2005/1/15 睦月十五日 January Fifteenth



センター試験前の絶望的な無気力も、日記を書いたら少しやる気が回復した。
2ちゃんねるでくだらないことを書くと、チラシの裏に・・・・・・などと言われるが、
たとえチラシの裏に何かを書きなぐったとしても、多少の効果はあると思われる。

ということで最後の悪あがきを開始する。何をやろうか?
ここは英語と物理をやることにする。
午前3時30分、悪あがき終了。あとは睡眠時間に当てる。

睡眠時間はギリギリまで取る。起きたら試験会場に直行だ。
試験会場入り口で、わざと受験票を見せずに強行突破を試みたら何人かが追っかけてきたが
そのまま全速力で逃げ切れば、十分に逃げ切れるレベルだ。
集合時間に遅刻して、堂々と入っていく。
試験開始のベルが鳴るとき、1人でゴソゴソやっていたから、
他の受験者には迷惑だったかもしれない。
『韓国語』に丸をつけておいたので、別冊子が配られるが、使うつもりは毛頭ない。試験監督に
試験科目に○をつけてくださいといわれるも、
「試験問題を見てから決めます」で、流しておきながら
試験開始後は迷わず『英語』に手をつける。
さて、どこから行こうか?まずは第1問アクセント問題、そこまで深く考えずに攻略する。
次に第2問に取り掛かるが、ここで大幅に無駄に時間を消費してしまった。
今の私にとってはここの問題なんてただの運試しなんだから、
適当にマークを塗って先に進むか、問題を無視して先に進むかしろということは
頭の中ではわかっているのだが、長い間試験から離れていた為か、それを実践できなかった。
このタイムロスは、後半の長文を解く時間を大きく奪ったと確信、
第3問を飛ばして第4問に先に取り掛かることにした。第4問はそれなりには解けたような気がした。
この時点で試験時間は残り30分くらい。第5問に着手する。
名手Patなどの伏兵がいるかもしれないので、慎重に進む。
これといった伏兵はなく、切り抜けたがここで試験時間残り10分の宣告。
時間的に第3問、第6問のどちらかは切り捨てなければならない。
とりあえず、すべての未解答問題を適当に塗りつぶした後、第6問の文章を読むことにする。
適当に塗った答えが違っていることに気づいたら、その都度消して塗りなおす。
結局第6問の半分くらいまでいったところで試験終了、
実力不足は言うまでもないが、第2問切り捨て第6問優先でやっていれば
もう少し得点できたかもしれない。


ちなみに試験会場の様子

次の地理歴史までの時間、少しうろうろする。
今日の体調だと、下手に今から何かを詰め込むより、
疲れた頭をニュートラルに戻してやったほうがいい結果が出るだろうと判断した。
今回は、集合時間までに着席、鉛筆、消しゴム、時計、そして鋏。
ペンケースの中身を出したら、何となく鋏が出てきたので、机の上に置いてみた。
当然だが、試験監督の目に留まる。
「あの、鋏はしまってください」
「鉛筆削りとして使うんですけど」
考えていたわけではないのに、咄嗟にその言葉が出た。
「鉛筆削り・・・・・・ですか」
その人は、傍にいた別の試験監督に
「〜らしいんですが、どうしますか?」
と声をかけ、しばらく協議した後
「まぁ、いいんじゃないの?」
と言われたので、
「わかりました、出しておいて結構です」
ということになった。
その後、別の試験監督がまた
「えーと、鋏はしまってください」
と言ってきたので、
「鉛筆削りとして使用するんですけど」
と言うと、
「・・・・・・わかりました。出しておいて結構です」
となった。こういう展開を意図したわけではないが、鋏ってなかなか性能のいい釣り針ですね。
となると、ワイヤストリッパを持ち込んで鉛筆削りと言ったらどうなるかを
試してみたくなるが、そこまでやると明らかに故意なのでやめておこう。
そもそも、試験監督の中にはがワイヤストリッパを見たことがない人がいそうだし、
逆に本来の使い方を知っている人も必ずいるだろうし、使えないような気もする。
さて、地理歴史の試験が開始、私は世界史Bと地理Bの問題を見比べてみる。
日本史は学習時間が他の2科目に比べて大幅に少ないので選択肢に入れない。
結果、地理の方が簡単そうだし、得意でもあるので地理を選択することにした。
今回の地理は、冷静に分析すれば解けるような問題が多く、簡単な印象を受ける。
何かけっこう得点できそう。どうかな?
最後の方の問題で、伊勢鉄道キターと思う余裕もあった。

2科目が終わって昼食の時間。私は玄関横の窓際に座って食べる。
当然こんなところで食事をする奇特な方は、他にはいないので、係員に
「そんなところで食べなくても、控え室で食べてもいいですよ」
にと言われる。
「てもいいですよ、ということはここで食べても問題ないんですよね?」
「ええ、かまいませんけど・・・・・・」
となれば勿論、ここで食べる。

昼休み中 隣接する高校に退避する高校生

次の科目は物理又は総合理科の理科1。
ところがここで今日の睡眠時間が少ないので、眠気が襲ってきた。
この状態で、物理に挑むのは困難かもしれない。
待てよ?そういえば、理科が三科目になったから、ここで総合理科受けても、
生物を受験すればいいのではないか?
ということで、物理はやめて総合理科を解くことにする。
勝利を確信して受験した一昨年と違って、完封するのは無理そうだが。
それにしてもこの時間は受験者が少なめだなぁ。

得点科目である化学が入る理科2を受ける前には、眠気を払っておかなければならない。
外に出て、少々軽めの運動をしてくる。
ここでの選択科目は、迷うことなく化学TB、できるだけ点を稼ぎたいところだ。
問題を空けると、なんか少し出題傾向が変わったような印象というか違和感を感じた。
難しいわけではない、むしろ易しいような感じもするのだが異質な感じがするのである。
しかし私自身にも、往年のキレがない。老けたか?
全く勉強しなければ、こうなるのは当然か。

本日最終科目、理科3。生物TBを選択する。
この科目も苦戦。生物はこれといって得意だったわけでもないから、
1年間も保守を怠れば錆だらけになるのは自明である。
特に中盤あたりなんかは誤答のオンパレードになっていることが容易に伺える内容だった。
これで本日の全日程を終了、科目が進むに連れてここに書いた文章量が減っているのは
私の気力に比例しているからだろう、きっと。

帰りは、ちょうどいい時間のバスがあるようなのでバスに乗ることにしてみる。
しかし、どうも遅延しているようでなかなかやってこない。
と、そこで突然、隣でバスを待つ2人組から話しかけられた。
「あの、代ゼミで会いませんでしたか?」
不意に話しかけられたのでビックリしたが、
「そうかもしれませんね、失礼ながら私は覚えておりませんけど」
と答える。話をしたところ、この2人は私の出身校、中の島中学校の先輩と後輩のようだ。
バスケットボール部の所属だったようで、私と同期である
M野氏とか、K藤氏とか、K森氏などの事を知っていたが
私が在籍していたコンピューター部の存在は知らなかったようだ。そしてバスを降りたあと、
「つらいだろうけど、お互いがんばろうな」
と言って去っていった。
何か、去年のセンター試験の時も誰かに、代ゼミにいましたよね?と声をかけられた記憶があるが
殆ど顔を出さなかったにもかかわらず、顔を覚えられているのだろうか?
代ゼミの中では、珍奇な行動を取ったり、目立つようなことをした覚えはないんだけどなぁ。
とりあえず、帰った明日の対策としてまずは睡眠をとろう。
採点は、明日が終わってからでも十分だ。