2005/5/13 皐月十三日 May Thirteenth






昨日の日記で、桜を謳歌すると書いたとおり
今日は、札幌市内のあちこちの桜を見に行こうと思う。
ただ、その点において少し気になるのは、私の撮影技術。

私の得意とする(?)ジャンルである晒し上げなら、
撮影技術などは特に要求されず、そこでカメラを向けられるか、という度胸と、
周囲の目も気にしない鈍感さと非常識さ、そして何か言われたりした時の危機回避能力、
これらが重要な要素になるが、花相手の撮影にはそんな能力は何の役にも立たない。
もっとも、写真に期待してここを見ている人などいないと思うので
その点の心配は皆無か。普段どおりにやらせてもらおう。
本日は少し写真の量を多くして、文章を削減しております。

少し遅れること10時30分、まずは真駒内公園に向けて出発。
天気にも恵まれ、絶好の散策日和である。
真駒内公園は、かなり広い公園で、過去に札幌オリンピックの時に利用された施設がある。

さて、肝心の桜はと言うと、それなりに咲いている木もあるけど、
全体的にはまだまだ蕾だらけの木が多い。
ただ本日は、たくさんの小学生がオリエンテーリングで
この公園を訪れているようでとっても賑やかである。


キックベースをやっているクラス、だるまさんがころんだをやっているクラス
カタキをやっているクラス、まあいろいろだ。
ここぞとばかりに張り切っている男の子、先生を集中狙いする男の子、
徹底的に仕切りたがる女の子、先生の方を揉んでいる女の子など、いろいろいるが
時代が変われど、小学生はあまり変わらないな。
まだ男子と女子の間に、まだそんなに垣根がない頃。
いつからだろうなぁ、男女の間に心の壁が構築されてしまうのは。
私にとってはもう既に8年以上前の事か。


しばらく小学生を撮影していたが、誰も私の存在を意識する子供はいない。
きっと遊ぶのに夢中で、関係ない人の事など眼中にないのだろう。
撮影しかしない無害な人、と判断したから、警戒する必要もないと彼らは判断したのだろう。
もし私が、ナイフとかを持っていれば、間違いなく緊張状態になっただろう。

それにしてもやっぱり、プロのカメラマンって凄いなぁ。
私が小学生の時は、スナップ写真なんてあれで当たり前だ、と思っていたが、
撮る側に回ってみると、瞬間を捉えるのはとっても難しい。楽しかったけどね。

真駒内公園:少し時期尚早
真駒内公園へおいでの方は『真駒内競技場前』のバス停で降りると便利です。

彼らの姿に、私の小学生時代の思い出を重ね合わせて回想に耽っていた為、
予定より大幅に時間を消費してしまった。さて、次はどこの桜を見に行こうか?
出来るだけ近くがいいな。ということで思いついたのは藻南公園。

真駒内公園から藻南公園へはバス1本ですぐ行ける。
ここに来たのは、高校2年時の炊事遠足以来だな。
藻南橋のあたりにふらっと立ち寄ったことはあったけど。

公園には、ご丁寧にも『花見広場』というのがあるようなので行ってみたが
ここも、まだまだ見頃には程遠いみたい。
そして、『花見広場』の地面には、
おそらく昨年の台風で倒れたと思われる木が、あちこちに詰まれている。
あまり、花見をする雰囲気じゃないなぁ。アウトドアを楽しんでいる人はいたけど。


花はあまり見られなかったが、こんなものが見られた。

土木工事ではない、融雪である。この石灰石のように見えるものは雪なのだ。

藻南公園:少し時期尚早
藻南公園へおいでの方は『藻南公園前』のバス停で降りられると便利です。(そのまんまだな)

次の目的地は、天神山緑地に決めた。札幌の意外な桜の名所だったりする。

後から来た藻岩高校前行の中央バスに乗って、少しでも座っている時間を長くする。
予想通り途中で、先に出たじょうてつバスを追い抜いた。

230号線を北へ北へ。あ、何か事故が発生している。
バスを乗り換えないとならないので途中で降りて、
さてと次行こ・・・・・・お゛お゛お゛お゛、国道230号線南行、大渋滞。
原因は間違いなく、さっき見た事故だろう。

ちょうど、真駒内本町を通るバスが前にいるのだが、車の流れより歩いたほうが早いのだ。
進まない車列にイライラしている人たちを尻目に、私は悠然と追い越していく。
彼らはおそらく、どうして渋滞しているかも知らないはず。
道路上での車と歩行者の上下関係が、この瞬間だけ過去に戻った。

ちなみに支線は渋滞していなかったので、藻岩橋上でバスに追い越された。

真駒内本町から利用するのは、私がいつも大学に行くのに利用しているバス。
目的地の目の前を通る、平岸先回りが目の前で行ってしまったので、
後から出る中の島先回りに乗車したが得策ではなかった。
なぜなら、その後から来た平岸先回りのバスに追いつかれてしまったからである。
途中、自衛隊の敷地の中にも桜があったが入れないのでパス。

天神山緑地へ行くと、またもや中途半端にしか咲いていない。
またか・・・・・・札幌の南の方はまだまだ咲いていないのかな?
そう思って、登った時とは別の方、建物のあるあたりに行くと・・・・・・、

満開とまでは行かないものの、見頃の桜が結構あるぞ。
ということで、シートを広げてお弁当を食べている人、のんびりデートしている人、
油絵を描いている人、ベンチでまったりしている人、いろいろ来ているようだ。

ここから北の方を見れば、JRタワーを始めとした、都心部のビル群を見ることができる。
家から近くにある割には、あんまり来る機会がないけど
改めて見ると、なかなか楽しい場所である。
下のほうには、ジンギスカンを食べられるアサヒビール百景園があるので
グループで来た場合などは、そちらに寄っていくのもいいかもね。

こういう日記を書いていて思うことがある。
せっかくだから、札幌の情報を集めて資料にしたい。
でも、死格試験に関する内容の更新でさえ間々ならない現状だしなぁ。

天神山緑地:そろそろ見頃
天神山へおいでの方は『平岸1条16』のバス停で降りられると便利です。

天神山から出て、南平岸駅へと向かう最中、
昨日の『旭山さんかく公園』には勝てないけど、少し面白い公園を見つけた。
その名も『平岸シェルター公園』。
核戦争から逃れる為の施設のような名前だが、
実際は単に、地下鉄のシェルターの下にあると言うだけである。
札幌の地下鉄が、地上部分でシェルターが設けられているのは、勿論冬季の豪雪対策である。

南平岸駅から、ちょうどいい時間に出るバスがあったので少し寄り道してみる。
二つ目のバス停で降りて、平岸高校の方に向かうとそこには桜が並ぶ道があった。


地下鉄の中では、先ほど真駒内公園で会った子供たちがいた。
座席がびっしり埋まっていたが、私が乗ってくるなり
「おい、人来たぞ」
「はやく立って譲れ譲れ」
こんな会話が展開され、1人が
「どうぞ」
と言って私に席を譲ろうとした。正直、まだ座席を譲ってもらう歳ではないので
「いえいえ、結構ですよ」
と言って断ったが、ちょっと考えてみた。アナウンスでは
「お年寄り、体の不自由な方には席をお譲りください」
とある。このお年寄りの意味する所は何か、言葉を咀嚼してみよう。
年齢の絶対値で評価した場合、60歳以上か、65歳以上か知らないけど
特に老人のことを指すと考えて間違いないだろう。
でも、相対値で考えたらどうなるか?
小学生からすれば、私のほうが歳を取っている。つまり小学生より年寄りだ。
ということは、小学生が私に席を譲ろうとする行為は、別に変ではないということになる。
なんて、ここまで捻くれて考えなくてもいいよね。

中島公園で、運良く2分でバスに乗り換えられたので、
今日も懲りずに旭山記念公園を目指してみる。
バスをうまく乗り換えることにより、スムーズに旭山記念公園に着いたのだが
ちょっとした理由につき、中に入るのは今回もまた断念。
折り返しのバスを途中で降りたところにも、桜の木を発見。


円山公園はこの前行ったので、バスに乗って公園の裏の方に行ってみようと思う。
総合グラウンドとか、動物園がある方面だ。
バスターミナルに行くと、ちょうどいい具合にバスが止まっている。

行ってみたのはいいが、思ったより桜はなかった。
これは円山西町にあるマンション近傍にある桜。


大通からは少し歩くことにする。
大通公園では、たくさんの人が春の陽気を楽しんでいる。
芝生に寝ている人、ベンチで語り合っているカップル、
ギターを演奏している人、踊っている人、
巡回している警察官の写真を撮っているおじさん、いろんな人がいる。


少しずつ、日が暮れてきた。次の目的地はモエレ沼公園、
札幌のかなり端の方にある大きな公園だ。
イサム・ノグチ氏が設計した札幌を代表する公園の1つであるが、如何せんアクセスが不便だ。
ここに行くのは、高校3年の時の高校生クイズ選手権以来であろうか?

環状通東からバスに乗る方法と、新道東からバスに乗る方法があるが
今回は、環状通東駅から乗り換えることにする。
ちょうど発車間際の豊畑行のバスが待っている。
さっきから結構、バスの乗継がスムーズだ。
最初は、立たなければならないほど混雑していたが、
終点の豊畑に着いた時点で乗客は私だけであった。

豊畑から歩いてモエレ沼公園へと移動するが、5月にしては、とても風が冷たい。
日も暮れてきた。桜も咲いていないようだし、温度が下がってきて寒い。
せっかく来ておいてなんだが、次に来るバスに乗って、さっさと去ることにする。

モエレ沼公園へおいでの方は『モエレ公園東口』のバス停で降りると便利です。
一つ前の『豊畑』で終点となるバスも多いので、そこから歩くのもいいかもしれません。

その後、中沼小学校通を経て、モエレ沼公園を一周する形で新道東駅へと向かう。
既に日は沈みかけている、今から別の所に移動しても既に真っ暗だろう。
よって今日はこれにて終了。
今日で締切のビジネス電話検定試験の申し込みをして、帰ることにする。

ちなみに今日の移動履歴は、以下の通りである。
最初の方は、きちんと目的に沿って最適な行動をとっていたけど、
最後の方になって、無駄な移動が多くなった。
平岸〜真駒内南北線
真駒内駅前〜真駒内競技場前じょうてつバス
真駒内競技場前〜藻南公園前じょうてつバス
川沿10条2〜藻岩高校前中央バス
藻岩高校前〜南33西11じょうてつバス
真駒内本町〜中の島1条10じょうてつバス
平岸1条20〜平岸1条16じょうてつバス
南平岸駅〜平岸7条13中央バス
南平岸〜中島公園南北線
中島公園駅〜界川JRバス
界川〜旭山公園前JRバス
旭山公園前〜南7西25JRバス
円山公園駅前〜円山西町1丁目JRバス
総合グランド前〜円山公園駅前JRバス
西18丁目〜大通東西線
北13条東〜環状通東東豊線
環状通東駅〜豊畑中央バス
モエレ公園東口〜中沼小学校通中央バス
中沼小学校通〜新道東中央バス
新道東〜栄町東豊線
栄町〜さっぽろ東豊線
さっぽろ〜月寒中央東豊線
月寒中央駅〜豊平郵便局中央バス
美園〜学園前東豊線
学園前駅〜平岸駅前じょうてつバス
ということで昨日の懸賞の答えは『25回』でした。 残念ながら、ピッタリの方も、前後賞の方も居られませんでしたけどね。 応募者が少なすぎるので、該当者なしなんていう事態が生じるわけですがね。 またしばらくしたら、ひそかに懸賞企画を実施すると思いますので その際はまたご応募お待ちしております。 そして、文章を削減すると言っておきながら削減できなかったことについて反省。