2005/11/19 霜月十九日 November Nineteenth






11月19日(土) 札幌駅
コンビニキヨスク西コンコース南側
第1回10:00〜 第2回14:00〜


これは今日の日程の一部である。何の日程かと言えば
札幌駅に伝説の(?)鉄ヲタ、横見浩彦氏がやってくる。


さて、横見浩彦氏を知らない人の為に軽く説明。
まあ簡単に言ってしまうと、『究極の鉄道ヲタクの1人』だ。
何が究極かと言えば、彼は日本全国にある9800あまりの全ての駅で乗降しているということ。
(その後の新駅開業により、現在は一部の駅が未乗降となっているが)
私も含めて数多いる鉄道マニアの中でも、全ての駅で乗降したことがあるのは
彼の他にはあと1人しか存在が確認されていない。

さらに、現在小学館の月刊誌IKKIに掲載されているノンフィクション鉄道情報漫画、
『鉄子の旅』で、旅の案内人を務めている。
月刊IKKI

漫画の内容の説明などを始めるときりがないので、ここら辺で留めておく。
詳しくは横見氏本人のWebページに掲載されていることであるし。
横見浩彦WEB鉄道


せっかく札幌に来るのだし、祭り好きの私が行かない手はない。
そう思っていると、起きたのは14:30、まずい・・・・・・。
でも14:00〜 となっていることだし、しばらくはイベントをやっているだろう。
札幌駅に急行する。空は暗く、外は雪混じりの雨。

15時25分、札幌駅到着。第2回開始から、既に1時間25分が経過している。
もうイベントは終わっているだろうか?
たぶんあそこのキヨスクだよな・・・・・・、ん?
何かいつもは見かけないのぼりと、白い服を着た人の集団がいますよ・・・・・・。
あれだ、間違いない。素早く接近する。


「さあ、見ていくだけでも構いませんので是非見ていってください」
「駅の日めくりカレンダー、旅行好きな方は是非買っていってください」
「この商品が売られるのは今日だけです、この機会をお見逃し無く」
にわかにヲタに扮したスタッフが、声を張り上げる。

あれ?でも横見氏はどこだ?白い服を着た人たちを見渡して見るも、いない。
いったいどこに・・・・・・と思いきや、横見氏だけ1人、黒いジャケットを着ていた。

接客のスタッフを無視して、まっすぐ横見氏の元へ向かう。
「横見さんですね」
「はい」
「いつもWebページ拝見しています。札幌に来るというので駆けつけました」
「あ、そうですか、どうも」
『鉄子の旅』では、ずいぶんテンションが高い人として描かれている横見氏だが、
今日は冷めていたのか、それともあれが本当の姿なのか知らないが、冷静だった。
周りの取り巻きはずいぶん賑やかだから、その温度差がさらに際だった。

横見氏自身も、自分の日記で、こういう販促イベントは苦手だと語っているし、
鉄道と関わっていないときは、あれで通常なのかもしれない。
又はただ単に、私が“女の子じゃない”からかもしれない。
『鉄子の旅』の中での描写を元に考えると、それが一番正解に近いような気がする。
まあ、そういう対応も予想して、誰か女の子を連れていった方が面白いかなと思っただが、
とりあえず私の知り合いには、横見氏を見たい女の子なんていないだろうし、
後で何を言われるかわからないので、結局一人で来ることにした。
(・・・・・・とかなんとか言ってみるけど、私に女の子の友人がいるはずもないことは、
 前から日記を見ている人はご存じのはずだ。
 いや、鉄板に貼ったリンクから来た人もそう思っているか。)

雑談はそこまでにして、カレンダーを購入することにする。
周りのスタッフが何かいろいろ言っているが、そこで横見氏が一言。

「せっかくだから、2つ」

うーむ、保存用と分けて2つ購入してもいいのだが、
ただでさえ乱雑に物が散らかる我が家で、物を保存するというのは無理だ。
ということで購入は1つにしておく、そして横見氏のサインを入れてもらう。

ちょっと手間取っていたけど、『鉄子の旅』で描かれていたように悩み続けるということはなく、
サイン入りカレンダー入手。さてと、どこで使おうか・・・・・・。


その後、山手線開業80周年記念グッズのストラップについてちょっと話を交わした後、
一緒に写真撮影をお願いする。横見氏、快く(かどうかはしらんが)了承してくれた。
常時携帯のデジカメをスタッフに渡し、撮影を依頼する。

のはいいのだが、ここは札幌駅改札口付近の、非常に人通りが多い場所。
目の前を通る若者達が、こっちを向いてヒソヒソしているわけだが。
無理もないよな。横見氏の存在を知らない人にとっては、ただのヲタの2ショットだから。

後から写真を確認すると、私の方が少しだけ横見氏より背が高いみたい。
何となく画像加工してみる。

横見氏にお礼を言って、その場を離れようとすると、スタッフの方が
「せっかくですから村井さんとも撮影していかれませんか?」
と。村井さん?誰だそれは?
「うーん、知らないなあ、誰ですかそれは?」
と私が渋そうに言うと、スタッフがフォローして
「女優さんですよ、女優さん。今日のドラマにも出てますよ」
「ねぇ、せっかくだから撮影していきましょうよ」
と。あ、もしかして、横見氏と一緒にポスターの左側に写っていた人か?
さらに、同じようなことをスタッフが村井さんに対してもお願いしている。
「いや、いいですよ。何か強要したみたいで悪いし・・・・・・」
と村井さん。何か私が空気読めなかったせいで、おかしな流れになってしまったぞ。

その後、改めて私から撮影を依頼。
さっきのヲタ2ショットとは違って、ヒソヒソされることはなかった。
スタッフの人が、別のデジタルカメラでその様子を撮影していたけど
こんな写真、何に使うんだろうね。

同じく画像加工してみる。犯罪者みたいで何か嫌だ・・・・・・。

ということで、村井美樹さんとも記念撮影したわけだが、この人って有名なのかね?
有名人と撮影すると、その写真の掲載に当たって肖像権云々がうるさいからなあ。
一般人の写真なら、肖像権の配慮などせずに遠慮無くバカスカ掲載している私だが、
パブリシティ権が絡む可能性のある写真は慎重にならざるを得ない。
実際、それが原因でWebサイト1つ潰されているわけだし・・・・・・。
(ということで画像加工しました、バランスを取るために私自身のも画像加工しました)

ちなみにこの模様を撮影してWebページに掲載することは横見氏には伝えてあります。
彼自身が、Webページ掲載の写真に対しては、被写体の承認主義をとっているようなので、
今回はこちらもそれに従うことにしました。
(よく考えると、横見氏本人との写真は許可があるのか不明なのでやはり画像加工)

ということでその後の様子。
写真ではわかりにくいが、ヲタに扮したスタッフの方は
“横見さんお面(?)”を付けている。
見ていたところ、まずまずの売れ行きのようだ。



さて、今日の要件はこれで終了なのだが、ここまで来るためにドニチカきっぷを買ってしまった。
単純往復だと利用金額480円で、500円に満たない。

ということで無意味に地下鉄琴似駅へと行くことにする。
1、2、3・・・・・・よし、これで元は取った!


琴似駅に降り立つと、駅の雰囲気が変わったことに気付く。
以前は、何というか、もっと暗い感じの駅(実際に照明が暗かった)だったのだが、
照明が変更されたらしく、蛍光灯の昼白色が際だつようになっており、すこしは雰囲気が改善された。

地下鉄琴似駅ホーム。以前の画像がないと、変わったと言ってもわからんな。
私は以前の、暗い雰囲気が好きだったけどな。

ホームから上がり、改札を出ると、そこの雰囲気は以前と同じだった。

異なる場所だが、これが対比用の写真となり得るかな?


明日は簿記検定だが、途中で買ったボジョレヌーボーの不味さにやられ
直前の学習意欲がかなり減衰してしまった。また敵前逃亡するかも。
誰だよ、ヌーボーをフルーティーなんて表現したのは。
葡萄ジュースの方がよっぽどフルーティだよ。保存状態が悪かったのか?


最後に、購入したサイン入り日めくりカレンダー。
私の名前が書かれている部分はちょっと画像修正してあります。