のチームで、殆ど差がつかない事。
ただ、両方ともヒット数が少なかったので、投手が頑張ったのかもしれない。

試合途中のYMCAなどもきちんとやるみたい。だけど何で警備員が?

みんなに人気のBrisky the Bear。さて、彼が私の日記の中に出てきたのは初めてではありません。
どこで出てきたかすぐ判るあなたはAAA通ですね、多分。

せっかく全席自由なのだから、バックネット裏へと移動してみる。
この位置はやっぱりいいね。投手と打者が良く見える。
マイケル中村選手のサイドスローから繰り出される投球が滅茶苦茶速く感じた。

私の得意分野はやっぱこれでしょ。観客撮影。
でも現場で見たのに比べると歓喜が伝わらないって事は、まだまだ修行が足りないな。

真ん中右側にいるおじさん、只者じゃないね。私に素早く反応し、この表情でVサインして写るとは。


選手の写真は、パブリシティ権に抵触する恐れがあるので、掲載を控えさせていただきます。



そして6回で試合終了。ダルビッシュ選手や八木選手などの先発投手は出てこなかったが、
試合が終わった後も会場の熱気は最高潮。確かに本番さながらの光景だね。

他の人達が余韻に浸っている間に脱出しようと試みたが、見事に人の群れに包まれてしまった。

来年はレギュラーシーズンの試合も、機会があれば見に行ってみようかと思う。
でも一人で野球観戦というのもちょっと寂しいぞ。



野球の話題はこれまで。これ以降は私のWebページと日記について。
私のサイトには資格試験情報を目当てにしてくる人と、日記の更新を心待ちにしている人の
2つの需要があることは以前に分析の結果わかったことだが
この二者は基本的に融和できない事が最近新たにわかってきた。
今の状態では、日記偏重型更新を続けているが、
私自身としてもそろそろ資格試験コンテンツを増加したい。

日記の更新、これは時間軸の経過より早く行わなければ永遠に終わる事がない。
私のハードディスクの中には部分部分書きかけで、
全体として文章となっていない仕掛品がゴロゴロ転がっているが
できればこれらに日の目を見せてやりたい。が現実は見ての通りだ。

資格試験情報、こちらは正直なところ、範囲が膨大すぎてどこから手をつければいいかわからない。
その結果、何をすればいいのかわからなくて戸惑い、結果として千里の道の一歩がなかなか踏み出せない。
火薬類取扱保安責任者の問題を掲載した時のように、
何か明確な目標があればあとは一気に突っ走れるのだが、
何をやってもいい状態では、うまくリソースを按分する能力に私は欠ける。
そういう意味では、リーダーや経営者向きではないんだな、私は。

あとはそれぞれの反響かな?日記を更新した際には、周囲から何らかのレスポンスが返ってくる事が多い。
それが更に更新の原動力となるという正のスパイラルが起きる。
その効果は、ここ数年のDiaryトップページのの星の数を見比べれば一目瞭然だろう。

しかし資格関係でも、私にメールをくれる人は結構多い。
特に多いのはやはり火薬関係。やはり他サイトに無い物というのは強みではある。
この結果を踏まえて、さらに専売特許となりそうな砂利採取作業主任者、採石作業主任者、
臭気判定士、放射線取扱主任者、ガス主任技術者、高圧ガス製造保安責任者あたりで
過去問題を始めとした情報を掲載して、客層を拡大しようという考えが密かにある。
しかし、少しずつ入力作業等は続けているものの、やっぱり膨大な作業量に忙殺されてしまう。
理想と現実のギャップ、こんなところにも潜んでいるんだねぇ。


それと私にメールを送ってくれる方にお願いがある。
迷惑メールと誤信しないような表題で送信して欲しい。
(『“死”格』の管理人としての私に出す場合でも、私個人への私的なメールだとしてもだ)

今日もこういうケースがあった。
女性名で、表題が「はじめまして、こんにちは。」と来たので、
はいはい、また出会い系からのスパムですか、とスルーしようと思ったが
中を見るとそうではない事が判明と言う事があった。
しかも私にとってはとっても嬉しい申し出であり、放置しなくてよかったけど。

日記を見ていない人も多いだろうけど、
私にメールを送る場合は、できるだけ意図が識別できる表題で送信してください。
お手数でしょうが、改めてよろしくお願いいたします。
(他の人に見られても問題ない内容なら、掲示板もご利用ください。)