2005/10/31 神無月三十一日 October Thirty-First




2ヶ月間お世話になった、中央バスの株主乗車証とも今日でお別れ。
いや、乗車証自体は手元に残すこともできるが、有効期限が今日で切れる。

ということで今日は、高丘という高速バス上にあるバス停へ行こうと思う。
北海道で高速道路上にあるバス停は、小樽方面が『見晴』『新光』、
旭川方面が『野幌』『高速栗沢』『東山』『高速茶志内』
『砂川吉野』『砂川石山』『高速江部乙』『高速納内』、
そして室蘭方面が『輪厚』『北恵庭』『恵庭』『高丘』『高速竹浦』である。
中央バス以外のバス停は把握していないで、もしかしたら他にもあるかもしれないが、
私のこのうち、高丘以外は全て乗降している。
となると、せっかくだから全部制覇したいと思うではないか。

となれば15時発の高速むろらん号、これに乗車したい。
これに乗るためには例のごとく、14時40分発の白30、これで地下鉄白石駅へ、
その後白23で白石本通2丁目へ、そう乗り継げばいい。


さて、そろそろ家を出よう。とその時、
「すみません、配達記録郵便です。印鑑お願いします」
おお、何て最悪なタイミングで!無視して出ていくわけにもいかないし・・・・・・。

ほら、また乗る予定だったバスが目の前を通っていった。
今日は家に自転車が無いから、この前室蘭に行ったときのような技は使えないしな。
仕方なく後続の平50で、福住へと向かうことにした。

月寒・福住・清田区から南郷、大谷地へと抜けるルートはたくさんある。
ただ、系統がばらけているため、どのルートが一番早いかはわからない。
多くの系統のバスの時刻を完全に覚えていれば話は別だが。
そう言う意味では、網目のようになっているのも困りものだな。
結局は間に合わないと判断したので、福住で一旦降りた。

このバスに間に合わないと、高丘から帰ってくるバスが無くなりかねないので計画変更する。
他に、私が乗ったことが無く、乗ってみたかった中央バス路線は

・小樽定山渓線
・滝野線+有明線
・千歳支笏湖線
・高速ニセコ号
・高速しゃこたん号

千歳支笏湖線以外、今からじゃ無理だな。
ということで千歳へ向かうため、空港連絡バスに乗る。


ふう。この空港連絡バスもよく乗ったな。
そして高速道路から優雅に眺めるこの景色もこれで最後か。
さすがに2000円払ってまで、無意味に空港往復はしないだろうし、
空港利用時は、余裕が無くてJR利用か、すでに真っ暗な夜だろうし。
千歳I.Cから出ようとするその瞬間、乗車予定だった高速むろらん号が追い越していった。

本来は、高丘に行ってから来る予定だった新千歳空港、
何日か前の日記には、とくに訳もなく空港に来るのはこれが最後だろうみたいな事を書いていたが
あれからまた事情が変わった。
新千歳空港に展示されている数機の模型飛行機、
これらがスペース不足を理由に、10月末、つまり本日をもって撤去されるのである。
係の人によると、正確には11月4日までの間に行うという話だが。

空港には後からも来るので、とりあえず支笏湖に行こう。
支笏湖行のバスは、千歳市内まではけっこう人が乗っていたが
支笏湖病院前という、支笏湖から20キロくらい離れたバス停から先は運転手と2人旅だ。
ここから先は深い森の中をいく一本道、
『第三発電所』とか『第一発電所』とかいうバス停があるけど、だれか乗降するのかな?
国道453号との合流点にあるバス停の名前は、その名も『分岐点』
もう少しまともな名前は無かったのか?

そしてすっかり日が落ちた支笏湖に到着。
店も既に閉店している。なんか恐ろしく寂しい。
「折り返しは次のバスが最終です、5分後に発車します」
せっかく支笏湖に来たのはいいが、5分しか時間がないようだ。
湖面を見る時間はあるだろうか?とりあえず走れ!


・・・・・・湖の周りも真っ暗だ。何しに来たのか良くわからんな。
こちらからのバスは乗客がいた。こんな真っ暗な支笏湖で、いったい何をしていたのだろう?
途中、無灯火で走っている危ない車がいてびっくりした。故障車のようだ。

わざと空港の1つ前のバス停で降り、歩く。余り意味はない。

さて、再び空港へ戻ってきた。まだまだ時間に余裕はある。飛行機の模型巡りをしよう。

飛行機の模型のそばにはスタンプが設置されており、スタンプラリーも行われている。
子供の頃は、空港での待ち時間の間、良くやったものだ。
(何か最近になってからもやった気がするが)
模型を見るのが目的だが、ついでだからスタンプも押していこうか。

途中、土産物屋で、ジャガポックルなる物を見つけた。
私は知らなかったが、何か有名らしい。一家族様2つまでの限定商品となっている。
品切れになっていたが、ちょうど係の人が段ボールを担いできて補給してくれたので買ってみる。


さてと、以下は模型飛行機の写真。既に一部は撤去されてしまっている。



模型巡り完了。長い間お疲れ様でした。
設置されている場所は空港のかなり端のほうで、邪魔になるとは思わないけど
撤去されるというなら仕方ない。誰か引き取り手はいないのかな?



そして私の株主乗車証の有効期間も、あと4時間余り。
最後の乗車路線は、新千歳空港発大谷地経由の麻生行。運転しているのは夜だけ。
千歳から高速に入り、札幌南で降りて、再び大谷地から高速に入って、札幌北で降りるという、
北海道では珍しい、2度高速道路を使う路線。

さらば新千歳空港、さらば模型飛行機、さらば乗り放題・・・・・・。
札幌の灯りを眺めることつかの間、バスは麻生バスターミナルに到着した。

それにしても良く乗ったなぁ。ニートだった去年の倍近く利用していると思う。
また来年も道央地区にいるようなら、利用したい物だ。



そういえば、今日は計量士試験の締切日だ。
運行管理者試験との日程重複で、どちらを受けるか迷っていたが、
現段階で基礎講習を受けていない以上、運行管理者の受験は回避することにした。

そして一般計量士試験を受験することにしたのだが、問題は試験地。
試験日の3月5日は私の誕生日の前後1週間以内、
その頃の私は間違いなく、飛行機でどこかをうろついているだろう。
さらに、だ。その時期の札幌はまだ冬、場合によっては吹雪く可能性もある。
安易に札幌を試験地にしていいものか?たぶん良くない。
でも、だとしたらどこにするか?

東京は試験会場が早稲田大学、一度行ったことがあるが、結構歩いた。
さらに都心の宿泊地を確保するのは高い。受験者が多い。却下。
大阪は関西学院大学、これも一度行ったな。
これも受験者多そうだし、阪急は混雑するだろうし。却下。
となればあえて沖縄か?あの時期の沖縄は暖かいし。
しかし、もし札幌沖縄直行便が取れないとどうなる?乗り換えると往復5万はかかる。
さらに、札幌と温度差がありすぎて、体調を崩す可能性もあり得る。

雪が降らなくて、受験者が少なそうで、旅行の行程に組み込みやすくて
あまり私が行かない地方・・・・・・うーん、どれも一長一短だな。
迷ってもしょうがない、ズバッと決めてしまおう。






高松






北海道から四国経済産業局宛に、一通の郵便が送られた。
・・・・・・また私は一歩アホに近づいた。