2005/6/26 水無月二十六日 June Twenty-Sixth



今日は写真展に展示する写真の搬入の日。
だが私の手元にはきちんとした作品がない。
昨日焼いた写真は、ほとんど段階露光による試作段階であり、使えない。
ということは、本日17時までに、新たに写真をプリントし、
洗浄、乾燥させ、ギャラリーまで運ばなければならない。

とりあえず家をでる。しかし何かいつもよりイライラする。何故だろう?
ヨドバシカメラに行って、廉価版のインスタント写真用パネルを調達し、
写真をプリントするため、大学へ。

さっぽろ駅では、視覚障害者を誘導する訓練が行われていた。
スタッフらしき人が数名、鉄道マニアのごとくホームを徘徊している。
そして参加者の人は、誘導する人とアイマスクをつけて誘導される人の
ペアになって各乗降口に並んでいた。


部室についてみたら誰も居ない。しかもプリント用現像液が切れている。
そういや、昨日の夜の段階で、プリント用現像液切らしたのでした。
よく考えると一晩の間に補給されているわけが無いよな。
昨日干していった、“使えない写真”を回収して、この場を去った。

ギャラリーに行ってみると、そこには人がいっぱい。
部室に人が居なかったのは、こちらに人員が移動していたからだったようだ。
みんな作品の展示中で、木枠を使う人、厚紙に貼っている人、
空中から吊るす人、きちんとした額にはめてくる人、
一見すると無造作に置いているだけのように見えるようにしている人、いろいろだ。

が、しかし。今から現像液を調達して大学に戻り、写真をプリント、洗浄、乾燥していては
今日の17時には間に合わないのではないかと言う指摘をいただいた。
そして、白黒写真を展示している人が多いので、彩りという点で
カラー写真を展示してくれた方がいい、とも言われた。

カラー写真だったら、昨日カメラのキタムラでプリントしてもらった9枚が手元にある。
ただし、内容に統一性がないが、この際そういうことを言っている場合ではない。
そもそも私の写真の撮り方自体、ほとんど纏まりがなく、
適当に何でも撮っているといった感じなので、ある意味こちらの方が自然かもしれない。
ということで白黒は中止して、カラー写真を6枚展示することにした。

展示中の写真には表題も何もつけていないが、それぞれの写真の題材はこんな感じか。

・吹雪の中のふるさと銀河線
・夜の上利別駅
・四日市駅の女子高生
・さいたま新都心と埼京線
・水納島から見た伊江島
・能登半島恋路海岸

あえて、ここには画像を掲載しません。
見たい人は、南3西1 和田ビル2階 ギャラリーユリイカ まで来てください。
11:00〜19:00 但し最終日は17:00まで ですのでご注意を。
こんなところで宣伝しても、宣伝効果0だと思うけどね。
それ以前に、インターネットの性質上、これを見ている人の多くは
そう簡単に札幌に来ることができないと思うので、
写真展が終了したら、展示した写真の元になった画像を、
終了日又はその翌日の日記に掲載しようと思います。

とりあえず何とか作品(?)を貼り終え、札幌ファクトリー方面へと歩く。
やっぱり、なぜかイライラするなぁ・・・・・・。
特にストレスがかかるような事はしていないと思うけどなぁ・・・・・・。

いつもと違うことと言えば、手元にいつものデジタルカメラが無いことだけど・・・・・・。
もしかして、ニコチン依存症やアルコール依存症のように、撮影依存症にかかっている?
まさかね・・・・・・しかし、あながち冗談とも言い切れないのが怖い。

旧型のデジタルカメラは手元にある。
しかし、光学10倍に慣れてしまっているため、思ったように写真が撮れない。
さらに昨日の、スマートメディアデータの消失。
今後、同じようなエラーが発生しないとは限らないので、気軽に写真を撮れない。
いくら撮影しても、データが破壊されてしまっては水の泡、絶好の撮影機会を逃したより悲しい。
そして銀塩フィルムのかぶりによるランダムエラーと違って、
デジタルメディアの場合、全データ丸ごと吹っ飛ぶから恐ろしい。

とりあえず、外をうろついていても不愉快になるだけなので、さっさと引きこもることにした。
早く元気になって戻って来いよ・・・・・・。