2005/7/14 文月十四日 July Fourteenth



本日3講目終了後、私はすばやく東豊線に飛び乗った。
今日から私の卒業した高校の学校祭、いわゆる月高祭が始まる。
今までは一般公開の日のみしか、月高祭を見に行くことは無かったが、
今回ひょんな事から、クラスパフォーマンスを見に行こうと思った次第である。
なぜか都合の良いことに、4時間目に授業が入っていない。

会場、といっても何の変哲もないグラウンドだが、昔とさして変わらぬ風景が広がっている。
もっとも、私が在校していた際は、これを客観的に見ることは無かったけど。
クラスパフォーマンスは全員参加だったからね。
無関係な第三者としての鑑賞は、これが最初だ。

まずはグラウンドの端っこの方を歩いて様子を見る。
しかし、端っこはちょうどパフォーマンスの裏側になり、
距離も遠いので、あまり良い場所ではない。
保護者の方用の席付近が、もっとも鑑賞に適した特等席となっている。
ということで、必然的な流れで保護者席付近へと移動した。


相変わらずにぎやかですね。そう言えば高校時代のクラパの写真ってどうしたろう?


保護者席付近は、扇状に広がっている円弧のちょうどど真ん中に位置し、
観覧するのには絶好のロケーションではある。
その代わり、既にたくさんのPTAの方々(?)が詰め寄っており、
私が入り込む隙間はなさそうである。
さて、となれば必要に応じてあちこち動き回りながらの、いつもの私の撮影方法で十分か。
おそらくこの祭りの中で、私の事を気にする人など誰もいないだろう。
高校在籍時代と違って、好きな人に見られる恐れもないし。

今回の撮影目標は、参加者全員を公平にまんべんなく撮影する、とでもしよう。
自分が在籍していると、どうしても友人とか、自分が好きな女の子とかばかりに
レンズを向けてしまいがちになるが、第三者としてやってきた今回は
そう言ったしがらみはない。
・つまらないクラスの物より、見ていて楽しいクラスの物の撮影が多くなる。
・ついかわいい女の子に対してレンズを向ける機会が増える
というくらいはあるかもしれない。

なにげにグラウンドを歩いていると、大阪と尼崎の間の先生と遭遇。
この日記を昔から読んでいる人にとっては、『ベンツ』と言った方がわかりやすいか。
いろいろ話す機会があった。ここもいろいろ変わったようだ。
その後、弟の友人で、現在この学校に通う知り合いに突然挨拶された。
すでにこの学校には、教師以外に私のことを知る人はいないと思っていたので、ちょっと驚いた。

全26クラスの発表内容を、ひとつひとつ紹介するのは避けるが、
今年のクラスパフォーマンスは、ハードゲイネタと、女装ネタが流行のようだ。
女装ネタについては、我々が2年次に存在した女装コンテストが復活したらしい。
その影響で、クラスパフォーマンスにも女装を取り入れた物が多いようだ。
未確認情報では、ミスコンの実施も計画されたらしいですが、企画倒れになったとか。

ハードゲイネタの方は、あるクラスの発表で、
ハードゲイに扮した人が飛び出して来て、
観客席のすぐ傍まで走り寄って来たときには、会場は大いに沸き立った。

それが即ちこの写真であるが、この瞬間などに、観客席側を撮影すると面白い写真が撮れる。
観客席の生徒は皆、自然な笑顔をしているからね。
ただそれは、舞台側に侵入しないと撮れないので、諦めざるを得なかったが。
舞台の中で動きながら撮影していた、プロらしきカメラマンも
その点をきちんと考慮して撮影しているとは思うけど、どうだろうな?

ちなみに月高祭クラスパフォーマンスの写真は、掲載し始めればきりがないので
ここには最小限しか掲載しないことにします。

15時40分、そろそろ限界だ。そろそろ帰らないと次の講義に間に合わない。
ちょうどSDメモリカードの空き領域も無くなった。
結局わずか2時間足らずで、300枚以上の画像を撮影してしまった。
まだ数組のパフォーマンスが控えているグラウンドから、脱兎のごとく逃げ出した。
バスと地下鉄を素早く乗継ぎ、講義開始の4分前にはきちんと所定の位置に戻っていた。

講義終了後、例の回数券が有効期限切れになるのを受けて、
ちょっとJRに乗りに出かける。大麻まで乗車しようと思う。
おお、滝川行普通列車がある。ちょうど良い、あれに乗ろう。
滝川行きは711系の運用だよな。久々だなぁ、711系に乗るのは・・・・・・。
って、あれ?滝川行普通列車が、いつの間にか731系になってる。
ってことは峰延、光珠内・・・・・・と、これが行くの?
あの水田地帯を731系が走っていく姿は何となくミスマッチな気がする。

時代の流れだな・・・・・・私が小さかった頃は、711系なんて珍しくもなかった。
しかし今となっては、滝川行の運用ですら、731系にその座を奪われてしまった。
711系自体がまずは札幌口から、そして全路線の運用から去る日も遠くはなさそうだな。
今のうちに、711系の車両と方向幕を撮影しておこうかと思った。
(小樽、ほしみ、手稲、千歳、苫小牧、東室蘭、江別、岩見沢、滝川、旭川で全部かな?)

実はこの711系にはこんな逸話がある。
札幌付近が電化された頃、札幌〜旭川間に電車特急を走らせようという話があった。
その車両に抜擢されたのは、485系という、
国鉄だった当時日本のあちこちで走っていた車両だった。
485系は直流区間も交流区間も走れて、オールラウンドな車両であった。
しかしそんな485系も、北海道の冬には勝てなかった。
485系の特急『いしかり』は度重なる運休が相次ぎ、定時運行することが困難になった。
そんなときでも、711系は寒さに負けず、雪にも負けず、
きっちりとその役割を果たし続けていた。
もともと711系は北海道の気候に逢わせて作られており、
本州からやってきた485系とは違った。
時には札幌〜旭川間を、急行さちかぜとして、特急よりも速く疾走した。
721系や781系(ライラックの車両)などの後継車両には
711系で培った技術がきちんと生かされている。

たとえ肉体は滅びても、その精神は滅ばない。そんな言葉を思い出した。

予定を変更して森林公園で下車し、そこからは清田区経由でバスで帰宅。
厚別区は、まだ乗車したことがないバスばかりなので、
休みが始まったら乗りに行きたいと思った。

家に帰って、先ほど月寒高校で撮影した写真を見ると、
どれも全体的に暗いものばかりだった。
おそらく曇天の中で、ズームばかり使っていたのが原因だと考えられる。
基本的にズームを使うと暗くなるということを忘れていたわけではないが、
専属(?)カメラマンと違って、舞台の中まで入って撮影できる訳じゃないから
どうしても、ズームを使わないと、かなり小さくなってしまう。

ズームを使うのを控えて、ロングの写真ばかりで我慢するか、
シャッタースピードを遅くして、被写体のブレを許容するか、
ISO感度をあげて、粒子の細かさを犠牲にするか、
これらのどの対策も取らずに、暗くなるのを諦めるか、
皆さんならどれを選びます?(被写体の性質にも寄りますけど)


それと学校祭がらみで久々に、懸賞広告を打ってみる。
札幌では、7月16日、17日の両日に集中して、各高校で学校祭が行われます。
私は今年、せっかくなので、多くの学校の学校祭をハシゴしてみようと思います。
今まで、月寒高校と北海高校以外の学校祭を見たことがなく、
他のところのものがどんな感じなのか、見てみたいと考えたからです。
ということで懸賞となるクイズの内容は

私が今月17日までの間に、どれだけの学校の学校祭を見ることができるか?

です。学校祭の開催時間中にその学校に行けば、見たことにします。

正解者の中から抽選で1名様に、3000円分の商品券をプレゼント。

応募条件 これを見た人 商品券を送られても困らない人

クイズの答えにハンドルネームなど私が識別できる情報なら何でもいいので付記して
メールで送ってください。下に一応メール発信リンクがありますが、
私のメールアドレスならどれに送ってもいいです。
クイズの答え送付用

もちろん札幌市と言っても広いです。
しかし私の予定では、端から端まで札幌市を大横断するようなことはしません。
地図で位置関係や道路、交通機関などを調べ、効率よく固め打ちしようと思っています。
たくさん巡ろうとすれば、移動時間がかかってしまいますが、
学校祭の開催時間は、銀行の営業時間程度しかありません。
よって、その貴重な時間をそんなに移動時間に充てないでしょう。
学校巡りが目的じゃなくて、学校祭を見るのが目的ですからね。、

応募者がいるのかわからないけど、応募すればおそらく、結構当選確率は高いですよ。

締め切りは、7月18日の24時としますか。
前回、私が日記をアップロードするまでという曖昧な条件にした結果、
応募が締め切りに間に合わなかった方がいらっしゃいましたので。
それではご応募お待ちしております。