2005/7/2 文月二日 July Second




昨日購入したデジカメを、早速、歩きながら使って、いろいろ試してみることにした。

最初に液晶画面を見ながら操作してみた印象としては、ズームの早さがめちゃくちゃ早い。
MAXの光学12倍まで、ビューンと一直線に向かう。
例えていうなら、ビデオデッキの高速早送りモードというか、
高層ビルの高速エレベーターというか、そんな感じだ。

そして、光学12倍の射程というのが思いのほか長い。
前の10倍と比較しても、明らかに長いのがわかる。
テレ側最大での撮影は、スナイパーライフルで、遠くから狙撃しているような気分を味わえる。
といっても、ゲームでしかやったこと無いけどね、スナイパーライフル。
ただ、人を真っ正面から狙って撮影する際は、この光学12倍でも力不足だろうな。
もっとも、そんな使い方をする人はそんなに多くないだろうが・・・・・・。

さらにこの機種の強みとして、動画撮影機能がある。
640×480、30fpsの動画は、ビデオカメラ顔負けだ。
出かけたついでに、π氏に動画を撮影して見せたら
「何だこの不愉快なくらいの高画質は」
という感想が返ってきた。
今までの私のデジカメでは、あまり動画の画質が良くないので殆ど使う機会は無かったが、
この画質なら積極的に使っていけそうなレベルだ。

静止画撮影中に、ボタン一つで動画撮影モードに入ることができるし、
逆に、動画撮影中に、シャッターを切ることもできるという欲張り設計だ。
ただ、動画撮影中に静止画を撮影すると、その部分で一瞬だけ動画が途切れるみたいだ。
まあ、構造上仕方ないことだけどね。

弱点があるとすれば、512MBのSDメモリカードを用いても、
4分弱しか録画することができないことか。
高画質であるから仕方ないとはいえ、SDメモリカードの内容を、
すぐにハードディスクなどの大容量ディスクに移し替えることができる環境ならともかく、
旅行先など、容量を節約していけなければならない状況では、
大食いの動画を撮影するのは躊躇してしまいそうだ。
デジカメ用ストレージデバイスを用いるという手もあるけどね。


とりあえず、幌平橋を渡りながら、一枚撮影してみる。

前のカメラだったら、ここまで綺麗にはいかなかっただろうな。
どうせなら、デジカメを複数持って行って、同じ条件で撮影し、
画像を比較してみればいいのだろうが、
一つは修理中、一つは出張中、その前のはさすがに世代ギャップがありすぎて
比較対象として用いるのは困難なため、実現できなかった。
もっとも、ここはデジカメ比較サイトじゃないけどな。

すすきのから、他に乗客がいないバスに乗って札幌駅へ。
デジカメ本体には、カメラケースが付属していなかったので、別に購入する。
2640円、昨日安くなった分とだいたい同じくらいか・・・・・・。

近場での撮影なら、カメラを常に手に持って歩けば、
ケースなしでも問題ないような気もするが、
ふとしたことでぶつけたりしそうだし、
常にカメラを出していると、周囲に警戒されそうなので、
やっぱりしまっておく物は必要だろうな。
社会の窓のチャックが壊れた状態が望ましくないのと同じで。

帰りはとりあえず、一番最初に来たバスに乗ってみる。
やってきたのは平和大橋・厚別通経由の北郷5ー3行。
どう間違っても、豊平区方面に帰宅する人が乗るバスでないことは確かだが
北郷、川下から厚別にかけてのあたりは、私が歩いたことがない未踏地域、
よってなんとなく、歩いてみたくなったのである。

今まで札幌市内をあちこち歩き回っていても、
まだまだ未訪問地域や、車で通過したことしかない地域がいっぱい残っている。
やっぱり広いなぁ、札幌市って。今、すべての市町村の中で何位なんだろう?
私の少し前の記憶だと、1位が足寄町、2位が別海町、両方とも北海道ですね。
3位がいわき市、福島県の太平洋側ですね。
これに次ぐ4位だったと記憶しているが、とりあえず最近流行の市町村合併で
高山市と静岡市し抜かされたのは確かだから、現在6位かな?

そう思ったら、昨日浜松市が大規模な合併を行っており
札幌市は7位まで転落している。なんてことだ。
どうせなら札幌市も石狩市、江別市、北広島市を合併して
面積順位の奪還を試みたらどうだろう?
ああ、そういえば石狩市は厚田村と浜益村を合併するんだっけ?
ということは、それも含めて、と。

現在の札幌市、北広島市、江別市、石狩市、厚田村、浜益村の
面積を合算すると2149キロメートル。
高山市の面積が2179平方キロメートルだから、まだ足りないのか・・・・・・。
となれば、当別町を合併だ。これで晴れて札幌市が1位になれる。
南北線が浜益区雄冬まで伸び、札幌市内着の乗車券で学園都市線中小屋駅まで乗車でき、
輪厚まで市内料金でゆうパックを発送できる。
そんな妄想をいつまでも繰り広げているのは、
見ていて気味が悪いし、頭が悪そうに見えるし、行数の無駄なのでやめよう。
いや、頭が悪いのは実際のことかもしれないけど。
しかしそう考えると広いな、高山市って。そんなに無駄に広くて大丈夫なんだろうか?


私は厚別通をひたすらまっすぐ歩いていった。
片側3車線の厚別通は、交通量こそそれなりにあるものの、
店舗などは少なく、かなり暗い。
華やかな国道12号線や国道36号線などとは大違いだ。
車で飛ばすにはいいかもしれないが、あまり歩いていて楽しい道ではない。
位置づけ的には、国道12号線のバイパス的存在なのかもしれないな。


ひたすらまっすぐ歩くと、いつの間にか厚別通から水源地通へと変わっていた。
直進すると月寒、右折したら苗穂、左折したら厚別という看板を見て
一瞬、今自分いる場所がどういう位置関係なのかわからなくなってしまった。
家はまだまだ遠いなぁ、7位に甘んじてしまった札幌市といえど、やっぱり広い。

夕方から出発したため、カメラの性能をきちんと試すことはできなかったが、
前評判通りの性能はありそうで安心した。お日様の下でなら、もっと活躍できそうだなぁ。


ちなみに先日受験した、秘書検定試験の合否速報が本日発表された。
とりあえず何とか2級合格していたみたい。
ほとんど試験勉強しなかったのに、合格していいのだろうか?
といっても、試験勉強は殆どしなかったとはいえ、日頃から一般常識やマナーなどの学習、
そして、試験テクニックなどを蓄積しているので、知識は結構蓄えられていたのだと思う。
自分でいうのもなんだが。

普段から勉強をしていて、試験前に特別勉強を行わなくても
試験に合格できるという状態は、かなり楽だ。
ただ、その楽を享有するためには、事前にコツコツ勉強を積み重ねておく必要がある。
先に勉強するか、後に勉強するかの違いはあれど、
資格試験に合格するためには、何らかの学習は必要だということか。

ただ、ペーパーテストで解答できるのと、それを実践投入できるのはまた別の話。
敬語表現や作法、マナーなど、頭では理解していても
それを必要な場面で実行できるとは限らない。
特に私の場合は、極端なほどに知識・理論先行なので、絶対に無理だろう。

とは言っても、試験で得たことを生かせなければ死格マニアとして失格だ。
少しずつでも、普段から実践して自分の物にすることを心がけた方がいいのだろうか?
しかしその内容は、私の現実との乖離が大きすぎる・・・・・・。