2005/8/24 葉月二十四日 August Twenty-Fourth





掲示板で指摘のあった、四級海上無線通信士試験の免状申請のため合同庁舎へ向かったが、
必要書類が足りなかったため、申請用紙の購入のみに留まった。

それはともかく、ヘリコプターが先ほどからずいぶんと空に滞在している。
また何かあったのだろうか?が、対して気にも留めなかった。

札幌駅の南口に行った後、そのまままっすぐ歩いて大通へ向かおうとした。
そこでふと右を見るとおお、西の方角が赤色灯だらけだ。
事故や事件は私の大好物、急げ!

ここからは写真メインでお楽しみ下さい。


夕日が沈む札幌、いつもなら帰宅する客で賑わうこの通りも
今日は異様な雰囲気に包まれている。


立入禁止ライン付近には、同業者(?)らしき人が続々と詰めかけている。
そしてこちらまで、スポンジの焦げたような臭いが漂ってくる。


救急車も多数出動中、怪我人が出たのか?気がかりだ。


野次馬多数、携帯電話のカメラを向けている人も多い。
まあ、カメラを野次馬に向けているのは私くらいだけどな。


マスコミも当然取材に来ていますよね。場所が場所ですし。
左側奥に見えるのはご存じ赤レンガ、そのすぐ近くです。


1人の女性が、平然と立入禁止のテープをくぐっていった所を警官がとがめている様子。
不思議なことに、何故かこういう事するのは私の様な非常識人間じゃないんですよね。
ちゃんと警察官の指示は守ろうぜ。


火災現場付近の道路を確保したため、都心付近の道路は輻輳しております。
ちょうど帰宅時刻とも重なる頃ですしね。


焼けたビルにかかる 今秋OPEN! の垂れ幕。
そうこの建物はまだ新築、営業には使われていなかった。
何故こんなことになってしまったんだろう?


当時、中では多数の作業員が働いていた。みんな何とか脱出してきたようだ。


現場指揮本部にはたくさんの人が犇めく。マスクをしている隊員もいる。
煙がひどかったのだろう。



ここが、無関係な一般人が一番焼損した現場に近づける場所。
少しずつ撮り方を変えて何枚か撮ってみた。
見せ方によって結構雰囲気が変わるでしょ?
ちょっと不謹慎でした。


こいつも立入禁止区域内に突入していった人、
ちょうど自転車の群れが立入禁止区域の中になっちゃったのよね。


最後にまた野次馬。暗いからって現場にフラッシュ炊くなよ、皆さん。
私がフラッシュを使っているのは、邪魔にならないように、野次馬方向だけだからね。
まぁ、野次馬は遠慮無く撮らせていただきます、はい。

これらを撮影するために結構走り回った。

さて、写真撮影だけするのも何なので、付近の人たちのコメントでも集めてみよう。

作業員の声
「なんかウレタンに引火したんだよね、焦げたにおいがすごいね」
「いやぁ、もう完成間近だったのに、これでまたやり直しだよ」
「おれの工具が全てパーだ、まあ逃げ遅れた人はいなかったようだからまだましか」
「あーあ、せっかく綺麗に作ったのに、一瞬で台無しだぁ」
「いやぁ、もうしばらくこんな作業はやりたくないね、恐ろしい」

野次馬の声
「あー、こりゃ凄いなぁ、やっぱり焼けたところはすごいね」
「さっきから立入禁止だけど、いったいいつになったら帰れるのかしら」

こんなものか。順番が逆になったが、事件の概要をかんたんにまとめるとこうだ。

16時45分ごろ、北海道庁より少し北の方にある、
新築中の立体駐車場「タイムズステーション札幌駅前」の1階工事現場から出火
約1時間後に鎮火した。作業員約200人が避難した。軽傷者あり。

さて、こんな感じで他の野次馬との差別化はできたかな?



ということで現場付近を走り回り終え、帰路につき
家のすぐそばまで帰ってきたところで、偶然ダチョウ氏に会った。
「おーいAAA、今ちょっと暇なら公園に来ないか?」
公園に行くと、待っていたのはこの前土曜日にあったばかりの、小学校の頃の同級生だ。
もちろん、こんなところでダチョウ氏と私が遭遇するとは思っていないので
前回に続いて私は、彼らにとって突然の参加者となる。

まぁ、何をやったかと言えば、談笑したり、やけに変化するボールで
バレーボールを楽しんだくらいで、変わったことをしたわけではないのだが、
公園には我々以外に、サッカーボールで遊んでいる謎のオッサンがいた。

何か独り言を喋ってみたり、突然ボールを遠くに蹴飛ばしたり
「誰かこっちにボールをパスしてくれないか?」
と話しかけてきたり。まぁ、たぶん池沼だろう。
昼なら晒しあげに走るんだが、夜間は撮影が困難なので断念。

ちょっと気になったのが、女の子に言われた以下の一言。
「AAAさんの様な人って、周りに他にいないから面白い」
これは褒め言葉でしょうか?それとも嘲笑われているのでしょうか?
私自身も、自分のような人間が多数派じゃないことは理解しているが
決して面白い人間では無いと思う。
過去の話になるが、高校の学校祭の時のクラスPRでも、
他のクラスが例外なく観覧者の士気を上昇させたのに対し、
私だけは全校生徒を一斉に急速冷却したからな。面白いのとは正反対だ。
一般人から見れば、ヲタの行動は新鮮だから面白く見えるとか、
それくらいに解釈しておくか。



18時には帰る予定だったのが、火災と突然の会合で23時30分か。
楽しかったからいいや、といえばそれまでなんだが、楽しいだけでは生きていけない。
勉強時間を食われることは即ち、絶望的な社労士試験のが、
ますます絶望的になることを意味する。

いや、もう合格不可能だと考えた方がいいのかな、今の勉強量では。
ああ、僕はまた、受験料とテキスト代を無駄にしてしまった・・・・・・。