2005/1/26 睦月二十六日 January Twenty-Sixth



本日インターネットを巡回していると、朝日新聞の記事で久々のヒットを見つけた。
こんな文章である。

(以下引用)

新幹線の早さ凶暴さ感じる 

 ケアマネージャー 香川 博司 (広島県福山市 53歳) 

 娘と共に20日近いインド、バングラディッシュの旅を終えて、
 新幹線で東京から福山へ帰るのに、たまたま「のぞみ」に乗った。 

 私は、そのスピードに一種の凶暴さを感じた。 
 旅先では連日、スマトラ沖地震による被災の様子が大々的に報じられており、
 天災にいかに人間社会が無力なのかを伝えていた。 
 新潟県中越地震で新幹線が大惨事を危うく免れたばかりなのに、このすさまじいスピードはなんだろう。 

 日本の社会は天災に遭っても、スピードを更に高めていくことでしか維持できなくなっているのだろうか。 
 インドは列車の脱線がよく起こるし、よく遅れる。また、列車もきれいとはいえない。 
 しかしどことなく安心して乗れた。 

 私は日本で新幹線に乗るのはもうやめた。あのスピードは社会の凶暴さ、危うさを感じる。
 このスピードからはもう降りる。

(引用終わり)

不朽の名作、『サービス三流 懲りた新幹線』に匹敵する面白さである。
(『サービス三流 懲りた新幹線』については一番下に掲載しておきました)

入試に強い朝日新聞、といいますけど、この文章を国語の試験問題に出されたら
大抵の受験生は困惑すると思いますよ。
この人はインドから日本にどうやって帰ってきたんでしょう?
よく脱線する列車の方が安全って、常識に反しませんか?

ちなみにこの投稿者の方、これ以外にも摩訶不思議な文章を書いているようだ。
これとか↓
http://members.jcom.home.ne.jp/kashii-ke/babel/04-10/wind.htm
たまにならこういう文章も読んでいて面白いけど、こういうのばかりになったら
日本語読解能力に支障がありそうだ。
まさか朝日新聞も、わざとたまにそういう餌を撒いている?


再び巡回を再開する。知り合いのうたまん氏のサイトに行くと、
自宅に殺人予告の手紙が届いたという話題で盛り上がっている。
正直、羨ましい。個人でWebサイトの管理者やってて殺人予告が届くなんて
ある意味最高の賛辞ではないだろうか?わざわざ住所や本名を調べて、
自らが逮捕されるリスクを負ってまで行うなんて。
私も一度は貰ってみたい物である。
誰かの恨みを買いたいとか、そういうことを言っている訳ではないので念のため。
と言うことで、暇があれば誰か面白いお手紙を私にも送ってくださいな。
どうせなら消印とかマイナーな方がいいな、ミステリアスで。備後落合局とか。
何て言って送ってくれる人なんて、いるわけがないでしょ?
ということで、殺人予告が来るって言うのは思いのほか凄いことだと思いますよ。
別に郵便なら殺人予告じゃなくてもいいけど。
ということで、私にも不審なお手紙が届くよう、頑張ってみますか。
何てふざけた事を言っていて、爆発物とか洒落で済まない物を送りつけられたら困るけど。


最後に、サービス三流 懲りた新幹線の文を貼っておく

(以下引用)

 主婦 佐藤安子 (岐阜県 59歳)


 3月下旬、2泊3日の東京巡りをして、たくさんの楽しい思い出を胸に、東京発「ひかり」に飛び乗りました。
 空席が多かったので荷物を右の座席に置いて腰を下ろしました。
 
 その時、車掌さんがけんさつに来ました。
 私の切符を見て、4千円余りを支払って下さいとの事でした。

 グリーン車でした。

 財布の中は2千円少々しか入っていませんでした。
 
 自由席を3両歩きましたが、全部満席。
 疲れが出て、それ以上空席を探す気になれません。

 出入り口のドア近くにバッグを置いて腰掛け、足は対面の壁にくっつけて疲れを癒しながら考えました。
 
 切符は、金券ショップの格安店3点を回って買った9300円のものです。
 車掌さんは横を通っても声をかけるでもなく、むなしい1時間50分でした。

 180円の切符を買っても「ありがとうございます」という言葉をかけてくれる
 私鉄の駅員さんがいるかと思えば、JRは1万円近い切符でも空席の案内もありません。

 二度とJR新幹線は利用したくありません。
 サービスは三流です。