2005/9/2 長月二日 September Second





白石界隈をうろついていたら、偶然にもT島氏と遭遇した。
私は普段、札幌市のあちこちをうろついているため、
知っている人と出会うことはあまりないはずである。
確率論的には、同じような場所をうろついている人同士の方が
遭遇する可能性は高いはずだからだ。
さらに言えば、職場が同じである、住んでいる場所が近い、
趣味が共通であるなどの共通要素を除けば、
偶然に遭遇する確率は、誰であろうと同じ程度に確かであるはずだ。

でも現実には良く会う人と、滅多に会わない人がいる。
T島氏偶然遭遇したのは、4月に入ってからこれで3度目、
この期間中に私が偶然に遭遇した回数としてはたぶん最多だろう。
これはいったい何故だろうか?

他に遭遇率が高いのはと言えば、チタン氏、レビン氏、M野氏など全て友人ばかり。
先ほどの理論から言えば、友人だろうが、顔見知り程度だろうが
遭遇する確率は変わらないはずである。でも現実にはそうはいかないようだ。

とくに顕著だと思うのが、高校を卒業して以来
高校時代の同級生の女の子に偶然会ったことがないことである。
先ほど上に揚げた良く会う友人も、全て高校自体に知り合った友人だが
遭遇率を性別が大きく左右することは無いはずである。

ちなみに、予備校時代の同じ教室に同じクラスだった女の子がいたり、
北大祭に行ったら、北大に入った女の子がいたり、
2浪して入った大学の写真部の先輩として会ったりしたのはここでいう偶然とは区別する。
ここで私が言いたい偶然というのは、街中や道端でばったり遭遇することね。

これは天性の喪男としての才能だろうか?それとも、またこれも必然であろうか?
必然だとすれば原因はなんだろう?
確率分布的な部分に必然性があるわけがないので、考えられるのはただ一つ

『私が不審者に見えるので、見つけた段階で知り合いだと思われたくないから逃げている』

これだろうな。自分で言っていてなんだが、何かとっても悲しいぞ。
でも、そうだとしても、私が先に誰かを見つけるケースは排除されないと思うのだが
それも無いんだよな。変だな。だれかこの理由を論理的に説明できる人はいませんか?

と、まぁわけのわからんことを長々と書いたが、
聡明な読者諸君は、私がいったい何を言いたいのかがわかるはずだ。
とりあえず、日記のはずなのに愚痴ばかりになって済まない。


さて、最近街の中でもかなり選挙の色が濃くなってきた。
私が北郷を歩いていると、民主党候補の荒井さとしの選挙演説カーを見つけた。
ここは白石区だが、私の住んでいる豊平区と選挙区が一緒なので
私が投票することが可能な政治家の1人でもある。
良い機会なので、演説を聴いていくことにした。


写真を見ればわかるが、演説を聴いているのはお年寄りばっかりだ。
まぁこの時間に、ここら辺をウロウロしている若い人というのが少ないだけかもしれないが
それにしても、このお年寄り達は、偶然ここに居合わせた人ばかりではなく
立会演説が行なわれると知って、駆けつけた人もいるはずだ。
どうして私と同じくらいの年代には、そう言う人がいないのかなぁ?
そんなんだから、老人が優遇されるような政治になってしまうんだよ。
と言う者の、私もただ単に付近を歩いていてなんとなくやってきただけだ、同じ穴の狢だな。


とりあえず、公職選挙法の条文を熟読してみたが
候補者の写真をWebページに掲載する行為が違反になるようなことはないようなので一安心。
しかし公職選挙法、読んでみれば非常に細かいね。
休憩所を設置するなとか、飲食物を提供するなとか、人気投票するなとか、
ビラの枚数は何枚までだとか、自動車に乗って良いのは3人まで(運転手除く)とか。
興味深かったのは以下の条文

第140条の2
   何人も、選挙運動のため、連呼行為をすることができない。
  ただし、演説会場及び街頭演説(演説を含む。)の場所においてする場合並びに
  午前8時から午後8時までの間に限り、次条の規定により選挙運動のために使用される
  自動車又は船舶の上においてする場合は、この限りでない。

 2 前項ただし書の規定により選挙運動のための連呼行為をする者は、
  学校(学校教育法第1条に規定する学校をいう。以下同じ。)及び病院、
  診療所その他の療養施設の周辺においては、静穏を保持するように努めなければならない。


つまり、学校や病院の近くで連呼しているうるさい候補者がいたらゴルァしてもいいわけだ。
知らなかった。覚えておこう。でも、この法律の225条では
交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀棄し、
その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害することに対し罰則を設けている。
つまり下手にゴルァすると、こっちが捕まる可能性もあるわけだ。


北郷から都心に移動したら、今度は共産党が街のど真ん中で演説をやっていた。

信号が赤になるので、横断歩道の中央分離帯のところで立ち止まったら、運動員がこっちに走ってきて、
「そこから写真を撮ったらダメ、あっちに行きなさい」
と。
「信号赤だから行けないがな」
と言ったら、
「信号変わったらさっさと行きなさい」
と言われ、付近にいた警察官がこっちにやってきてマークされた。
カメラを出したまま歩いていたからな。でも何か気分が悪いので、さっさと帰ることにした。
掲載写真が不適切なのは、遠巻きからしか撮影できなかったからですね。
だって警察官がうるさいんだもん。一応右側中央に選挙カーがあるでしょう。これで許して。


ちなみにここで、私がやってほしい政策等を書いてみる。
今回は郵政民営化ばかりが取り上げられているため、
ここら辺絡みの政策を掲げている候補はいないと思うけどな。

・道路特定財源の廃止
・日本道路公団の民営化及び余計な高速道路の建設中止
・新幹線の早期建設(ただし並行在来線の切り離しは反対)
・車から鉄道、船舶へのモーダルシフト
・郊外型大規模店舗の出店抑制
・源泉分離課税制度の縮小
・中国ODAの撤廃

下の2つを除けば、
『道路中心の政策から鉄道復権の政策への転換』
というキーワードで全てくくれるくらい、私の脳内は単純だ。

そして私が嫌いなのは
『国土交通大臣が党員で、女性専用車を導入させた政党』
まぁ、言うまでもないな。

でも何故か世の中、道路をほしがる人って多いんだよね。
もうそろそろ目の前の利益や便利さばかりを追求する時代は終わりにしてほしいんだけどなぁ。



それと今日、札幌市の総合交通計画部から電話が来た。
「9月4日の自転車持ち込み社会実験の件ですが、マスコミがいっぱい来るみたいなので
 驚かないように連絡しておきます」
とのこと。ということで下手したら、北大受験の時に引き続き
また私の醜態を晒すことになるかもしれない。
もっともマスコミが、私のような香具師は自主規制して映さないことが予想されるが。




あ、そうだ。書き忘れた。この記事は特定の候補を応援する意図は毛頭無いのでよろしく。