2005/1/10 睦月十日 January Tenth
本日、成人の日。わが町札幌市では、この暦通りに成人式が行われる。
今年は私も参加者である。最初で最後だがな。
にもかかわらず、深夜にＦｌａｓｈ作成の続きを行う。
この態度は受験生としてもどうかと思うが、さっさと完成品させてタスクを減らしたいのだ。
素材として利用する為、各国の『あなたを愛してします』に当たる表現を調べてみたが
『Ｉ ｌｏｖｅ ｙｏｕ』を調べたサイトはいっぱいあるみたいで、さほど苦労はしないと思ったが
サイト間で不整合が間々あり、少々時間がかかるのと、
ロシア語とかギリシャ語とか、普通に文字列に入力すると間隔が空いてしまうので
一文字一文字修正していかなければならない。
昔作っていた今週の一言に比べれば楽ではあるが。
しかし、みんな各国の言葉を調べるときは『Ｉｃｈ ｌｉｅｂｅ ｄｉｃｈ』なんだね。
あと、『Ｂｏｎｊｏｕｒ』か。画一的で面白くない。
たとえば正解の『ウホッ、いい男』、『やらないか』を特集したサイトとかは見当たらない。
そっちの方が面白いと思うのだがなぁ。
さて、成人式はお昼過ぎ、１４時から。１３時を少し回ったところでＫ．Ｋ氏から連絡が入る。
Ｋ．Ｋ氏と合流し、ちょっと時間が足りないのでタクシー利用だ。
タクシー運転手も、成人式の参加者だとすぐにわかったようで、自らの時の体験を語ってくれた。
札幌で１回、北見で１回の招待状が来たようだが、両方とも行かなかったとか。
そういえば、今は年度別の成人式となっているようだけど、昔は暦年ごとの成人式だったらしいね。
ということは、どこかにその切り替え地点があるわけで、
その年に該当した場合２回招待状が来るのだろうか？
ほどなく式場に到着。外の誘導員が、何か言いたそうにしているが、
私がのんびりＪＡＬマイレージバンクの申請をしていて
いつまでたってもタクシーが動かないので困っていた。どうやら邪魔だったようだ。
式場に入ると、何かここだけ別世界ですね。振袖姿の女性がこれだけ一同に揃うのは
一年の中でもこの日だけであろう。
でも振袖に茶髪や金髪というのは似合わん。私が黒髪好きだからかもしれないが、とにかく合わん。
別に外国人を馬鹿にしているわけではありませんが、
やっぱり日本人女性に合う髪の色は黒だと思うんですよ。
紫に染めている香具師までいる。紫髪はアニメの中だけにしてほしい。
中学校時代の友人Ｏ嶋氏などと合流し、用意された座席に座る。
自由着席方式だが、後ろの方の座席はとってつけたかのようなパイプ椅子、
普通の椅子だけでは数が足りなかったのだろうが、もう少し何とかならなかっただろうか？
そして成人式が開幕した。誰も歌わない国歌斉唱から始まり、式は進行していく。
実施委員会会長の富田勝也氏も豊平区長の小田桐久信氏も
コンサドーレが何だの、日本ハムが何だののありきたりな事しか言わなかったわけだが、
少しだけ面白いことがあった。
祝辞
本日かねて成人式を迎えられた皆さんおめでとうございます。
平成十七年豊平区成人式の開催にあたり
実施委員会を代表いたしまして、心からお喜びとお祝いを申し上げます。
（本当に心からかな？）
さて、みなさんが二十歳となった昨年はいろいろなことがありました。
（まだ二十歳になってませんが何か）
子供が犠牲となった悲惨な事件や
過去には考えられなかった電話を使っての詐欺まがいの事件など
（詐欺まがいじゃなくて、れっきとした詐欺だよ）
心が寒々とするようなことが記憶に残りました。
また大きな災害にも見舞われた年でもあり、震度７を記録した新潟中越地震や、
過去最大となる年間十回もの台風が上陸したことによる被害など、
札幌でも観測史上最大となる強風に襲われ、大きな被害が発生した年でもありました。
（スマトラ島沖地震はスルーですか）
しかし皆さんご承知のとおり、昨年はこのような暗いニュースばかりではなく
日本中が熱中したアテネオリンピックで 金メダル１６個を獲得した日本選手団の活躍や、
北海道勢として初めて、駒大苫小牧が甲子園で優勝し
真紅の大優勝旗が津軽海峡を超えるなど、明るい話題も数多く記憶に残っております。
また我々が住んでおります豊平区の札幌ドームを、本拠地として活躍しているコンサドーレ札幌は
残念ながらＪＲに昇格はなりませんでしたが、
（ん？）
天皇杯で準々決勝に進出の活躍を見せ来期に大きな期待を膨らませてくれました。
一方昨年から本拠地を札幌ドームに移してシーズンを迎えた、
北海道日本ハムファイターズは最終成績こそ三位でしたが
プレーオフに進出する活躍を見せ我々豊平区民はもとより
北海道全体に大きな夢と希望を与えてくれました。
本日お集まりの皆さんをはじめとして晴れの成人の日を迎えた方々も
昨年活躍した方々に負けない無限の可能性を秘めております。
無限の可能性を秘めている今だからこそ、若者らしい直向な純粋さを失わずに
自分の夢を追い続けていただき、さまざまなことに挑戦していただきたいと思います。
その際に経験するであろうたくさんのことにより、幅広い視野を養うと共に
自分の才能や経験を今後の社会に役立てていただきたいと思います。
もちろん、その際には、社会のルールやマナーを尊重し 他人に対しての優しさや思いやりを忘れずに
心にゆとりを持った大人として活躍されますよう期待しております。
本日からみなさんは、輝く未来にむかって第一歩を踏み出すことになりますが
（今が第一歩では遅すぎますよ）
その第一歩が自分自身の力によって（識別不能）信じて力強く踏み出していただきたいと思います。
終わりに本日ご列席いただきましたご来賓の皆様、
この成人式を実施するにあたってご協力を賜りました方々に、深くお礼を申し上げますと共に
新成人のみなさんのご健康とご活躍をお祈りいたしまして、お祝いの言葉といたします。
平成十七年一月十日 豊平区成人の日行事実行委員会会長 富田勝也
一部録音データの不明瞭により再現できなかったが、起こしてみた。
どうやらこれによると、コンサドーレ札幌が昇格すると鉄道会社になるらしい。
わざわざこれだけのために、テープ起こししたのは大いなる無駄だったような気もする。
小田桐氏の内容も似たような物なのでもうやらない。
来賓の名前には石崎岳、岩本允、高木繁光（面倒なので以下敬称略）など議員ばかりだったが
民主党の荒井聡が居なかった。事務所が豊平区にあるのに来ないのか、残念だ。
選挙区が白石区、清田区にも亙るので、そちらに出向いているのかもしれない。
それはいいのだが、後ろの方で座らずに立っている奴がやけに騒がしい。
座席の供給数は足りていると思うのだが、積み残しが大量に出ている。
私は座席が連続していないのが原因だと思ったが、Ｋ．Ｋ氏の意見だと
式を催す方は座ってほしいが参加したほうが座りたくないと言う情報の不一致が原因だと言う。
前に登場した方々や、それを聞く参加者、さらには後ろではしゃぎ回っていたり
記念撮影をしている奴らを片っぱしから撮影している私の方が実はうざったい存在かもしれないが。
片っぱしから撮影した結果のうち一枚
このあと中学生の選手宣誓並みの文を読まされる犠牲者による新成人のことばのち閉式、
プログラム通り２０分で式は終了した。
この後、コンサドールズとファイターズガールによるダンスがあるようだ。
ここでいくらかの人が退場していく。競馬のメインレースの後に平場戦があるように
ピークの分散を図るのが目的だと思われる。私は一応見ていくことにする。
まず最初にコンサドールズがドーレ君と一緒に踊るみたいだ。
２年前なら他の香具師を押しのけてでもいい位置を確保していたかもしれないが、
今のメンバーには正直興味ない。もっとも２年前は存在すら知らなかったがね。
あーあ、２年前に気付いていればなぁ･･････。
とりあえず会場のカメラマンと一緒に、写真撮影に興じることにする。
ファイターズガールの演戯も終わると、中の人が大変そうな豊平区のマスコットの着ぐるみが出てくる。
そして写真撮影会へと移っていくわけだが、何か違うイベントみたいだな。
新聞社のカメラマンも必死に写真撮影しているし。
そこのカメラマン、靴脱いで椅子に上がってるのはお前だけだぞ。
そして私がその靴を蹴飛ばしてしまった為、
「戻せ」
と半分キレたような感じで言われる。靴を戻すと、なぜかその記者と睨み合いをすることに。そして
「あ、まだ何かあるの？」
とやはり不愉快そうな口調で言ってきたが、私の手の録音機が
赤く光っていることに気付いたらしく、逃げるように去って言った。訳わからん。
あとは朝日の記者がアンケートを取ったりしているうちに人がだんだん減っていく。
イベント終了、あとは各自帰るだけ。
豊平区のマスコット『こりん』並びにBrisky the Bear及びファイターズガール
同じく『めーたん』並びにドーレ君及びコンサドールズ
ふふふ、今年の成人式も滞りなく終了したと思って胸を撫で下ろしている運営係の諸君
安心するのはまだ早い。これから私が君たちが予想もしない行動をしてやる。
ということで運営係がやっている後片付けの仕事を奪ってやることにする。
早速気付いた係員がこっちにやってきて、
「君、我々がやるから片付けはいいよ」
「いや、そこを敢えてやるのが面白いんです」
「ありがたいけど、我々がやるから、ね。」
と言われて止める私ではない。黙々とごみを拾い続ける。
しかし、パンフレットのごみがあちこちに落ちているのはわかるが、
なんで煙草の吸殻があちこちに散乱してるのよ。禁煙場所で煙草すうんじゃねぇゴルァ。
そういう奴は光電式スポット型感知器（煙感知器の一種）の感度上げて、
スプリンクラー作動させて水浸しにしてやった方がいいんじゃないか？
それはともかく、携帯電話の落し物ないかな。あれを見つけると個人情（ゲフンゲフン）･･････。
じゃなくて、何となく次に面白いことが起こりそうな気がしない？
残念ながら携帯電話はなかった。レンズ付フィルムの落し物はあったけど。
それは会場係員に渡しておいたが、その少し後で女の子が
「使い捨てカメラの忘れ物、ありませんでしたか？」
と言ってやってきたので、係員に渡さない方が良かったかもね･･････。（嘘です）
散らかっていたごみも粗方片付け終わった後、こんどはホテルの係が椅子を撤収しはじめた。
もちろん私もこれに加勢する。やはりホテルの係員がこちらにやってきて、
「あの、お客様。これはホテルの仕事ですので結構ですよ」
「いや、そこを敢えてやるのが面白いんです」
「ええと、会場の撤収は私たちがやりますから大丈夫ですよ」
「もしかして私がここにいると迷惑ですか？迷惑だというんなら止めますが」
「迷惑とまではいいませんが、まあホテルの仕事ですので」
「わかりました、それでは失礼します」
ということで会場から脱出。小さな反乱、あえなく失敗に終わる。
このままずっと居座って不退去とかもマスメディア的には面白いかもしれないが、やらない。
まあとりあえず、煙草の吸殻やビールの空き缶をたくさん集めたから良しとしよう。
会場後方に発泡酒を飲みかけで放置した香具師、きちんと責任もって持って帰れ。
その後は予想通り、小学校、中学校時代一緒だった人たちに遭遇した。
一部高校時代の同級生もいたが、基本的に区が同じ小中と比べるとやはり少なめだ。
「ずいぶん背が伸びたな」と言われるのはいいが、
「今何やってるの」の問に答えるのは少々憚られた。
結局は「何もやってないよ」と答えるしかないのだが。
ニートでもいいが、定義の中に入るのかどうか、微妙かな、と。
変わったところでは中学校時代の好きな人を聞いてきた人もいた。
結局、会う人会う人皆に「がんばれよ」と言われた。仕方ないわな。
誰か知っている人を探して彷徨っていると突然私のところに女の子が数人来て
「○○さん、一緒に写真お願いします」（○○には私の苗字の前２字が入る）
と言われた。不意をつかれたので唖然としていると隣に来て、
連れが写真を撮ったかと思うと、疾風怒濤のごとく去っていってしまった。
写真を撮られるのは一向に構わないが、（私自身が人の写真を無断で大量に撮っているし）
何で私と一緒に撮ろうとするんだろう？晒し上げなら、別に一緒に写る必要はないよね･･････。
第一、その人の事を私は多分知らない。変なところで有名になっているのかなぁ･･････。
その後も別の女の子に一緒に写真に写ってくれと言われるが、何かメリットあるのかな？
私自身は、誰かと一緒に写真に写ると言うことに価値を見出さないから理由はわからないが、
一緒に写真に入ってくれと言われて悪い気はしない。･･････ん、もしかして釣られましたか？
ちなみに振袖姿の同世代より、ホテルのお姉さんの方が
かわいいと感じたのは意外だ。（そうでもないか）
式場から人は少しずつ減ってはいるようだが、なかなか少なくはならない。
この減り方は、放射性元素の半減期に似ているような気がする。
資格試験とかだと、殆どが一気に出て行って、すぐに閑散となるものだが。
そういう意味では面白い減り方である。
終わってもまだまだ人大杉
無料バスですすきの駅を経由して帰ることに。
式場の中にはあれほど犇いていた振袖姿の人も、ここに来るとまったく見かけない。
みなさん、さっさと家に帰ったのかな？
平岸までＫ．Ｋ氏、Ｏ嶋氏と共に、そこで解散する。
残念だ、式は無風だった。メルカプタンでも撒けば間違いなく大騒ぎだったろうが、犯罪と紙一重だな。
私としては壇上で暴れるような低レベルな手法ではなく、ホテルの音響系統を乗っ取って
又吉イエス氏の演説を流すとか、照明をすべて落として真っ暗にするとかそういうのが面白いと思う。
明らかに威力業務妨害だがな。
今日のニュースを見ると、オホーツクが踏切事故起こしとる。
さらにくま川鉄道と阪急でも踏切事故がおきているみたい。
踏切事故を起こすと車は数十〜数百メートル引き摺られているようで、
中の人はほとんど助からないし、万一生き延びても莫大な損害賠償が待っている。
どこかの議員が、踏切前での一時停止を廃止せよとかほざいていたが、
そんなことをしたらますます踏切事故が増えるだけだろう。
列車相手に立ち向っても勝てるはずがないので、列車が通過するまで待ちましょう。